日向坂46ドキュメンタリー映画「希望と絶望」が批判される理由はない
公開前から賛否両論の日向坂46のドキュメンタリー映画第2弾
「そこまで映す必要があるのか?」
多くのファンは明るいだけが日向坂では無いということは周知の事実。
そして3つ目の坂道グループでありつつその恩恵は受けづらく、自らの力で切り開いてきた部分がある。
ファンには4期生の加入で全員選抜が終わるのでは?という声が多い。
本当に終わって欲しくないのだろうか?
終わって欲しくないのであれば、その人たちはこのドキュメンタリーを否定することはできない。
全員選抜だからこそ、全員に負担がかかる。
選抜という風に分けないとベースとなる負担が均等になる。
そこから、人気のメンバーは更に活動が多くなる。
ヒット祈願のチアも描かれるのであろう。
個人的にはとてもよかったヒット祈願だったが、批判も多かった。
でも、これが全員選抜という事。
夏場のケヤフェスも批判があった。
でも、これが全員選抜ということ。
ずっとステージに立たないといけない。
負担を減らすには、曲数を減らし、MCを長くする必要がある。
そんなライブに期待以上の盛り上がりはあるだろうか?
"絶望"という言葉のインパクト
もう1つは絶望という言葉のインパクトであろう。
そもそも、これは東京ドームが延期になった2年間を描く物語。
個人的にもこのタイトルは納得いった。
なぜなら、年末に控えた東京ドームという希望。
それが、先の見えないコロナの中で一瞬にして絶望へと変わる。
この2年間の多くは絶望だ。
先の見えない世の中、増える感染者数、絶体絶命のエンタメ業界。
このドキュメンタリーは、日向坂46という狭いコミュニティだけではなく、コロナ禍の2年間のエンタメ業界の戦いでもある。
普通の会社員でさえ世の中が変わった2年。
全イベント中止、無観客、制限の中のライブ。
そんな絶望を味わったエンタメ業界のドキュメンタリーでもある。
終わりに
今後、コロナ禍のドキュメンタリーは増えていくと思う。
その中で、先陣を切って公開される日向坂46のドキュメンタリー。
東京ドームという目標のゴールを、コロナという大きな障害が阻み、奮闘した2年間。
感動の涙、悲しみの涙、それは日向坂46に対してだけではなくて、自分自身の2年間を思い出して涙することにもなるんだろう。
この映画と真っ向から向き合おう