見出し画像

【エホバの証人】集会について

今日は集会についてまとめて書いてみようと思います。
昔の記憶頼りなので、間違えている点や、今現在とは異なる点もあるかと思います。その点はご承知おきください。


集会って?

「集会」とは、信者たちで集まり歌や祈りを捧げたり、講演を聞いたり、出版物を読んだりする集まりのことです。

どこで?誰が?いつ?何を学ぶのか?などについて書きたいと思います。

用語の説明

まず基本的な用語について説明します。
もともといた方にはなじみのある言葉ですが、そうでない方には聞いたこともないような言葉だと思います。

集会に来る人は基本的に居住区域で分けられており
その単位を「会衆」と呼んでいました。
1つの会衆は60~100人程度で構成されていました。
会衆には「長老」と呼ばれる、会衆を監督する立場の男性がいます。
1つの会衆にだいたい3名?多い時は5名ほどいた記憶があります。
年齢は若くても35歳くらいでしょうか。
その長老をサポートをするのが「奉仕の僕(しもべ)」と呼ばれる男性たちです。
こちらは20代でされている方も珍しくないイメージです。
今後「長老」になるには外せないステップというような感じでしょうか。
どちらも、男性しかなることはできません。

そして、会衆をさらにいくつかに等分した「群れ」と呼ばれるグループがあります。
私の会衆では、全体をだいたい4等分していて、1つの群れは20人くらいで構成されていました。
班活動のようなものですね。
誰がどこの群れに所属しているかというのは明確に決まっていました。
半年?か、時期が決まっていたのかはわかりませんが、時折編成替えが行われます。

そして、拠点となるのが「王国会館」です。
街中で見かけることもたまにあるのではないでしょうか。
人が常在しているわけではなく、必要なときに使用します。

英語では「Kingdom Hall」といいます。
普段から英語で呼ぶ人もいました。

1つの王国会館は3つほどの会衆でシェアしています。
会衆によって、集会の時間が違ったりします。

今現在、経営難?運営が厳しい?からなのかはわかりませんが、王国会館を畳んで、隣と合併する動きもあると小耳に挟みました。

そして20個ほどの会衆の集まりを「巡回区」と呼んでいました。
またいつか、「大会」についても詳しく書きたいと思いますが、年に何度かこの巡回区で集まることがあります。それを「大会」と呼びます。

少し長くなってしまいました。
以下から集会について説明します。

集会の概要

私がいたころは、週に3回の集会が開かれていました。
ただ途中から週に2回に変更になっています。
それがいつ頃だったか全く思い出せないので知らべてみると2008年の頃のようです。小学生でした。

それぞれの曜日や開催場所、内容は以下の通りです。
これは私が所属していた会衆でのものです。
内容やプログラムは全世界共通で、
時間や場所は各々の会衆に任されていたようです。

火曜日の集会

時間:19時から20時の1時間
グループ:群れ
場所:誰かの家
内容:「書籍研究」

木曜日の集会

時間:19時から21時の2時間
グループ:会衆
場所:王国会館
内容:「神権宣教学校」「奉仕会」

日曜日の集会

時間:9時から11時の2時間
グループ:会衆
場所:王国会館
内容:「公開講演」「ものみの塔研究」

木曜日と日曜日の集会では、はじめと終わり、プログラムの間に
「賛美の歌」を歌います。
これらはなんとエホバの証人が独自に作るオリジナル讃美歌です。
またこれもいつかまとめてnoteを書きたいですね。
いまだに口ずさめる曲もあります。

集会の詳細

また聞きなれない言葉がたくさん出てきたと思います。
私も久しぶりに思い出して、懐かしいな。となりました。

もう少し詳しく書いていきたいと思います。

「書籍研究」

書籍研究とは言葉の通り、組織が発行している書籍を読み質問形式で進めます。
どの書籍を対象にするかはあらかじめ決まっていました。
質問などはあらかじめ書籍に載っています。
1回の集会でだいたい1章進みます。
聖書を元に作られた書籍ではありますが、重要な箇所などはみんなで実際に聖書を開き聖句を朗読したりもします。
予習はマストでした。色鉛筆や蛍光のマーカーを使用して答えの部分に下線を引くという方法が主流です。
進行は司会が行います。加えて書籍の本文を朗読をする人がいます。
司会は大体長老で、長老がいない群れは奉仕の僕が行います。
朗読は奉仕の僕だったり、そうでないときもありますが男性がします。
本文の朗読、質問、挙手制で司会に当てられて解答するの繰り返しです。
挙手して答えることを「注解する」と言います。
終わりと始まりには祈りが必須です。

