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【お金がない!編】日本人全員に読んでほしい!癌になったら貯金も医療制度も役に立たない!母親の末期がんで不幸が重なりまくった自分と母の末路Part2

さて、不幸やら騒動やらはまだまだ起きます。今回も楽しんで読んでいってください(笑)

<前回の話>
日本人全員に読んでほしい!癌になったら貯金も医療制度も役に立たない!母親の末期がんで不幸が重なりまくった自分と母の末路Part1

セカンドオピニオンで手術した病院に戻ってきた母。

なぜか分からないんですが、急に元気を取り戻してきたんですよね。
寝たまんまだったのが、目を覚ましてベッドを起こして、車椅子に乗りながらご飯を食べるまでになって、リハビリも再開。
あれ?回復してきたじゃん!と家族で喜んでいたんですよね。

そして、CT検査の結果・・・

膵臓の癌は再発していません

ほら見たことか!!
あのヤブ医者!!二度とあの病院行くか!!
と心の中でガッツポーズしたら


しかし、肝臓と肺に転移してます


場所的に手術ができない場所です

体力も落ちているので抗がん剤もできないし、放射線治療も効きません

治療手段はありません

医者からの4コンボ攻撃で、言葉もありません。
しかし、こちらも転院する間、何もせずに待っていたわけではありません!
私のターンです!

いくらお金がかかってもいいので、先進医療を受けたいです。

しかし、主治医のターン

これだけ体力が落ちてしまっているので、先進医療は受け入れてくれないと思います。

私の最後の切り札!

せめて、丸山ワクチンは打てないでしょうか?

テレビでもたまに特集される、癌の特効薬として昔からあるワクチンですが、なぜかがんの治療薬としての認可がされず、一説では薬会社と病院が結託して認可が下りないように工作しているとあで言われている認可外の薬です。

<参考>
丸山ワクチン
(出典 Wikipedia)

さすが、病院が認可を下りないようにしていると言われているだけあります。丸山ワクチンの話をした途端、優しそうだった医者の顔が変わり

あんなの癌に効いたなんて話、聞いたことないよ!
と、完全拒否。
さすが大病院です。
自分のところで治療方法がないと、「あとは知らん」です。

だけどね、母は元気になってきているし、アンパンとか饅頭とか買っていくと食欲旺盛で、ペロッと食べられるようになり、記憶混濁などの意識障害は相変わらずですが、立ち上がるリハビリができるまで回復。
痩せたとはいえ、見た目は元気そうですし、転移したとはいえ癌の大きさもまだ小さい。

諦められるわけがない!

病院側は「末期癌」認定をして緩和ケアへの転院を言ってきましたが、こちらは戦闘続行です!!

先進医療と丸山ワクチンをやってくれる病院を自力で探すことにしました。


さて、ここで話がちょっと変わります。
ここまでのお話を読むと、私一人で母の面倒を見ている風に見えると思いますが・・・

その通りなんです。

ただ、私、上に兄が三人いて、父も存命です。
存命どころか、87歳の今もちょっとボケながら自分の経営している会社に出勤して、兄3人も一緒の会社で働いています。
それじゃあ、兄弟や父親にも応援してもらっていないの?と思われるかもしれませんが・・・

支援がほぼ皆無という状況でした

というのも、兄3人は実の母親が別で、血がつながっているのは私だけ。
父親は1代で会社(超ワンマン社長のブラック企業)を築き上げたやり手で、一緒に働く兄3人には家まで建ててやっていますが、私は父と一緒に働いたら自分のやりたい仕事ができなくなると思い、父の会社に入ることを頑なに拒否。
会社こそが人生の全てである父にしてみると、お金も会社の金ですから、私に使うわけがない。

私一人が貯金を切り崩して、母の面倒見ているという状況でした。

ただ・・・本当は母は、もし自分に何かあったとき、自分の治療や私にかかるお金も含めて賄うための貯金を残していました。
キャッシュカードと暗証番号付きです。
たとえ、親兄弟の支援がなくても、この貯金があるので、多少は資金面で余裕を感じていました。
そして、まさに今が、この貯金を使うとき!
キャッシュカードを銀行に持っていきATMに挿し込むと・・・

暗証番号が間違っている

嘘みたいな話ですが、本当の話です(笑)
冗談抜きにドッヒャー!って銀行で叫びたかったです。
もちろん、母に聞いてみましたが、記憶混濁の意識障害中の母に聞いても「うーーーーーーーーーん、分からん!あはははは!」
何がおかしいねん!って頭、引っ叩いてやろうかと思いました(笑)

仕方ないんで、自分でコナン君みたく解明してやろうかと思ったんですが、
確か、キャッシュカードは5回くらい間違えると使えなくなるんですよね。
とりあえず、母の誕生日と自分の誕生日を入れてみたんですがダメ。
これ以上はキャッシュカードが止まると思い断念。

この段階で、私、パニックです・・・

こんな状況で、今度は先進医療です。このまま体力が回復して、保険適用外でやるとすれば平均200万円の医療費。複合でやれば2倍、3倍ヅケ・・・
もちろん、それだけじゃありません。
高齢者医療制度で入院の上限費用は決まっているとはいえ、手術や入院や検査を含めれば10万円単位のお金が毎月消えていきます。しかも、この5月中旬現在。仕事がままならない状況も変わらず、今すぐお金が尽きる状態ではないにしても、何ヶ月保つか・・・

