私の大まるの原点…大野君と大野くん
今回は二十年から十数年ほど前の私の一次創作のキャラクターを交えながら、お話しさせていただきます。十数年前の私は完結こそしませんでしたが、一次創作で高校球児を主人公にした青春小説を書いていた、というよりネタを作っておりました。ちょうどアニメのちびまる子ちゃんが大まるの神回と言われる「ロマンチックな季節」を放送していた頃のことです。その頃の一次創作のキャラクターにPL学園(懐かしい響きになりましたね)のスラッガーで、大野光司くんという子がおりました。私の一次創作とはいえ当時は大の高校野球好きの弟が名前を考えたキャラクターもおり、大野くんもそういう子でしたので、実際のところちびまる子ちゃんの大野君との関係は詳らかではありません。
私の担当した分野は大野くんのプライベート関係です。誕生日は失念してしまいましたが、血液型はB型(私の親しい肉親にはB型が多いので一番書きやすい血液型でした。私はAB型で、AB型はB型にあったことがない人が多いと似非血液型科学者が申しておりますが、東北地方のAB型の場合、逆の場合もあります)。身長は180㎝から185㎝くらい。大野君と同様かなりのイケメンでスポーツ万能です。ただ成績は、学校で高校野球が終わると毎回追試を受けなければならないくらいの問題児でした。性格は明るい楽天家です。自分でやり遂げたいと思うことは何でもやり遂げる幸運児でした。大野君は硬派で男子からも慕われていますが、こちらの大野くんは自分の女性関係を開けっ広げで自慢しており、モテない男子から反感を買っていました。
かといって大野くんは、楽天家なだけでチャラ男であったわけでも、派手な女性関係を繰り広げていたわけでもないのです。彼は私の描いた大野君のように彼女が大好きで仕方がない男の子なだけなのです。私の描いた大野君もまるちゃんとの関係は、最初の内はともかく段々と開けっ広げにしていきます。そこで同性から反感を買ったのが大野くんであり、彼女の方に反感の矛先が向けられたのが大野君なだけです。大野くんも大野君も自分の気持ちに正直で純粋にひた走る性格なのは間違いありません。多くの同性や異性に反感を買いながらも二人ともブレません。驚異のメンタルの持ち主と言えるでしょう。大野光司くんの彼女は京極清香ちゃんと言って、イタリア系クォーターのとても美人な甲子園のキャンペーンガールを務める女優の卵でした。ここはまるちゃんと違いますね。まるちゃんはどちらかというと笑顔の可愛い女の子です。ただ、まるちゃんも清香ちゃんも彼氏をかいがいしくお世話するところは同じです。大野くんは暇なときは清香ちゃんのおうちに入り浸り(大阪に本拠地があったのでしょうか?)、甘え上手な大野くんは清香ちゃんに何でも(夏休みの宿題も)やってもらいます(少々無茶苦茶な設定ですね)。次男で末っ子という立場が彼をこういう人間にし、子供の頃も周囲はそのように接してきたのでしょう。大野くんというキャラクターは本当に恵まれた人間でした。清香ちゃんのファンの同級生の前で「昨日、シてきちゃった」という大野くんはただの天然な楽天家なのです。
ちなみに自分が好きになった人には献身的に尽くす清香ちゃんは私と同じAB型です。だから私の描くまるちゃんはAB型の性格に近いA型であり、大野くんと共通項がある私の大野君はB型に近いO型になります。まぁ、血液型なんてものは脳みそには何の影響もないそうなので、皆さんの思い描く大まる像と私の大まる像が違うのは、血液型のせいではなくきっと百人の人間がいれば百通りの生き方があるのと同じであり、そもそも私がこういうカップリングが好きなだけ…という話でもあります。大野くんと清香ちゃんの話は私の描く大まるの祖型ではありますが、清香ちゃんと違って熱烈に大野君に愛されたまるちゃんは人見知りで自己肯定感が低いあまり、周囲の冷たい視線や罪悪感のために茨の道を歩きます(💮を書いても同じことだと思います)。大野君は大野君で大野くんより真面目で自立心が強い人間です。彼は彼でちょっと辛い幼少期を背負っており、それをまるちゃんと出会ったことで救われます。つまり大野くんはともかく大野君はまるちゃんの心の優しさに惹かれ、その笑顔に癒されたのです。彼はそんな彼女を一生手放すまいと奮闘します。まるちゃんと大野君はどうすれば大野くんと清香ちゃんの境地に到達できるのか、似ているという以上に大野君とまるちゃんのゴール地点にいるのが大野くんと清香ちゃんかもしれません。読みにくい乱文で失礼致しました。