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「新しい巧技台のコンセプト」 リニューアルのお話#6

こんにちは。オオニシ体育株式会社の渡邊と申します。巧技台のリニューアルを担当しているものです。これまでの経緯は前の記事を見て頂けると嬉しいです。

昨日は今流行りのclubhouseに初めてがっつり参加させてもらったのですが、面白かったです。結局3時間くらいお話してました。

話に上がった、プロジェクションマッピングと巧技台のコラボ、近いうちに実現させます!!

本題

さて、今回は巧技台リニューアルのお話#6ということで、具体的なお話をしていこうと思います。

まず初めに今回リニューアルを考えている商品は、こちらの「巧技台ミニサイズ」です。

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※外側の白い線が約15㎡(約8畳)の広さ

巧技台には実は2種類のサイズ展開があるのですが、それの小さい方です。(あんまり知られてないですが、、、)

ちなみに、手前のはしごのサイズが1m50㎝です。※レギュラーサイズのはしごは2m50㎝。

より小さい子向け?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは狭い場所でも使えるようにと幅や長さが短く作られたもので、対象年齢は変わりません。

そしてさらにレギュラーサイズとミニサイズは互換性があるので、一緒に組み合わせて使うこともできます。

長さ、幅、パーツをどうやって配置して、他の遊具と組み合わせて、、、などなど。大人でもワクワクしません??

レゴの話みたいですが、遊具のお話です。

病院や児童発達支援のお教室に置いてもらう為に

なぜ今回のリニューアルがこのミニサイズなのかというと、シンプルに広さの問題です。

レギュラーサイズだけを見て、うちは狭いから、、、と諦めてしまう方へも届くと良いなと思っています。

病院での巧技台導入事例をみると30㎡~程のプレイルームや作業療法室で使用されていることが多いようです。

次に、児童発達支援の事業所さんを考えると、自治体にもよりますが指導訓練室は利用者1人当たり3㎡程の広さが条件で、定員は概ね10名とのこと。(約30㎡)

保育施設と比べるとスペースを確保し辛い環境に置くことを考えていますので、長さが2m50㎝あるレギュラーサイズはさすがに大きすぎます。

あとは、ミニサイズなだけあって軽いということもありますし、せっかく使い勝手が良いのに認知度が低いということもあって今回スポットライトを当てました。

配色を変える

具体的なリニューアルの方法ですが、まずは配色によってこの巧技台をで変えていきます。

パーツを買い足していきながら、コースのバリエーションを増やしていく。これも巧技台の醍醐味です。現にご注文の大半はパーツの買い足しです。

新商品ではなくリニューアルなので、今お使いの巧技台とも互換性があるものにします。(既存の巧技台を再塗装するオプションも考えてます!)

配色を決めたその後の展望としてさらに楽しく遊べるように、新しいパーツや違う素材の巧技台、床や壁、空間など部屋にあるものを組み込んでいける巧技台などを考えています。(全部一緒に使える)

ボルダリングが上下だけでなく、巧技台を連結して奥行きを使えるようになったら面白そうだなとか、プロジェクションマッピングと巧技台組み合わせたら楽しいだろうなとか、いろいろできそうな気がしています。

ただ、その為には一番最初のコンセプト設定がとても重要です。家を建てるときにまずは外装や内装のコンセプトを決めてそれに合わせて家具を決めていくようなイメージです。

ディレクターの岩田さん(チア・アート)のお話によると、病院などでも各部署、人の裁量で物品を購入するのでテーマや色の「ちぐはぐ感」が病院内のアート活動の課題とも仰っていました。

しかしよく考えればこの配色コンセプトの設定は、もちろん私たち会社の人間だけでも決めることは出来て、そうすればコストもかからないです。(そんな社員の声もありました)

ただ、岩田さんと出会い、活動や想いに一目惚れした私は直観でこの方々にデザインを決めてもらいたいと考えて今にいたります。(大正解でした)

デザインに対するリテラシーの低さからも、弊社の遊具のデザイン性は課題となっていたことなのでこれを機に力を入れていきたいと思っています。

そして、岩田さんが上手くまとめてくださり現在様々な業種の方への取材をもとにしたより根拠のあるコンセプトが出てきています。

そこでひとつ決まったのが「自然」を大きなコンセプトにするということです。

自然環境を模すことで、「運動!」「リハビリ!」の色を抑えながらも、子どもたちの「遊んでみたい!」というワクワクをより日常に近い環境の中で引き出せると思ってます。

このコンセプトは意外にありがちかもしれませんが、今の巧技台を見ると大きな変化ですし、木製ということや、拡張性もあるなどやはりぴったりだなと取材を進めていく中で改めて感じることでもありました。

詳細な配色は現在調整中ですが、このような方向性で進めていきますというご報告でした。

オオニシ体育株式会社
渡邊 駿介

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