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応援されて、涙が止まらない



とてもお世話になった取引先のお兄さんが昇進されたので、そのお祝い会にお邪魔してきました。


お兄さんは、トップセールスマンだし、会社の業績もぐんぐん伸ばす凄腕営業マンかつ、わたしのことも面倒見てくれるウルトラかっこいいひとなんです。


そんなひとにまだ会社を辞めること伝えられていない。。


いつもみたいに絡まれたらどんな顔すればいいんだよ〜って思ってました。


そしたら案の定、「がんばれよあじさい子!」「男とか女とか関係ねえからな!」「うざい○○とかもな、引っぱたいちゃえ!」といつもの如く、励ましてくれました。


あー、、、いい言葉もらえるたびに辛くなる。


いつも以上に距離を取っていたのに、こんな日に限って絡まれる率が高い。
(つらいから離れて欲しい)



そんな中、わたしが支店長と話していた時に、最近飲み会でよく言われるセリフをまた言われてしまいました。

「ごめんな。俺のせいで辞めることになっちゃったな」と。


ちがう、うちはただこの仕事が向いてなかっただけなんです。と伝えても全く聞いてくれない。


無意識の攻撃をするのがクセになっている様子でした。


部下想いの人だし、わたしが初めて出来た部下だったから思い入れがあるのもわかるけど、それをすべてじぶんのせいにするのは違うじゃん。


たぶんこのひとが自分自身を満足させてあげられてないんだろうなと、頭でわかってても上手く伝えられない。

はあ、、、一体この人に何を伝えればいいんだろうかと無力感にあふれていたとき、


また、ニコニコ顔の酔っ払ったお兄さんが近づいてきたのです。


「絶対負けんなよ!」「一緒にがんばろうな!」

また、唐突の励ましの言葉。


もう目が見れませんでした。
床をみるしかできませんでした。


だってわたし辞めるのに、、、、、。



その様子をみてた支店長が言いました。
「もうな、お兄さんは知ってるんだよ。このひとにだけは話してしまった」


見上げると、お兄さんがニコニコ顔でうすら涙を貯めているのがわかりました。


「な?いったろ?男とか女とか関係ねえんだよ。だからさ、どこに行ってもさ、男に負けんなよ」って変わらないエールをくれたんです。



こんなに、こんなにこんなにかっこいい大人がいるんだなと涙が溢れて止まりませんでした。


かなり前から辞めることを知っていたのに、知らないふりをしていてくれたこと。


次何やるとか、どうして辞めるかとか、そんなことを聞かずに、ただ応援してくれたこと。


感謝とやりきれなかった自分への悔しさが込み上げてきました。



社会なんて敵ばかりだと思ってたけど、応援してくれるひとはいるんだなと気付かされました。


うちもお兄さんみたいに、仕事に信念を持って取り組みたいと思うから、今の仕事を辞めてやりたいことを叶えるというのは間違ってなかったんだなと思います。


かっこいい大人になろう。


男に負けない!じぶんに負けない!


たくさん学ばせて貰いました。

ありがとうございました。






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