これからの人生に「ワクワク」を探している
歳を重ねるごとに、自分がどんどんつまらない人間になっている気がする。
まだスマホやswitchなんて持っていなかった子供の頃、ゴソゴソ、チョキチョキ、ペタペタと何やら家の中から空き箱や輪ゴムを集めては、自分で楽器やおもちゃを作って遊んでいた。お気に入りの人形には母からもらった布の切れ端でお洋服を作ってあげたし、「これはトランプの兵隊さん!」と太い指が4本の、生き生きとした絵を描いていた。
なのに今は、ベッドの上、ただ受け身でYouTubeやSNSなどありふれる多様なコンテンツを消費している。受け身でしかない。いや受け止めてもいない。
よし、と気合を入れて「久しぶりに絵を描くか〜!」と筆をとっても、まず何を描けばいいのか思い浮ばす進まない。あの頃の、”今からとっておきのを作ってやるぞ!”といったワクワクした胸の高まりを最後に感じたのはいつだっただろうか。
これがものすごく寂しいし悲しい。
歳を重ねるということは、その道の傍に「ワクワク」を置いて行ってしまうということなのか。
もう一度、心からワクワクしたい。
その瞬間を目指して頑張って生きている。