20230707レポ
2023/7/7(Fri)
THE SUN ALSO RISES vol.206@F.A.D YOKOHAMA
paioniaとの対バン。
paioniaの曲、素敵なものばかりで楽しかったです。
(サブスクにて復習中です!)
※tacica部分だけ感想書きます。
※バンド全般の知識がないため的外れだったらすみません…。
※下手側にいたのでベースの話がちょい多めです。
HERO
1曲目。
爽やかで疾走感があり、奏でている3人が本当に楽しそうで、ライブ通い始めてからより好きになった曲。
夜明けの太陽が顔を出すような入りのギターの音が好きだし、小西さんと猪狩さんが体向け合ったり、小西さんがお客さん側に近寄ったりするの、本当に楽しそうで、観ているこっちも本当に嬉しくなる、楽しくなる。
対バンの最初の曲がこれなの本当に最高なのでは!!!???
下手側でたくさん小西さんのベース観て聴けるのさいっっこう!!既にメチャメチャ楽しい!!!!
paioniaが結構暴れる感じのギター演奏が多かったからか、間奏部分(『聞こーえそーうにない』~の後あたり)結構ギュンギュンって感じの弾き方を猪狩さんがされていたように思えて新鮮だった。
亀甲の手
えっ!!!!!??????!!!??
2曲目これ!!??
ひっくり返りそうになった。
対バンとか外部ライブってもっと、有名な曲で固めるもんじゃないの!?!??
え!?え!??!と一人でイントロ中ずっとびっくりしてしまった。
攻めすぎでは!!!????
(なお、一緒に行く友だちがいないので、一人で黙って胸中のみで暴れています)
jakarandaずっと聴いてきたから嬉しいし、楽器の音チェックでドラムのチューニングこれ系の音だったの納得。moriとかこんな感じのタムの音する(ドラムにとても疎い人の感想です。いつもこんな感じのような気もする)
ベースが常に色気ありすぎる。かっこいいなぁすごいなぁと改めて感動してしまう。
ドラムのBメロのダッッダダダダンてリズムは癖になるほど聴き入ってしまうし、鐘みたいな音(どこ叩くとこの音出るんだろう、シンバルの根元あたり?)格好良すぎるし、2番入るところのベーーーーーーーース!!!!!!!!!!!!!!!
jakaranda大好きなのでほんとに嬉しかった、ありがとうございます……噛み締めてしまう。tacica知った当初jakarandaとHOMELANDとsheeptownのヘビロテマンだったんだよわたしは……。
金糸雀
新曲!!!!!!??
亀からの!!!??鳥!!!!!!!!!!!???
大天才!!!!!!!!!!!!!!
(凄まじく取り乱す)
HEROからの亀甲からの金糸雀、色が全然違うし、空を泳いで地を掻いた先の暗闇にたどり着いてしまったような……え……?すごい……。
イントロからのドラムのリズムが気持ち良すぎて耳から離れなさすぎる。
バスドラムの音が拍動を彷彿とさせる気がして、『生まれるための歌』って感じもして、暗くて、もがいて、水底から這い上がりたいような、トンネルから抜け出したいかのような…そんな空気が……好きです。
私の大好きなtacicaが沢山詰まった新しい曲なのでほんとに……。嬉しすぎて息を呑んでしまったし、息を詰めて聴き入ってしまった。
間奏でベースとギターのユニゾン入るのが最高過ぎて小西さんガン見してしまう。小西さんのベースが大好きなのがばれてしまう。
Cメロの不穏さ好き……猪狩さんちょっとフラットめに歌う印象があるのでここがほんっとにダウナー感じて好き過ぎる。なんとなくこの日はちょっと元気な感じがしたな。これもまた良き。
この日はあんまりバックの音流れてなかったから、スリーピース感ある空気でまた好きだった。先週とは打って変わったロックバンドtacicaを浴びられた。
金糸雀の好きなところ。
息を詰めて曲を聴いてしまうところ。
曲の割に小西さんが楽しそうに弾いているところ。
後奏まで全力なところ。
曲終わりの数秒の間があるところ。
~蚊の話(?)とギター持ち替え~
猪狩さんが「みんな刺された」って言ったけど中畑さん別に刺されてなかったし、さらっとMC終わる予定っぽかったのにしれっと「おれが連れてきたかも」と発言するマイペース小西さんもいつも通り過ぎて好きだし、小西さんの発言に猪狩さんがいちいち過剰反応するのも様式美なのかもしれない。
ordinary day
ギターとポンポンスティックで予想が付いた!
