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鉱物の話からシュルレアリスムの話まで、繋げようとは思っているのだが、長くなる予感しかないので一つづつまとめてみよう。①鉱物

どうも、読者に寄り添おうとしない文章が特徴的な大昔の生物です。この記事がどれぐらいで読める物になるのか定かではありません。なんだったら書きながら纏めようとしています。

昨月東京に入り浸り、色々と考えをめぐらす機会を得たので、それらをどうにか繋げたい。

手の平の地球

まずは鉱物の話から。ネット上で知り合った方とお話ができた。その方は鉱物標本を集めているコレクター。本人によれば駆け出しでそれ程でもないらしいが。何に魅力を感じているのか?という問いに、システムの末端として面白い(表現は違う、私が勝手に内容からまとめた)という応えだった。地球というまわる世界の中の1つの着地点として手の平に収まり、美しく、まだ磨かれていないダイナミクスさがある鉱物が魅惑的な事に、改めて気付かされた。元々鉱物には惹かれており、少しづつその世界を覗いていた私にとって、とても有難い出会いだった。

山に登れ みつかる

鉱物に惹かれ始めたのは登山に依るところが大きい。素人登山をはじめて2年ほど。山に分け入ると様々な色合いの石に出会う。赤茶けてざらついた石、黒光りする滑りを湛えた石、青と碧をしっとり混ぜ合わせたマーブル。同じ山でも雨の後に現れるテクスチャが違うなど、飽きる事はない。そんな私が鉱物採取へと踏み入ろうとするのは必然でしょ?

複雑な色合い。低山ハイクの楽しみの一つ。


諸星めぐるさんの動画


さあ踏み出そうと思ってはみたものの、採取の方法がわからない。とっかかりがみつからない。どうしたものかと考えていた所、応援してるvtuberさんがその道に詳しいというじゃないですか(いつもの流れ)。ということで図々しくそんな配信をしてもらえへんやろか?とお願いしてみた所、もともとやる予定であったとのことで快く引き受けてくださった。ありがたい(私の影響で配信したとかクゾデカ誤認はしてくれるなよ。たまたまだ)。

諸星めぐるさん 目指せミネラルハンターhttps://www.youtube.com/live/qx8w4XQM9ws?feature=share

鉱物について初心者にもわかりやすい内容になっておりおすすめ。なんだったらnoteの記事にもありますのであわせてどうぞ。

いざ中津川市鉱物博物館

さあ下地は整ったということで、ガチ初心者の私が選んだ初手は岐阜県中津川市にある鉱物博物館へと赴くことだった。愛知県に住んでいるので一時間ちょっとでいける。収蔵品や鉱物の解説など充実しておりとてもよかった。そこで学芸員の方?(多分。外で作業している方が、そんな雰囲気醸してたので、館の方ですか?とお声掛けしたらそうですとのことだった)にお話を伺った。元々鉱物博物館のある中津川苗木地方は鉱物がよく採れる地域で、煙水晶で有名だ。3〜4年前までは館で申し出れば水晶が出る山への入山許可も出していたそうだが今はやっていない。荒れたのだ。ネットの影響で簡単にアプローチできそうな所は根こそぎらしい。いまでも検索すれば、それらしい場所についての事はでてくる。学芸員の方も山は無理だが、川ならという話をされた。だが表情は明るくない。渋々といったところだ。止める権利は無いが、好ましく思っていないのだろう。苗木地方は自然豊かで綺麗な小川が幾筋も流れている。子供たちが夏にシャワークライミングを楽しむそうだ。そんな子供たちがたまに水晶を拾って嬉しそうに報告にくるとおっしゃっていた。いい話が聞けた。
 帰り道、鉱物採取は止めようと思った。子供たちの遊び場を大人が荒らすのは醜い。昔から地道にやっていた方ならまだしも、今から趣味として着手するのは何やら心苦しい。

中津川市鉱物博物館 入り口からして構造体
見事な水晶
様々な鉱物がみれて楽しい

楽しみ方はまだあるさ

でもね、私には購入というもっともポピュラーな手段が残っている。そこまで高額なものでなくて楽しめそうだなと考え直した。物が増えて部屋が溢れるのは勘弁願いたい。山に分け入ってまでとってくる鉱物なんて少ないだろうな、でも思い出詰まってそうでいいな、という考えもあった。だから購入という手段は選ばなかったのだが、鉱物採取を止めると決めたので、消費活動にシフトしようかと思う。買っても3,4個かと思うけどね。手の平の地球を、サボテンの隣におくとか、なんだったらエアープランツの土台にしてみようか、などと画策している。

地球の深層と人の深層

今回はここまでとしたいのだが、次にシュルレアリスムについて、千葉市美術館でやっていた「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容を観て感じた事をまとめていきたい。地球の深層たる鉱物と、人の深層について表現するシュルレアリスムに何か繋がりを感じてならないのだ。何がどうなるかわからないが、やるつもりではある。多分。

最後まで読んでくれてありがとうございます。一応続き物になるので、興味が少しでも残っていれば次の記事にもお付き合い下さい。では、おむかしでした。

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