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アップルウォッチ、何を選んだか

デジタルガジェットは、進化のスピードが早いからすぐに陳腐化してしまう。

僕がアップルウォッチをしばらく様子見していたのはそれが理由だ。

特別なアップル製品のファンでないということもあるけれど、iPhoneから浮気したことはないくらいの信頼度は持っている。
iPhoneは適度な間隔で買い替え、乗り換えてきたが、それも発表されてすぐに購入したわけではない。

だから、アップルウォッチもすぐには手を出さなかった。

ただし、アップルウォッチのデザイナーがマーク・ニューソンだという、広く知られる公然の秘密については僕もわかっていたから、どこかのタイミングで購入するんだろうとは思ってもいた。

結局手に入れたのは、4シリーズの発表を待ってから3シリーズのブラック・ステンレスの40ミリ。
アルミ素材は安っぽくて論外、ステンレスも黒にこだわった。

だけど、一番の決め手は操作ボタンが赤く塗られていて、デザイナーの意思を感じさせる唯一のポイントが次のシリーズでは継承されなかったから。

その後のシリーズでもあの赤いポッチは採用されていないから、多分サポートが切れても使い続けると思う。
文字盤の種類が少なくなってしまったり、当然新しい機能もなかったりはするけれど、再びデザイン的なフックのあるものが出てこない限りはコレかなぁ。

そのくらい、赤いポッチがお気に入りだということですね。

マーク・ニューソンは世界的に知られる人だが、僕がその名を覚えたのは、アイクポッドという一風変わった機械式時計を通じてだった。

丸いUFOみたいのがアイクポッドというブランドの象徴的なモデルだったものの、アップルウォッチとの関連ということでいえば、このマナティと呼ばれるシリーズがふさわしいだろう。

こんなデザインで50万前後という値札をぶら下げていたのだから、結構本気でやっていたのは間違いない。
デザイン時計なんて、今でもせいぜい10万円代で高い方だから。

アイクポッドはコンセプトを変えて復活した。
現行品は手に入れやすい10万円前後の定価だけど、かつてほどの人気はなさそうに感じる。

値段相応につくり込みが甘い感じがあるのは、その大きな理由なのだろう。
今のアイクポッドならば、アップルウォッチを選ぶのがよいと思う。

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