(ちょっとだけ思い出語り)
初めて行ったライブが中野サンプラザで、ふかふかの椅子に掛けながらこの曲を聴いたのを思い出しました。収容率50%のとき。
普通じゃない時期から行き始めたから、これまでどういうセトリだったのかは存じ上げないけど、MCで何度か仰っていた『何でもない日々』を、あの日以来繰り返し聴いてきたなぁ。としみじみ。またギター2本の回もあったら嬉しいなぁ。もりくみさんいらした回も楽しかったし、管楽器や弦楽器も好きなのでそういうスペシャル回も欲しい。強欲なので全部欲しい。
tacicaずっと聴いてきたけど、ライブはここ数年行き始めて、でもこの曲のおかげで私のordinary dayにtacicaが息づいているのだと実感する。いつもありがとう…!
(思い出語りおしまい)
ギター詳しくないけどあのギターの音好きです。木のあったかそうな音がしそうな見た目と裏腹に金属っぽいキーンとした音が鳴る、あの。ちょっと神経質そうな感じの。印象的に耳に残る音。(そういう弦なのかな)
ordinary dayは夕方の、間もなく夜になろうとしている、橙が青紫に溶けていく、星が散りばめ始めたような時間の匂いがする。
呼応するような、こだまのようなコーラスも大好き。dear, deerにもあるこれ、めっちゃ好きです。
ここは持ち替えなし。このギター他になにに使ってたっけ、となる
ハイライト
あっ…………っ
イントロなしなのもあってハイライトは心臓に悪いし涙腺に響く。
テンポや音づくりからして、沁みるものを作ろうとしてるんだろうなぁって感じるし、歌詞も感傷を誘うもので、紙やすりで心臓を強めに撫でられているような痛みを感じる。
tacicaの曲はどれも特別だけど、ハイライトは特に歌詞ひとフレーズずつでパンチ入れてきている気がする(と、勝手に感じてます)。
聞こえ『も』しない、というわかりやすいものや、ずっとこうやって、という『あり得ない願望』を出すことで却って一生の刹那的な部分を表したり。
大袈裟な表現で申し訳ないけど、ここ数年での私の出棺曲はこれにしてほしいとずっと思っているし、この曲を通して人生を振り返って「まぁ悪くないハイライトだなぁ」と思えるような生き方をしたいと思っている(重たい感情ですみません)
痛みと苦しさと悲しさに寄り添うベースの柔らかい音が好き。
ライブ行き始めて、指で弾く曲も多いんだ!と知って以来、小西さんの手元めっちゃ見てしまうし、曲聴くときもピックでの音かどうか気にしながら聴いている自分がいる。
BROWN
BROWN元々大好きな曲だったけど、
ちょ、ちょっと待ってもらえませんか!?
この前のキネマ倶楽部以来、涙腺を刺激する曲になってしまったので。
イントロで目を瞑りながら真剣に八分を刻む小西さん。
小西さんと猪狩さんの音を聴きながらリズムを感じ取って準備を行う中畑さん。
Aメロ後半、ベースの八分とバスドラムの四分が重なり合う。
一定のリズムをひたすら刻んでいくのがどれほど地味で、どれほど大変で、どれほど大切か。
間近で観たからこその彼等の音楽に対する真摯さを見せつけられた気がして、そこに本当に痺れてしまって、ただただ格好良くて、聴くたびに涙が出る。格好良いなぁ、凄いなぁ、もっと応援したいなぁ、もっとたくさんの人に聴いてもらいたいなぁ。
tacicaは、私の好きなバンドはこんなに凄いんだよって大声で叫びたくなるほど。
2番で刻みがギターに変わってベースが歌うのも好きだし、AメロラストからBメロでのドラムの細かい刻みも本当に好きだ。BROWNという曲名が本当にぴったりな、ほっこりとした、豆電球みたいな明るさと熱がある。
ラスサビの、最後まで力を振り絞るような力強さが好きだ。
『大丈夫 多分』
多分、と言ってしまうところが、言ってしまえるところがtacicaのいいところで好きなところ。
アロン
singularlyは本当に好きな曲がたくさんある。
GLOWは先週やって、BROWNとアロンまで。
対バンライブでアロン!!??
入りからハイハットで刻みまくるドラムが格好良すぎる!!
