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不定期連載(1) 高野史緒という人物
夜郎自大
高野史緒はかなり特殊な考え方をする。
作家は最上位である。編集者は作家の仕事を本にする奴隷。書評家は作家の仕事に依存する職業。翻訳者は作品があってこその存在なので奴隷。作家にはランクがあって、自分のキャリアからすると宮廷貴族で、新人は厩の世話係。
こんな事を公言し、自分より格下だと考えたらマウントをとり、格上には媚びへつらう。
かなり嫌な人じゃね?
知ったかぶり
これが凄い。相手の技量を見極められない。了見が狭いので、自分の乏しい知識でしか判断できず、かなり失礼なことをしてしまう。
それに気がついてあとで慌てて言い訳を並べたてて「もちろん、わかったうえでやっていた」と虚勢を張るが全ては後のまつりと化す。
百田尚樹が、やしきたかじんに関する本を出した時、及川眠子さんから意見を受けたものの、「のっかりたいだけの無関係な人」という意味の言葉をとんでもなく汚い形で表現していたが、及川さんがやしきたかじんの歌の凄く多くを作詞していたことを知らなかったのがバレて赤っ恥をかいたが、まさに同じことを高野史緒は何度もやらかしている。
実際、私にも同じことをしたので、かなり怒ったわけである。
だが、誤ったら死んでしまうくらいにプライドが高いので、そのまま遁走した。
何度もこんな遁走を見せつけられると呆れるを通り越して怒りになるわけである。
根拠のない特権意識
これは厄介。
Winny事件の際、私は金子勇氏の擁護派だったので、その旨を表明すると、「こんなものは絶対に許されない。それは私が著作権者だからです」と。
あ、あのねぇ。私も本を作るとか、記事を書くといった著作権者なのよ? 著作権法のことを知らないのね。あらまぁ。
クラウドストレージが普及し始めた頃、「自分の作品をそんな場所に預けるなんてできない」との発言も凄かった。あのさぁ、大手のクラウドストレージのセキュリティは、自分のPCのセキュリティよりも強いって常識的に考えられない? 自分の作品を盗みに来る珍しい人がいるとしたら、クラウドストレージよりも個人のPCに侵入するだろうなぁ。。。
自分が特別だと見せかける嘘をつくのも常套手段だね。
「私のもとに問い合わせがあったのでお答えしますが」とSNSで書くって信じられる? 普通は個別に返事をするんじゃない?
とある版元が、先行して電子書籍の配信を行うというビジネスプランにかんして、協力を求めるお知らせが来た。これってかなり普通にある。ファンクラブの会費を払っていると、優先されるとかね。で、「私は直々に電子書籍を版元の会員だけに売って、他には売らないんじゃないか?」と余計な心配をして、聞き出したことを成果として偉そうに書いちゃった。恥ずかしいよね。「単著のある身としては、確認が必要なのです」と。はぁ? 問い詰めてみたら支離滅裂になり、「他の人からも頼まれていた」と。そこでもう聞き続けるのは意味がない。しかも、「単著のない人を馬鹿にするのは止めてください」って……。私はそんなこと一言も書いていないよ? 勝手に私が言ったことにしないでね。証拠を見せてと尋ねたら、再び遁走。
逃げるときは素早く、あとは穴熊になる。これはいつもの手段だ。
高野史緒を語る場合、この特権意識が指摘しておかなければならない。これで最も不利益を被っているのは、高野史緒本人である。
馬鹿にするのなら相手を知れ
相手の技量と成果を知る気がない。判断するだけの知識もない。
それゆえに、どんな人を相手にしても常に上から目線になる。
ちなみに、私はハードウェア記述言語でCPUを記述し、論理合成をかけて動かしたこともあるし、ボード設計、BIOSやブートローダ、OSの実装まで一通りはやっている。
これが高野史緒にかかると、Wordの使い方を知っている人のほうが「コンピュータに詳しい」と認識されるようである。この「詳しい」との言葉って未定義のまま使うと危険だ。エンジニアが、自分が設計した製品を見せつけられて、他人から「おらっち、これには誰よりも詳しいんだよ」と意気がられてもねぇ。「それを作ったのは自分なんだけど」という話になる。
何をどう知っていて、何ができたら詳しいと承認するって、定義が共有されていないから、「詳しい」という奇妙な基準で人を推し量るのと、必ずどこかで間違える。
「大野はコンピュータに詳しいと思い込んでいるだけです」
あっと、比べられた方は、PC向けのニュース記事を扱っている方だったのだが、私はその製品を作っている側の情報媒体にいたんだけど。。。
この真相がわかった際にも、押し黙って遁走し、指摘すると逆ギレするんだよね。
あー、我らが困っちゃん。
以降では、大勢を巻き込んだ大騒動にまで発展した例を紹介する。