瀬谷フェスティバルに行ってきました②
昨晩は、久々の外出で人並みにまみれたので、すっかり疲れて作画も記事書きもままならず、ほぼ報告のみで早々に寝てしまいました。
今朝は昨日とはうってかわっての秋晴れ‥憎らしいほど清々しい天気です。
それはともかく、前回は瀬谷フェスに行った経緯と、漫画を掲載しました。
今回はまず漫画の続きから‥今のところ2話までの掲載となっています。
これからどうなるかは自分でもわかりません(笑)。
#桜並木を切らないで 第2話
『桜並木を切らないで』2話目について
2話目は、新しいキャラクターを出しました。
1話目の登場人物が、桜の妖精と高校生男子2人でしたが、未成年の男子だけでは話が進みにくいこともあり‥(笑)、より詳しい語り手が必要となったわけです。色んな人に見てもらいたいと思ったので、色んな属性の方を出したいとも思っているんですが、この話、地元の方の考えや、花博を開催する自治体や、お客として訪れることになる場合の地元以外の人の考え方など、かなり差があるようです。
上瀬谷の未来を考えよう会の活動
「上瀬谷の未来を考えよう会」のみなさまが、駅前で漫画を掲示してくださり、チラシを配っているところへおじゃまいたしました。
わたくしもパンフレット配りを少しお手伝いしましたが、受け取ってもらえたのはほんの2・3枚程度でしたウウウ‥
それでも、気にかけてる方はいらして、「署名はどこでやっているの?」と聞いてくる方が、自分が居たわずかな時間にも数名おみかけできました。
天候が雨だったことと、駅構内1ヵ所で配っていたこともあり、今回は500枚ほど受け取ってもらえたそうですが、前回のフェスでチラシを配った時は、2000枚ぐらい手に取ってもらったとか‥。
誤解のないようにお伝えいたしますが、「上瀬谷の未来を考えよう会」の活動は、花博ゼッタイ中止!反対!一辺倒でもないというところです。
地元の方の中には、花博を楽しみにしているという方もおり、実際、私が配っていたチラシを受け取ってくださったご婦人も、
「花博は楽しみにしている。でも桜並木を切って花博はどうかと思う」とおっしゃっていたのです。
花博の実情はあまりわからず、「花博を上瀬谷で?それは素敵!」となっている地元の方も多いかと思います。
実際、行ってみて改めてわかりましたが、緑の多い、空間の開けた、素敵な場所ですので、こちらが植物のフェスティバルとして選ばれるのは誇りにもなるでしょう。
しかし、川を暗渠にし、土壌をコンクリで固め、植物を伐採して作り上げる敷地は環境に優しい花と緑の祭典とは言い難いです。
さらに、この土地は、アメリカの通信基地があった場所であり、敷地内には米軍の施設が残されていた場所です。
防衛省が国有地部分の土壌汚染調査をしたところ、国の基準値を超える訛りなどの特定有害物質が56ヵ所で検出されています。
その他に危惧されているのは、公共交通機関のアクセスに難があり、道路も抜け道が少ない上に狭く、交通渋滞などで地域の生活にも影響があるのではないかということ。
さらに、花博開催にあたり、予算がどうなるのかということです。
横浜の花博は、2022年11月に、国際園芸博博覧会のA1としての開催が決定しています。
国際園芸博覧会とは、国際的な園芸文化の普及や花と緑のあふれる暮らし、地域・経済の創造や社会的な課題解決等への貢献を目的に、オランダのハーグ市にある国際園芸家協会(AIPH)の認定を受けて開催される国際的な博覧会です。
大勢のお客さんが来て、政治家や議員さんの大好きな『にぎわい』があれば、経済が潤い地元に還元されるでしょう。
ただし、「大勢のお客さんが来れば」の話です。
第一回目のマンガにも描いておりますが、花博の当初の予定観客数は半年で1000万人です。
ディズニーランドが半年で800万人です。
しかも、花博は半年で終了する予定です。
その後、テーマパークを作る計画が持ち上がっておりますが、なんのテーマパークを作るかも決まっていないうちから、また1000万人の集客数を予定しております。
この計画がポシャッた場合、赤字はどこで補填されるでしょうか。
税金になります。
足りない分は、国がどんどんジャブジャブ税金を流してくれます。
税金が発生するもとは、言わずとも国民です。
横浜市民の税金だけでなく、A1開催となったからには、日本国民全員がこの花博のために税金を吸い取られることになります。
Y150を知っていますか。大失敗に終わったテーマパーク
横浜港開港150周年を記念した、『開国博Y150』ってご存じでしょうか。
東京都下で生まれ育ち、横浜を訪れたのは、大人になってからほんの2・3度のわたくしは最近まで知りませんでした。
正式名称は横浜開港150周年記念テーマイベント「開国・開港Y150」というそうです。
主催は神奈川県庁を監督官庁とする、財団法人横浜開港150周年協会とのことです。
こちらは2013年に解散しているそうです。
「開国博Y150」というイベントで、横浜は大失敗しており、この時の、12億円や20億円、25億円と言われる赤字補填を、横浜市民が負担しているとのことです。
今現在、どのような返済がなされているのか、軽く検索してみたところ、Y150 の赤字は市民負担100億円となり、災害用基金をやく87億円取り崩していたとのこと。
開国博物館などは、伊豆の下田にも、下田開国博物館や黒船ミュージアムなどあり、地域の歴史をきちんと踏まえた上で運営されています。
何周年だからとニギワイを集めるテーマでもなさそうですが‥。
A1国際園芸博覧会の意味
さて、Y150は神奈川県での主催でありましたが、花博ことGreen×EXPO2027 は、前記のとおり、A1となり、国から補助金が出る対象となりました。
これが何を意味するかと言えば、2020(実際は延期で2021開催)東京オリンピックや、2025大阪万博と同じような扱いとなるわけです。
2020東京オリンピックは、当初世界で一番お金のかからないオリンピックとして立ち上がりました。
開催が決定し、始まってみれば、施設にお金をかけていないように見える割には、なん兆円もの出費となっており、お金が一番かかっているオリンピックとなっていました。
2025年開催予定となった大阪万博も、2023年10月の今現在で、過去の基金を取り崩ししなければならない事態となりそうで、中止の声が大きくなっています。
「よその自治体が思い付きで始めて大損こいてるなあ~」
なんて、高みの見物ではいられない状況になっております。
なんだって物価高で生活苦しいくて、日々の食事も節約を強いられてる国民が、誰が来るかもわからん、何するかも決まっとらんイベントに環境破壊して金かけて赤字こさえてる政府や自治体の補填までせんといかんの?
地域外に住むわたくしが、花博開催を反対している理由の一つです。
他にもあらゆる懸念材料があるGreen×EXPO2027ですが、ひとまず自分なりの問題整理をしたうえで、また漫画の続きを描いて行こうと思います。
ではでは。