この曲は本当にドラムが格好良すぎる、ハイハットの刻みもそうだし、タムとバスドラムのドンドコドンドコが民族音楽の戦闘シーンか?って感じの真っ赤な空気。この日2番のところで歓声上がってました、ほんとに凄かった。
全体的に赤くて暗くて重い曲なのだけど、サビで空が開けていくような空気になるのが鮮やかだと思う。
初めて聴いたときのこのずらしの変拍子、良すぎて気が狂うかと思った。
アロンってどういう意味なんだろうって調べた時に『旧約聖書のモーセの兄』って出てきたけど、個人的にはaloneとも掛かってそうだなぁと思っていて。
だからさ。
LEO
ライオンを意味するLEO、トップに立つ者の孤独を歌うLEOをここに持ってくるのは最高過ぎる。
何回聴いたと思ってんだ!!って言いたくなるほど聴いてきた。ギターろくに弾けないしコードのコの字も全く分かってないのに、シングルに付いてたコード表見て悦に浸りながら弾いてたくらいに大好きだよこの曲。アニメをリアルタイムで追ってたし、影山(タイアップ先のキャラクター)のことこんな風に表現するの本当に……。
小西さんのベースいつも好きだけど、この曲のことさら優しく聞こえる音が本当に好き。
これ書きながら気が付いたけど、自らのヘッドライトだけで先に誰もいない暗い中を進んでいくのって、まさに『パイオニア』なのでは…………!?
深読みかもしれないけど粋が過ぎる。深読みかもしれないけど。
~好きなものを知ってもらえると嬉しいはなし~
猪狩さんがMCで「paioniaがすごい好き」「好きなものやバンドを他の人に知ってもらうのとても嬉しい」と話をされていて、本当に分かる!!と思い切り頷いてしまいました。それがわたしにとってのtacicaなので。
好きなものをちゃんと好きだと言うことの大事さを年々噛み締めているので、今後もtacica好きだなってことを言っていきたいなと思いました。
人鳥哀歌
うわーーーー!!!!!!
ここで!!!!!!最後に!!!これ!!!!
気持ち良すぎる!!!!!!!!
あまりの気持ちよさに、普段はやらないのに手を挙げてしまったくらいに最高だった(バンド文化にひどく疎いので、他の人に迷惑なったら申し訳ないな~と思ってやったことなかった)
にこにこしながら、時にぴょんぴょんしながら弾いてる小西さん大好きだし、静かな表情しながらもpaioniaに影響されてか、釣られてか、合わせにいってか、いつもより熱量を持ってギターを弾いていた猪狩さんも大好きだし、いつも感謝感謝ばかりです中畑さんどうもありがとうございます。
白くて真っ直ぐなライトが似合うHEROと人鳥哀歌で始まって終わったの、メチャメチャ良かった。
【アンコール】アースコード
動物曲多めにやった最後にアース(earth)コード!!!???
いやその意味じゃないかもだけど!深読みかもだけど!
『パイオニア』という言葉と地球って切っても切り離せないと思うので素敵な選曲だなぁとしみじみ。
tacicaはどんな曲でも始められるしどんな曲でも終われるすごいバンドだなぁと思う。アースコード、速すぎないけどもったりしない、絶妙な心地好さがある。
曲の引き出しが多いtacicaは激しい曲や重たい曲も色々あるけど、こういう曲で締めてすっきりした気持ちで帰宅させてくれるの本当に嬉しい。
帰宅するまでがライブ!!
無理してでも定時退社からのダッシュで向かって良かった……。(先週のbillboardは半休取ったけど、金曜に2週連続はさすがに厳しかった)
先週とは打って変わって『ロックバンドtacica』を、対バンという限られた尺の中で、濃縮したものをそのままお出しされたような、ガツンとした強さのあるセトリや音色たちでした。
そんな中でもordinary dayやハイライトが組み込まれるのがtacicaなんだよな。そういうtacicaが好きなんだよな。と腕組しながら頷きたくなりました。(新参のくせにな)
まさかの週明け7/10(Mon)も露出があるので、何とか頑張って定時退社ダッシュで会場向かいます!(向かいました!)
~余談~
隣にいた1人で来たっぽいお兄さんが終わった後すんごく満ち足りた顔をしていて、あまりにも分かりすぎて声かけたくなって、案の定声は掛けなかったんですけど、会場最寄りから電車乗ったら同じ車両乗ったのに気づいてさすがにちょっと面白かったです。
なんなら反対隣のお姉さんも同じ車両だった。
いつも1人でふらっと行ってふらっと帰る、友達のいない人なので、名前も知らないもう顔も覚えてない方々だけど、同じtacicaが好きって知っている方々と一緒になれたの嬉しかったです。