やっぱジャックパーセルなんよねー
日本人男子が服装に気を使い始め、今ならGUやユニクロで一通り揃ったとしても、靴の合わせとして最初の段階から誰もが持つだろうと思われるのは、コンバースのオールスターでしょう
色は黒から始まり、よほどのセンスを備えているか、真似てみるべき歳上のオシャレさんが周りにいない限りローカットを選ぶ
今もそんな感じかなとは思うんですけど…、違うのかもしれませんね…
最初にローカットの黒を手に入れた時は、嬉しくて毎日のようにガッコに履いて行ってました
敢えて制服の下の丈を八分くらいまで短くして、自慢のオールスターを目立たせたりしてました
でも、その後出番がどんどん少なくなっていってしまい、いかんとばかりにまた挑戦するんですけど、自分の感覚ではどうもしっくり来ないんです
これは理由を説明できるものじゃなくて、キャンバスのスニーカーならヴァンズも履いたし、プロケッズもトップサイダーもヴィンテージのものを手に入れ、オールスターもオフホワイトの米軍使用の同じくヴィンテージを手に入れと、いろいろやってきましたが、オールスターの出番はやっぱりなかなか巡って来なかったです
ハイカットが本当なら一番カッコいいと知って試してみるも、日本の住文化では脱ぎ履きする機会が多くあり、そこで手間取るのがかえって不恰好にも感じ、苦手意識はますます高まっていく一方…
どーしたもんかなと思っている中で、それなりにセンスの良さを感じさせていた友人が白いジャックパーセルを履いてきたのを見て、コレならイケる!と早速真似っこしてみると…、実に調子がイイんですよね
同じキャンバス製のコンバースの定番商品なのに、こっちはしっくり馴染んでくれたんです
米国製の頃のものだから、履き心地はご愛嬌なものでしたけどね🙂
スニーカーは数えきれないほど集めました
デザインが目立ち過ぎるナイキだけは少ーし苦手でしたけど、ゴテゴテしていないものならそれでも結構な数を買っているはずです
特に自分は素通りしましたけど特大のヒットとなったエアマックス95をデザインしたセルジオ・ロザーノが手がけていた頃のACGシリーズは、無理クリお金を捻り出しても買うほどのめり込みました
ゴテゴテ加減が上手く引き算されているように感じて、中でも名品とされたのがエアリバデルチだったんですけど、それほど生産数がなかったのか店頭で見かける機会はほとんどなくて、悔しい思いばかりが募っていきます
だから復刻版が出たときは、これまた金を捻り出して全色マイサイズを買いましたよ
ソウルがイカれてなければ今も履けるはずなんですけど…、最近のトレンドにはちょっとハマらない感じもありなかなか出番はありません
アディダスやプーマの名作も一通り揃え、定価があまりに高くて買えなかったから手を出せなかった米国製にこだわったニューバランスの996品番ならと買ってみたところ、その履き心地はそれまでのどんなスニーカーよりも突き抜けて素晴らしく、地味ーなグレーカラーもどんな服装にもハマるとわかり、米国製や英国製で縛りをつくってバンバン買っていきました
その分食費は貧相なものにならざるを得なかったんですけど、服好きあるあるみたいな話でもあるでしょ😉
ニューバランス永遠の名作1300を遂に入手した時は心から嬉しかったものです
履くとなんだか不恰好に感じられたものの、つい最近まであまり人気がなかったニューバランスらしさは、その不恰好さに尽きることをいろいろ履いていく中で知り、今でもとっておきの一足であり続けています
ほとんどのモダンなスタイルのスニーカーは、ソウルにポリウレタンが使われているから加水分解で壊れちゃうんですけど、ニューバランスは修理してくれる体制も整っていて、そういう配慮もまた嬉しかったものですから、高価なニューバランスが溢れ返るようになったところで、いきなりここに注目が集まり、いいものは瞬殺で売り切れるようになりで、出番は半分くらいまで減ってしまいます
代わりにサロモンやらホカやらアルトラやらONやらを試しては購入して代用して楽しんできたのですけどね
でも、トレンドがどれほど移り変わろうともキャンバススニーカーの魅力は永遠なんです
上がどんなでも受け止めてくれる懐の深さと、革靴のようにいつまでも変わらぬ風情を湛えた雰囲気を忘れることは決してありませんでした
