ABC座2024『大金星(BIG VENUS) ~時代(とき)を超えて~』
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いつも通りにストーリーにあげるつもりだったけど、流石に4000字近くになったので渋々noteにしてみました。
「ジャニーズ伝説」という演目を10年近くグループの顔としてこなしてきたA.B.C-Z。当たり前のように培ってきた10年の歴史を無き事とされてしまった。今回の舞台は形を変えて事務所の伝統的な楽曲を使った新しいエンターテイメント舞台。という感じの物でした。
戸塚さん曰く「ジュークボックスミュージカル」をイメージしてこの形になった。と言ってた。
去年が涙を流しつづけるお別れ会みたいな感じだったので純粋に4人での再出発の演目。
どうなるんだろう、、、という気持ちと事前情報がまず
「豪華客船に乗ったアウトサイダー4人が嵐に巻き込まれ宇宙に飛ばされる」ってあらすじだったので「???」だったのとめちゃくちゃ楽しそう、、、、
とワクワクと4人で大丈夫か、、、?という不安もあった。
蓋を開けると「よしもと新喜劇&インド映画&ブロードウェイ」がごっちゃになった感じ。個人的にはコロコロコミックにも感じた。
事務所の楽曲を詰めたおもちゃ箱をひっくり返してぶっ壊す勢いで遊んでいる。
だけど事務所の特権をふんだんに使いすぎて「怒られるぞ、、、」って感じの舞台。
でもコメディ作品って本当に難しい物だと思っていて。恥ずかしがったり中途半端だと本当に失敗する。
だけど、スキルと技量と経験で全て払拭してこなしている舞台だった。
仮にこれをジュニアだけでやったとしたら大失敗すると思うし、あくまでお笑いではなくコメディエンタメという括りの中でちゃんと完結させている塩梅さも絶妙な加減で素晴らしかった。
1回目見たときの本音としてはぶっちゃけ「再出発本当にこれで良かったのか、、、、、???」
と思ったけれど悲しいえび座を払拭する為のポジティブコメディって考えるとこれくらい狂気的なコメディなら上塗り可能だよね、、、凄いや、、、と思った。
そして事前情報として「考えないで楽しんで欲しい。どういう話と言うと、、説明が難しい、、」と言うコメントもあり、
ぶっちゃけ見てみても確かにこれは考えると頭が痛くなる。何を見たんだ。。。と思ってる(褒めてます)
3時間インフルの時にみるアタオカな夢っていうのが本当に正しいと思っている。
1回目の衝撃は頭に雷落ちた衝撃で、2回目以降は「大金星、、、大金星を俺にくれ、、、」状態の
依存症みたいな中毒性があるので危険ですしリピートしたくて堪らない中毒者大量発生状態です。
でも一つだけ未だに私が心配なのは各グループの失礼に当たらないかな、、、
与えられた物を本人はこなしているだけなんだけど、、、、大丈夫かな、、、、受け入れてもらえるかな、、、
攻めすぎてて?というか楽曲小馬鹿にしてないかな、、、、他のファンからの評価が怖いけど大丈夫か、、、、??
平たい目で見てファン以外の人にジャニーズ楽曲を楽しんでもらうと思えば結構悪くないのかな、、、、
アイドル的な見せ方はぜーーーんぜんしていなくて、新しかったな。エンタメになってた。ショーではなかったな。
でもこの感覚お客が置いてけぼりトンチキ感ってオタクが常日頃A.B.C-Zに感じている事と同じではあるかもな。
(第一幕)
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厳かな雰囲気&しっとり系の曲から始まったのに突如「舞祭組」が鳴り響いて舞台がスタートした。
こんなにも「!?!?!?!?」って反応が起きる感覚ひっさびさで超新感覚で良かった、、、いやーー素晴らしい裏切り感、、、
嵐の曲の使い方バカ笑ったな、、、嵐のファンの方。ごめんなさい、、、
でも「爆弾低気圧が近づいてくる、、!これは、、、嵐だーーー!!(ジキソウソウ…ジキジキソウソウ…)」は笑うだろ、、、
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その後の「ワイルドアットハート」のオープニングの演出も素晴らしくてここですでにスタンディングオベーションしたくなる。
「Ah ~Ah ~Ah ~Ah ~」で船が巻き込まれて頭抱えるポーズが印象的でおもろくてもう花丸。
歌詞の「何が起こるか誰にも分からない、今を生きるだけさlet’sgo」からの〜タイトルですよ。この舞台のテーマはこれに詰まっていると思っている。それに楽曲をアンサンブル含めて合唱するシーンで本当に良いの、、、ワクワクした。
何度でも元気が無くなった時「見たい」って思える舞台だったもん。。。そう元気出る舞台だった、、、
えび座以降ワイルドアットハート聴くたび、前奏でA.B.C-Zが頭抱える絵がこびりついて離れない。
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各キャラクターの解像度も高めで笑った。本人たちは違うって言っているけど、
オタク視点のパブリックイメージとしては「当て書きだろwwww」と思った。
戸塚さんは顔の造形美を滲み出るクズキモキャラで「ギリきもいが勝つ」と言われるノーベル賞候補の教授(?)口癖は「ナンセンスでーーーーす!!!!!」
塚ちゃんは空腹我慢できず、試合の為の減量に失敗しているのにもかかわらず隠蔽を重ねてしまうボクシングチャンピオン
五関さんはトン子(トンコが気になる方は検索ください。)トン子はマジでキーホルダーにして売ってくれ頼む。
橋本は女が好きで大体人の話を聞かない(ドストレート)
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橋本さん王道の王子がやりたい!!!!って言って上がてきたのがアレだったけどやりきってて良い。
(本人は頭からっぽでフィーリングで演じているようだけど、自分そのものみたいな役だからそれで良いと思う。)
お姫様抱っこされる橋本さんずっと見てたい。「我はプリンセスじゃな〜〜い!!」も「恥ずかしーーーーーーー !!!恥ずかしーーーーーーー !!!(大絶叫)」も
声圧が凄すぎて笑う。会場揺れたぞ。お疲れ様です(?)
