1007.コンセプトがなぜ大事か説明できますか?
実行主義
私は「コンセプト」「方針」「戦略」「マーケティング」みたいな抽象的な言葉があまり好きではなかったんですね、そういう仕事をしているくせに。(だから苦労しています)
なぜかといえば、そういう概念的なふわっとしたことって、意味あります?w
実行されなければ意味ないじゃないですか。そう思ってしまいます。
しかし、今年読んだ石川善樹さんの「考え続ける力」で、なぜコンセプトや、戦略などが大事なのか初めて納得しました。
選ばれる理由を作り出せるのはコンセプトだけ
このグラフを見てください。
画像の中の文章は写真だと見づらいので、簡単に説明すると、
・一番左からC(コンセプト)、S(戦略)、D(意思決定)、E(実行)
・左の縦軸は自由度
・横軸はリソース(人材、時間、お金など)
・一番左のコンセプトや、戦略は、自由度が最も高く、リソースはそんなにかからない
・一番右の実行(E)は自由度が低く、リソースがかかる
少し比較しましょう。たとえばDの意思決定の段階や、Eの実行段階だと、①②③番まで選択肢があったらどれを選びますか?と言われたとき、メリット・デメリットを整理して選びますよね。
ここで出てくるメリデメって、その手前の「コンセプト」「戦略」に依存することが多いですよね。
よってコンセプトや、戦略にオリジナリティがなければ、①②③番を選んだ結果や、選んで実現する方法は標準化されたもので差別化できないということです。
意思決定や実行の段階では、もういくらかの制約が始まっています。だからここでの差別化、自社らしさ、自分らしさの発揮は難しいです。
最も自由なのはコンセプトや、意思決定段階です。だからコンセプトが大事なのです。実行レベルでは差別化できないのです。
おわり
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