誰かの自宅を借りて行っていました。
集会が終わるとみんなでお茶をしたり、お菓子を食べたりなどしていたきおくがあります。

2008年に廃止された集会です。
廃止の際、今後書籍研究は自宅で家族と行う、となっていたような気がします。

「神権宣教学校」

学校と名付けられているように、要するに外で布教活動をするための練習のようなものです。
ランダムで役割が割り当てられ、「割り当て」と呼ばれていました。
男性は、「聖書朗読」と言って聖書の決められた部分の朗読と解説、講話を行い
女性は、実際の場面を想定した小さな劇のようなものを行います。時間は5分程度で、毎週テーマだったか、対象の聖句だったかが決められています。

私が実際にした「割り当て」を思い出せる範囲で要約するとこんな感じです。

A「誕生日はいつ?今度ケーキを作ってあげるわよ。」
B「私は聖書を勉強していて、聖書のここには○○と書いてあります。だから誕生日を祝うことはしないんです」
A「そうだったのね。聖書って面白いわね、今度またゆっくり教えてくださる?」
B「はい、喜んで」

というような、100%ハッピーエンドな劇です。
演題と呼ばれるステージでマイクを使用して行います。

これを作るのがとても上手い方もいました。
笑いが起きることなんかもあります。
集会の中ではまだ面白い部分ですね。

私は、初めて「割り当て」をしたのがいつか思い出せないくらいです。
小学校1年生くらいだったかな?

教本のようなものもあり、毎回の割り当てには課題が与えられています。
例えば「聖書から論理立てて話す」「身振り手振りを活用する」「抑揚を用いる」など、、、20項目くらいはあったでしょうか。思い出せないですが。

集会の後には、担当の長老とフィードバックを行い次回への課題を考えたりします。
結構本格的ですね。

さらに、この学校には卒業はありません。
基本的に全員が加入していて、与えられた割り当てをこなす必要があります。

「奉仕会」

奉仕会では、、、
正直、何をしていたか全然覚えていません。

毎月?発行される、宣教奉仕のための~
と言ったネーミングの1枚の、文字がぎゅうぎゅうの紙
に基づいて話があったような気がします。

平日の夜、20時21時ごろという
眠たくて眠たくて仕方なかった記憶が強いです。

「公開講演」

毎週決められた演題があり、男性が話します。
主に長老や奉仕の僕です。30分くらいです。
みんなで聖書を開くこともあります。
これも、話す人によって上手いかや面白いかが分かれます。
日曜日のメインイベントといった印象もありました。

他の会衆から長老を招き、公開講演をしてもらうこともよくあります。
これは「訪問講演」と呼ばれてました。

「ものみの塔研究」

ものみの塔という小冊子を用いて、討議形式で学ぶための時間です。
1時間ほどあります。
こちらも書籍研究と同様の形で、司会者と朗読担当がおり
本文の朗読、質問、注解という流れで進みます。

1回は注解をしたい(しなければ)という思いがありました。
我が家では家族でものみの塔の予習をしていました。

「エホバです」や「イエスです」などの注解は子供用、といいますか、
話始めた子供なんかがよく当てられていました。

注解すると集会後にみんなに褒めてもらえるので鼻高々と感じていました。

集会に対し今思うこと

大人になった今、振り返ってみると一番思うことは
集会のためにかけてる時間長かったなということです。

拘束時間はもとより、
予習にかける時間もそこそこ多く大変だなと思います。

物心つく前から、集会に出席することは当たり前で生活の一部でした。
集会に行けば、遊んでくださる年上のお姉さん、お兄さんもいて
遊びに行っているような感覚だった気がします。
交換ノートをしてもらったりもしていましたね。

しかし、じっと椅子に座って話を聞くことは苦痛だった覚えがあります。
聖書を引用した話など、未就学児や小学生が聞いてもわからないですよね。
睡魔との闘いでした。
しかし寝ると親から怒られますし、最悪の場合家に帰ってムチでした。

中学生になってからは、テスト前の集会が本当に嫌でした。
内職のように、テスト範囲の暗記物のメモを持ち込み
話など一切聞かず、暗記をしていた覚えもあります。

またいつか書きたいですがエホバの証人の信者たちは集会の出席に加えて、「奉仕活動」つまり伝道、布教活動も熱心に行います。

本当にたくさんの時間を注いできたのだなと改めて感じます。
幼少期から学生時代まで、費やした時間のことを考えると眩暈がしそうですが、これも今の自分を形作っているのだと言い聞かせるしかないです。

コロナ禍を経て、集会もzoomで開催されていたり、
組織も様々な工夫をしていたり、
柔軟な対応をしているのかなとは思います。

集会ってどんなだっけ、と改めて思い出してみると
ちょっとだけまた覗いてみたくなりますね。


かなりボリューミーになってしまいましたが
「集会」についてまとめてみました。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?