<法人向けコンテンツプロデュース>innovator creation camp インタビュー後編:江崎グリコ株式会社さま
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イノベーターマインドを自分と繋げるための「掛け算を探すための問い」
岡田:2日目にお任せいただいた、弊社のオリジナルプログラム「掛け算を探すための問い」についての感想をぜひお聞かせください。
桑原:「掛け算を探すための問い」は、まず個人ワークで自分の要素を探し、それを最終的にチームメンバーと掛け合わせながら一つのアイデアにしていくという流れでしたが、その取り組みを通して各グループで普段あまり話さない方や、なかなかそういった機会がない方々が話せたこと、そして新しい気づきがあったことが非常にいい経験になったと思います。
桑原:アウトプットする機会はチーム内やグループ内であれば比較的あるのですが、それを超えたところで話すことってあまりないんですよね。
それぞれ考えはしっかりしてるんですけど、それを自分の言葉として発することをあまり経験できていないメンバーもいます。
全体を通してワークの環境はとても良く、みんなが自信を持って話すことができていましたし「あの人が話すなら自分も話そう」といった環境ができていたと思います。その結果、非常に有意義な時間となりました。
ロードマップに基づいたワークショップの内容
武子:一人、全員が聞き入ってしまうほど面白い発表をした女性がいたのですが、彼女は普段オンライン中心の仕事をしていて、対面で会うのは初めてのメンバーも多いのにも関わらず、チームで一つの発表をする時も上手く纏まっていましたし、その話を聞いて参加者全員が新しい気づきがあったと思います。
岡田:なるほど!
武子:本当に「掛け算を探すための問い」の効果はすごくあったと思います。
岡田:そう言っていただけると、とても嬉しいです!
武子:たとえば、通常人前で喋る時って、パワーポイントで作って喋るみたいなことや、あらかじめ原稿を用意して喋ることが多いと思います。それだと資料とか元々用意されたものに踊らされて喋るってことだと思うんですよね。そうすると大半のプレゼンテーションってつまらないし、新しい気づきも生まれづらい。
今回の掛け算を探すための問いでは、言語化されていない、文章化されていない、いわば非文脈である個人の中の要素をまず見つけること。これを掛け合わせることによって自分の中やチームの中で文脈を作り上げるんですよね。なので新しい気づきもありながら、台本も無いまっさらな状態でも話すこと(実践)ができたと思います。
そういった状況だから、みんなも「聴く」という原理が働いていたのだと思うし、通常のものと違うもの(イノベーターマインドのタネ)が生まれるのだと感じました。そして、その先にイノベーションがあるのだと思います!
ICC2nd実施後の変化
岡田:今回のICC2ndをやってみた成果、変化の現れ方についてはどうお考えですか?
武子:そうですね。もちろん異業種コラボも大事だと思っていて、昨年も沢山生まれました。今年もそういった部分を期待したい部分は一つあります。
とはいえ、デジタル推進部及び、参加された皆さんのマインド変革によって「明日も頑張ろう」といった活力になったり、これからどう変わるのかということが、何よりも最重要だと思っています。
岡田:改めまして、今回ご一緒させていただいたOoOの印象はいかがでしたか?
桑原:2日間の研修のプログラムを作っていただくというところで、自分たちも考えてはいたものの、それをうまく具体化できていない状態ではあったんですよね。
そこにOoOさんが入ってくれて、「それってきっと実現したいことはこれですよね?」とか、「これはこういう意図ですよね?」ということを、ひとつひとつ言語化していただけたということが、結果としてすごく大きくて。途中から本当に任せきりになってしまっていました。笑
結論としては、本当に助かりましたし、感謝しています!
岡田:今後このICCをどのように成長させたいと思っていますか?
武子:新しい価値を生み続けるために、オープンイノベーションだということが非常に重要だと思っています。自分たちもまだまだクローズドだと思っていて、さらにオープンに近づけたいと思っていて、今後さらに色んな企業の方や、面白い取り組みをされている方を巻き込んでいきたいと考えています。
来年も実施する事が既に決まっているので、OoOさんにお願いしたいと思っています!
江崎グリコが考える”改革推進人材”とは
武子:今回、特に意識したのは、女性活躍の推進や、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の取り組みです。私たちが行うICCは、性別や雇用形態に関係なく、学びたい人すべてに開かれたものです。
今回パート社員や派遣社員、契約社員など正規・非正規関係なく声をかけて参加していただきました。
派遣社員の方にも出張で来ていただきましたし、雇用形態とか一切関係なく、学びたい人が来て学べる機会を作ること。そのフリーな環境が、学びの質を高めていると信じています。
岡田:当日ファシリテーションをさせて頂く中で、実際に取り組んでくださっている姿からは誰が正社員で、パートなのかということが一切わからないほどの熱量でした。例えば、弊社が実施したプログラム「掛け算を探すための問い」のコーナーでは、各チームで考えたビジネスアイデアを発表して頂く場面がありましたが、正社員以外の方も多かったのでしょうか?
武子:いっぱい発言してくださった方は派遣社員の方でしたね!すごく積極的でした。普段の業務でも、正社員ではないけど、正社員と同じような予算をわたして、同じように裁量権も与えてやってもらっています。
岡田:それを聞くとさらに感動します。それこそ改革推進人材ですね!だからこそ多様なアイディアが生まれたり、イノベーションが生まれるのだと感じました。
武子:やっぱりそういう環境をいかに自分達で作れるかが非常に重要だと思いますし、会社でも学校でもプライベートでも変わらないと思っています。
岡田:なるほど。
武子:言葉尻を使いながら膨らましつつ会話を繰り返すと、自然と大きい世界観の話になります。この流れが新しいことを生み出すには非常に重要だと考えますし、その環境を構築するための取り組みが重要です。
相手の話のどこを切り取って、どこを活かしていくかとか。
どこが一番、着目されるとか。
相手の言いたいことの中で何に一番共感しているのかとか。
こういったことを総じて可視化する為に、まずお互いが伝えて、それを傾聴する事を大切にしたいと思っています。
岡田:なるほど!
来年も楽しみですね!本日はありがとうございました!!
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