トップサイダーのデッキスニーカーは忠実復刻として何度も市場に出てきていますが、ヴィンテージを持っているからこそわかる内側が大きくくびれた細い木型が再現されることはなく、でもまぁ履きやすさや履き倒す前提なら全然使えるレベルだったから忘れちゃなかったですし、ヴァンズもスケボー🛹を少し齧った者としては絶対的な存在であり続け、お上品な印象が強いトップサイダーとは異なり、派手な色目や柄のものもヘイチャラで出して来るんだから、そういう方面のを主に集めて今に至ります
ピンクやらオレンジやらパイソン柄やらのシンプルなキャンバススニーカーはヴァンズしか勝たんのです
オールスターも気に入った色ものや柄ものはきちんと入手してきてます
しっくりこなかった感じは、シーズン売り切りの特別な雰囲気を持つ色ものや柄ものならば問題なく馴染んでもくれます
でもね…、ジャックパーセルが好きなのはずーっと変わらなかったです
とにかく自分にはちょうど馴染む感覚があり続け、モノトーン系のキャンバススニーカーならこれ一択という感じで集めてきました
カート・コバーンが愛用したという黒のジャックパーセルは、ニルヴァーナなど聴くもんじゃねーと思っていたにもかかわらず、履くとやっぱりしっくりきてくれます
いろいろ通り過ぎたからこそオールスターでもいいんですけど、もうみんな履いてるやんとなると、ジャックパーセルに手が伸びるのは止められません
そんなに高価でもないからついついというのもありましたけどね🙂
ヴァンズやオールスターの派手な色めのものを主に夏仕様と決めて、冬の重衣料を足元で受け止めてくれるシンプルな昔ながらのスニーカーとなるとジャックパーセルくんの出番がどうしても増えます
素材もいろいろな提案がされてきたということもありました
色や柄で遊んでも選ばれにくいモデルだから、モノトーンベースで素材で遊んでいたのがジャックパーセルの特徴で、起毛がかったスェードなんて秋冬シーズンには大活躍してくれます
上にアークテリクスの先端を行くデザインのジャケットを持ってきてもいいし、トラッドなツイードのコートにも合わせやすく、厚底ソウルが大流行りとはいえ、今のワイドパンツにだってちょっと違いを感じさせるアクセントとしてもイケるんだから、その万能振りには今も最初に感じた新鮮さを失うことなく使えます
ジャックパーセルなら黒の素材違いを集めるのが自分の中のブームであり続けています
今年の春先に発売されたのにショップ限定の黒がありました
わかる人には人気がある著名なデザイナーさんが監修したもので、だからお値段も通常の倍くらいと高価なモノではありましたが…
ネットで動向をずーっと見ていたんですけど、シーズンの切り替えに合わせて半値になっているのを確認し、マイサイズの残りが僅かとなったところで注文しました
ツケ払いというビンボー人のために用意してくれたサービスを使ってですけどね😉
商品写真だけ見ても雰囲気がよく出ていると感じ取れますよね
で、こんな合わせにも応えてくれます
クラッシックなデザインだからこそ、革靴にトレンドが寄りつつある今でも全然イケちゃいます
ちなみにスーツを着ていねばならなかった時分に、男性紳士服の世界は堪能し尽くすほど凝りに凝りまくりましたけど、日本の住文化での活動が前提でしたので、革靴はローファーやスリッポンなど紐で結ばなくても履けるものに限り集めました
以前から集めていたレザーのデッキシューズは主に茶系でしたけど、ローファー関連はほぼ黒一択
ローカットのブーツもいろいろ残してあります
ちなみに革靴に関しては安物買いはしてません
きちんとした背景のあるブランドやメーカーのものに限ってコツコツと買ってきたから、革靴ブームも「待ってましたよ」というようなものです
この先ブーツのブームが続いてやって来たとしても、ワーク系からドレス系まで、ちゃんとしたブランドのものを購入してきてありますから、全然対応可能です
厚底のチャンキーソウルを一つくらい手に入れてもいいかなとは思うものの、自分の目で見て納得できるものじゃない限り買うつもりはないかな…
そこは年齢に相応しいモノを持ってきて、周りとの差をつけるくらいの工夫をする余裕を見せたいくらいに思うくらいで
ストリートからクラッシックに回帰するトレンドが続いていくのなら、男性服飾関連に関しては素材が一番大切なので、安易に安物を買うのは止めた方がむしろよいのですしね
今の結構厳しい残暑が去ってくれた後にすぐやって来る冬に向けて、果たして自分はどんな格好をしているのか見当もつかないし、たから今はあれこれと持ち合わせとの組み合わせを想像する楽しみの最中なんですけど、このジャックパーセルくんは間違いなく一軍入りで決まりです