あとはルンルンの王子が発する「ついてまーーいれっ⭐︎」がキャワだった。王子というかギャルだった。
個人的には見に行った前半と後半でキャラの雰囲気違かったんだけど前半のガムシャラギャグ漫画王子が好きだった。
2回目以降の橋ちゃん、キャワ値が上がっていたな。KAWAIIがカンストしてた。女をはべらかす橋ちゃんほどオタクが大好物な物はないです。
別役としては橋ちゃんのシンプル暴力!!の雷親父シーンと鬼コーチの役おもろかったな。。
あの雷親父シーンの時の、迫真の演技の五関くんも見たいんだけど橋ちゃんを見ちゃう。
ピリついてプンプンしているの超橋本にあってます。
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戸塚さんの恐怖のストーキングエモ(?)回想シーンめちゃくちゃ好きです。爽やかにキモい。
戸塚さんNGワード「ウザ」と言われると「え、ウザって言いました?許しません」の後の銃口を頭に当ててぶっ放すモーション、松本まりかの「クビ!!」のポーズ
どれも面白すぎて悶えてた。まじでね笑いの間を分かりすぎている何あの人?
戸塚祥太は新ジャンルですね。すばらキモかったです。おめでとう(?)
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塚ちゃんのモリモリ豚骨ラーメン食べるシーンかわいかった〜〜〜「筋肉キレテルキレテル〜〜〜!!」
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五関さんが1幕終わる前のメタい演出と「フット王子と愉快な仲間たちによる君だめ」とーーても良かったです。
舞台上で橋本と五関さんがわちゃわちゃしていたら、塚ちゃんが「もうどうでもいいから早くやろう!?」って
話ぶった切って舵をいきなり戻すところとかめちゃくち「この感じめっちゃ塚ちゃんじゃん、、、」って思った
(第二幕)
象の鼻デコってた橋本最高に好きなやつだったな、、、とてもギャルだった。
戸塚さんの「だが、ポテトは考えた〜(中略)現場からは以上です。」のネタもツボで面白かった。
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群青ランナウェイが本当に良かった。。。元から好きだった曲がさらに好きになってきた。
歌詞の「この耳鳴りは僕らの秘密」が物語の伏線になっているのマジで落とし込み方がヤバすぎる。
群青ランナウェイのシーンがマジで好きすぎてあそこだけ繰り返しみたい。
演出が良すぎるマジで最高涙出そうになるのよ。主演含めてアンサンブルに混じるのがめちゃくちゃ良い。
はーーーーーーー!!あそこだけでも配信してくれ!!!!リピートさせてくれ、、、
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世界に一つだけの花の使い方はあれで本当に良かったのか、、、、、???世界に一つだけの、、
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土俵の上でシコ踏みながらDDしたり、宙船したりリアルフェイスしたり。
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キラキラのふんどしをズボン下に仕込み、土俵に上がり振り撒く塩はキラキラと煌めき、本番は自爆して即死の橋本。
相撲の後にみんなに慰めてもらう時の橋ちゃんが子犬すぎてぎゃん可愛い。
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リアルフェイスの舌打ちの使われ方マジで怒られるぞって奴だったなwwwww
戸塚さんはなんて顔で股間掴んでるんだよ本当に。あんな人きったあとみたいな厳かな顔で掴むなマジで。
リアルを手に入れたドヤ顔とつさんとオペラグラス越し目があった気がするの本当にシンドかった。マジで笑いが止まらなくなった。頼むこっちを向かないでくれ、、、
あと対戦前にふんどしをギュンギュン上にあげないでくれwwwww色々アウトだからwwwwケツwwwwww
(のちにこの演出にツボり過ぎた橋本が歌を飛ばしてしまう事件が勃発。そして満足げな戸塚)
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「たとえば二人 出会わなかったら?」つぶやく君は、いつものように日差しの中 足早にゆく
星の数ほどの 生命のスパイラル
今生きるこの瞬間 胸に刻んで」
なんか全然悲しくはならない、舞台に完全に落とし込んだざえびで良かった。そ、、そんな使い方があったか、、
楽曲としての生を感じたし「グループデビュー曲」を場面に合わせて歌うことで「死してなお寄り添うラブソング」に変化して聞こえる。
楽曲としての可能性をミュージカルという演出でこんなにも壮大に視点を変えて見ることができる事に感じて感動を通しこして震えたよね、、、
100点満点中200点なざえびの使い方だった。こんなにも寂しくなるだろうと思っていた大切な楽曲が形を変えて最高な形で輝きを増した瞬間だった。
そしてこの曲で「時を超えて」4人のアウトサイダーまた戻っていくんです我らが地球に、、、、
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五関さんの「hahaha〜(突然のブレイクダンス)」めちゃくちゃ五関くんで笑った。
橋本、ついにホストクラブ経営するってよ。
めっちゃ楽しかったけど基本見た後「楽しかった〜」って感情だけであんま中身の記憶がねぇんだよな。
でもめちゃくちゃ見たい、なんなら過去10年のえび座で一番好きかもしれん。(4人になって初めてのえび座が一番好きって何よって感じだけども、、)
また再演してくれ~~~~~~~~~~!!!!!
たとえ....
すべて失ったとしても
Let's break away
きっと乗り越えられるから
差し伸べたこの手は離しやしない
You've got no fear anymore.
塗り替えよう 栄光の未来へ