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YouTuberのトークライブ行って衝撃を受けた話

初めてYouTuberのトークライブイベントに参加しました
最近知った雷獣という、灘高校出身の仲良しグループ
会場が自宅から近い場所にあると知ってチケットを購入。

この手のイベントの参加はすごく久しぶりで、20代前半はお客として、20代半ばは主催者としてイベントに携わっていたので、YouTuberのイベントってどんな感じなんだろ。。。とワクワクしていました

雷獣のチャンネル登録者数は5.78万(現在)で、参加層は20代前後、特に女性が7割ほどでした。
キャパは500名の立派な市民会館で480名ほどお客さんが入っている大盛況。
地方かつ、神戸という微妙な地方都市で500名近く集めるのは本当にすごい、衝撃でした。

そしてイベントが始まるとさらに衝撃を受けました


ステージ進行が適当すぎる

前座でメインではなく、4名(だったかな)のたまに動画に出でくる後輩が登壇。
感想を書くのが難しいぐらいのフリートークを10分ほど繰り広げている光景に、高校の文化祭へタイムスリップした気分なる。
ステージ上に装飾が一才ないので、そこそこ広いステージでダラダラと喋る若い子たちがより目立つ。。

「まぁ、これが本編ではないし、濃いファンへのサービスなのかな?」
と思いながら見守ると、メインのベテランち、かべ、永遠(敬称略)の3名が出囃子もなく、ぬるっと登壇

そしてフリートークが始まる

前座と進行が変わらないだと・・・?

チャンネルのメインメンバーなので、前座と比べるとトーク内容はもちろんこちらが断然面白い

けど、台本なしの「最近どうよ?」「地元トーク」みたいな感じが30分ぐらい続く、、、これは芸人大好きかべさんによる「にけつッ!!」オマージュなんですか(考察)

フリートークの後のビデオレターでは、今まで動画に出てきた方が自前で用意した動画再生されるんですが会場のスクリーンに対してプロジェクターのサイズが合ってないのが凄く気になる。
再生時もすごくグダグダでパソコンのデスクトップの画面が映ったりと、動画の内容があんまり入ってこなかった
(これは会場側とは、照明ぐらいしか話し合わせてないんだろなーと)
その他小姑みたいなめっちゃ細かい所にも目が行って、一人でモヤモヤしていました。

そもそもステージ進行の質を求めていたの俺だけ説

こんなことをこのまま書いていくと「雷獣アンチ!」みたいな感じに受け止められてしまいそうなんですが、雷獣めっちゃ面白いんですよ

特にポエムの企画がお気に入りでして、ベテランちさんのポエムの解説、解答への論理的な判断と企画が進むにつれて、回答者側の解答の質が高くなっていく流れに教養の高さを感じる面白さ。
何より高学歴の3名のトークが鼻に付かず、頭の良い近所の友達と放課後トークに加わっている心地よさが個人的にツボっている雷獣好きポイントです。

そう、すごく楽しみにしていたイベントなんですが、トークライブなのに、トーク以外の所に意識を持っていかれて
勝手に自分で面白さを壊していた
(そもそも凝った演出とか編集をしないチャンネルだし)

Twitterでイベントのエゴサをしても、「面白かった」「楽しかった」「会えて嬉しかった」の純粋度120%幸せツイートで溢れていたし

やはりこれは、前記事で書いた作品を観るときの「素直さ」が私に欠けていた結果であり、今書きながら自分自身へショックを受けている次第です。

次は女子高生の気持ちになって純潔度120%で参加したいと思います。


【おまけ】YouTuber、個人の力すげぇ


このイベントは東京、神戸の2カ所で開催されて、東京は200キャパ即完、神戸も500近くの参加があり、雷獣の人気の高さもそうなんですが、もう少し抽象的に書くと個人の力ってすごいと思った。

私はイベントを主催する仕事もしていましたが、全国放送されている番組、フォロワー80万人の役者、毎週PV10万の視聴数の番組のイベントも開催してきたんですが、イベント動員数はこの数字に必ずしも直結するものではなく、東京で頑張って700とか、地方では100名以下だったとかめちゃくちゃありました。

雷獣を例に出すとチャンネル登録者数の1%近くは地方都市の神戸でも足を運んでくれる所謂「お金を落とすユーザー」がいる事にとても驚きました。

これは雷獣のファン層が濃いユーザーなのか、YouTuber、芸人では珍しくもない事例なのかはリサーチしていないので分からないのですが、少なくとも企業が役者に神輿を担いだイベントと比べたときに「中途半端な企業が主催するイベントコスパ悪すぎやん。。。」と思ってしまった。

企業と個人の在り方を考えさせられるイベントでした、ありがとう雷獣

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