ここで、お気づきの方もいると思いますが・・・
医療保険とか入ってないの?先進医療の一時金下りたりしない?
そうなんです!私も医療保険入ってないかな?と思ったんですが、

母は長年、鬱を患っているので保険に入れなかった

保険加入って鬱には厳しいんですよね。
ただ、それでも入れる保険があったみたいで、安い保険ですが加入しているのを見つけたんですよ。
で、早速、電話して請求したんですが・・・

保険金は契約者の母の口座に入ってくる。つまり、やっぱり引き出せない

なんなんでしょう、この無意味な仕組み・・・
ここまでお金に見放されると、精神的にもかなりやられてきますね。
なんか、精神的におかしくなって笑えてきますも(笑)

そして、母の今後の治療ですが・・・丸山ワクチン。効能は未知数ですが、すぐにできる治療といえば、まず丸山ワクチンしかない状況です。
しかし、医療業界から爪弾きにされているだけあって、丸山ワクチンを入院して打たせてくれる病院が無い。

このとき必要だったのはとにかく、お金とスピード
手術して、たった2ヶ月弱で急速に転移しているので、お金がないから、病院が無いからと先延ばしにするわけには行きません。
高額医療制度があるとか、バイトでもなんでもやればいい、後見人制度使えばいい、弁護士に相談しろ、なんてドヤ顔して言ってくるやつもいましたが、そんな時間すら無いんです!

癌は1秒たりとも待ってくれません!
医療制度も貯金も保険も無意味。
頼れるのは自分の知恵と行動力しかありません。

やるべきことは「お金をかき集めて」少しでも治療費を集めること。しかも、今すぐにです。
お金が急に乏しくなると、焦りしか無いです。気持ちに余裕も持てません。それでも、とにかく今すぐ使える世の中の仕組みを探します。

私、前からクラウドファンディングによく出資していたんですよね。キャンプファイアーとかポルカとか。

<参考>
CAMPFIRE
polca

無償の善意で気軽にお金を集まる優しい世界っていうのが好きで、困っている人、頑張っている人がバカを見ないで報われる社会。これにはクラウドファンディングって素晴らしい仕組みだと思って、余裕あるときにお金を出したりしてたんですが。

クラウドファンディングのお世話になることにしました。

最も気軽にお金を集めて換金性も早いポルカを使って、twitterやfacebookで皆さんの善意を集めることにしました。
特にtwitterでは、同じ趣味のキャンプ仲間の方々がフォロワーさんにたくさんいたので、78,000円ほどのお金を集めることができました!
ここまで、母も私も不運続きで、未来永劫続くのではと思えるくらいの資金の乏しさ。
正直、救われました・・・
丸山ワクチンは家族が直接、東京の日本医大に行かなくてはいけないので、渡航費用だけでも10万円弱かかりますし、これにワクチン代。
安いLCCで行けば費用も抑えられますが、時間がないのでとにかくすぐに乗れる飛行機。しかも確実に行けるということを優先する必要があるので、そうなると大手航空会社しか選択肢はありません。

善意が集まって、お金になると、今まで手詰まりじゃないのか?と落ち込んでいた心に、元気が戻ってくる気がしてきました!
世の中には優しさがいっぱい溢れてる。お金がなくなっていっても、なんとかなるかもしれない!!
単純な考え方と思いますが、本当にこう思いました。

お金って大事です。78,000円が集まったということが自信に繋がり、そうなると闘争心が戻ってきます。
まず親父のところに行って、「俺だけ貯金切り崩してるってどういうことよ!金くらい出せや!!」と激怒。
それでも、親父は我が家の生活費まで支援することはありませんでしたが、医療費は負担することは取り付けました。これだけでも大きいです。切り崩した貯金を全部ではないですが取り戻すことができます。
まあ・・・ただ、親父も87歳で、かつて膀胱がんで膀胱全摘出したという爆弾を抱えています。下手をすれば母より先に逝く可能性もあります。
もし、万が一、親父が先に逝けば、医療費の負担も反故にされる可能性も大いにありますが・・・とりあえず考えないでおきます。リスクを一つずつ解決するしか方法はないので。

そして、丸山ワクチンを打ってくれる病院も、飲み仲間やtwitterの情報で調べ上げて見つけることができ、まさに不幸続きでしたが反撃開始です!

たぶん、大病院で治療方法がないと言われ、癌治療を諦める方も多いと思うんですよ。癌から助かるって、本人も家族も、精神的にも金銭的にも本当に大変なことです。心が折れることがあっても何ら不思議じゃありません。
ただ、母の場合、別に痛いとか苦しいとか言う症状が出ているわけでもなく、癌もまだ小さい。
これで痛みが出てるなら緩和ケアに入院ですが、元気なのに諦めるわけにはいかない!たった一人の自分の母親です。
私が子供のころ、父には本妻がいましたから、ほとんど母が一人で私を育ててくれました。私にしてみたら、たった一人の肉親のようなものです。
まだ、諦めるわけにはいかない!

ここから、一気に運気も好転!

・・・と明るく考えていたんですが、まだまだ不幸は続きます・・・

つづきは、また次回です・・・↓


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