まいにちいきてる③
幸せは
ちっぽけなからだにすみわたって
にじんで
不純物を濾し、しみだして
きっと排除されたやさしさが
虹彩を突き破り
鼻孔から脳天へ突き騰る
これだけってモンがなくって
与えられる虚妄にあったかく皮膚下ゆるく
溶けてなくなれば
あの夢みたいな下町自動車工場の果たかい
鉄骨天井の空気を吸えるかもしれない
きらきらトタンのプラスチックが砂塵を
光でおとす
幸せは
ちっぽけなからだにすみわたって
にじんで
不純物を濾し、しみだして
きっと排除されたやさしさが
虹彩を突き破り
鼻孔から脳天へ突き騰る
これだけってモンがなくって
与えられる虚妄にあったかく皮膚下ゆるく
溶けてなくなれば
あの夢みたいな下町自動車工場の果たかい
鉄骨天井の空気を吸えるかもしれない
きらきらトタンのプラスチックが砂塵を
光でおとす