両輪を回す

会社経営をしていく上で最も重要なものは売り上げです(厳密に言えば売り上げから経費を差し引いて残る利益が最も大事)。だから売り上げを上げるために必死に走るのは当たり前なのだが、そこで働く従業員の教育や労働環境の整備といったものは、直接目に見える利益は産まないので、疎かになることもある。

今度は働く側の場合を考えてみましょう。
勤めている会社の業種、業界、などのスキルを高めて会社に貢献することは、自分のサラリーにも直結するので、いわゆる会社が売り上げに拘るのと同様にとても大切なことです。
それと並行して社会人として(いや、人としてかな)のスキルアップも大切です。それは基本的なビジネスマナーを身につけることだったり、今では必要不可欠なツール、パソコンのスキルを身につけることだったりします。

会社もお勤めしている方にも、どちらにも言えることだが、売り上げと同時に労働環境、専門的なスキルと同時に社会的スキル、のように『両輪』を回していくことができないと、実は正しく前に進みません(車を考えれば一目瞭然。片方の車輪だけ回っていたら1箇所をグルグル回るだけです)。

お勤めしている方は、保育や介護、看護、美容、アパレルの定員のように現場仕事中心の方は、専門性が高まる傾向はあるけど、社会性は中々身につかない仕事です。
そんな方達が社会的スキルを高めるには、それに見合う研修や書籍などを読むことなどが必要ですが、最も効果的で簡単なのが、さまざまな人に直接会い話をすることだと思います。

同じ業界の他社の人、同じ業界で立場の違う人、全くの異業種…さまざまな人の話に触れ考えることはとても刺激になり勉強になります。
しかし日々現場仕事に追われてしまうと、そういったことに目を向ける余裕が持てないし、目先の仕事では困らないので、つい疎かになり後回しになってしまいます。

しかし先々を考えてちょっとずつ行動している人と、つい疎かにしてしまっている人では、数年後には大きな差が生まれ、それがサラリーだけでなく、後々の自分の人生に大きな影響をもたらすことになります。


これを読んでピンときた人は、恐らく今でも両輪を回せている人。一方ピンとこずに私には関係ないと思った人は要注意。今一度将来の自分を思い描き、在りたい自分であるために今何が必要かを考えてみてください。

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