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笑顔と情熱で未来を創る — 挑戦し続ける明るく豪快元気なシングルマザー指導員 黒葛原(つづらばら)さんの軌跡
大町自動車学校の廊下に、明るい笑い声が響きます。「私、すごくゲラなんです」と笑う黒葛原(つづらばら)さん。その豪快な笑顔の持ち主は、3人の子どもを育てながら教習指導員として活躍する、大町自動車学校の人気スタッフです。
予期せぬ転機 — 事務職から指導員へ
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「最初は事務職として応募したんです。まさか自分が教習指導員になるとは思ってもみませんでした」
工場勤務や派遣社員など、様々な職を経験してきた黒葛原(つづらばら)さん。3人の子どもを抱えながらの就職活動の末、大町自動車学校の門を叩きました。そこで運命の出会いが待っていました。
「面接で社長から『指導員の方が向いているのではないか』と言われて。働くママさんを積極的に採用したいという会社の方針もあり、思い切ってチャレンジすることにしました」
母として、指導員として — 二つの顔の両立
朝7時の起床から始まる黒葛原さんの一日。教習所では普通車から中型まで幅広い指導を担当し、退勤後は本格的な母としての時間が始まります。3人の子どもたちそれぞれの部活動の送迎、夕食作り、さらに部活動からのお迎え、そして家事と、一日があっという間に過ぎていきます。
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「入社1年目は本当に大変でした。指導員の資格試験の勉強をしながら、家では3人の子育て。でも、子どもたちが私の頑張る姿を見て、自発的に洗濯物をたたんでくれたり...そんな支えがあって乗り越えられました」
黒葛原(つづらばら)さんの奮闘は、子どもたちの成長にも良い影響を与えているようです。「ママは運転を教える先生だよ!」と友達に誇らしげに話す子どもたちの姿に、仕事への誇りも一層強くなったといいます。
笑顔の裏にある努力 — 試練を乗り越えて
資格取得の道のりは決して平坦ではありませんでした。特に印象深いのは、指導員資格審査の日のこと。
「胃腸炎で高熱と腹痛に苦しみながら、点滴を打って審査に臨んだんです。決まった日にしか受けられない審査でしたから、このチャンスを逃したくありませんでした。今となっては笑い話ですが(笑)」
そんな試練を乗り越え、今では学科教習競技大会での活躍や、オンデマンド学科、YouTube動画の撮影など、新しい挑戦にも積極的に取り組んでいます。
初めての大舞台 — 九州代表として東京へ
入社1年目、黒葛原(つづらばら)さんに大きなチャンスが訪れました。学科教習競技大会での最優秀賞の受賞です。その年はコロナ禍の影響で九州大会は開催されませんでしたが、くじ引きで九州代表として東京での全国大会への出場権を獲得。初めての東京出張で、全国規模の大会に挑むことになりました。
「15分間の模擬授業を作って発表するという課題でした。教習の仕事には慣れていたつもりでしたが、全国大会となると緊張も違いましたね。でも、普段の教習と同じように、自分の言葉で素直に伝えようと決めました」
緊張しながらも、持ち前の明るさとユーモアで会場の雰囲気を和ませ、見事なプレゼンテーションを披露。大町自動車学校の代表として、その名を全国に轟かせました。この経験は、教習指導員としての新たな自信となり、その後のキャリアの大きな転機となりました
「あの時の経験があったからこそ、今では学科教習やYouTube撮影など、様々なことに挑戦できています。チャンスを与えてくれた会社には本当に感謝しています」
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デジタル時代の教習指導 — YouTube出演で広がる可能性
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大町自動車学校のYouTubeチャンネルでも、人気コンテンツに多数出演する黒葛原(つづらばら)さん。その自然な親しみやすさは、画面を通しても視聴者の心をつかんでいます。
▼黒葛原スタッフ出演コンテンツ一例。
▼黒葛原スタッフ出演コンテンツ一例。再生数3.4万回超え
「最初は恥ずかしかったですけど、『面白い』って言われるのが好きなので(笑)。楽しみながら撮影しています。教習所って敷居が高いイメージがあるかもしれませんが、もっと身近に感じてもらえたら嬉しいですね」
教習現場での温かな指導 — 母性を活かした!?アプローチ
「子育ての経験は、指導にも活きていると感じます。生徒さんの表情や仕草から、言葉にできない不安や悩みを感じ取れることも。それは母親としての感性かもしれません」
大町自動車学校では「ほめ達」という、褒めて生徒を伸ばす指導方法を取り入れています。黒葛原(つづらばら)さんは、この方針を大切にしながら、独自の指導スタイルを確立してきました。
(※大町自動車学校グループには「ほめ達」検定資格取得者が多数います。)
リンク先:https://www.oomachi-mc.co.jp/instructor/
「今の若い世代は、昭和世代と比べると少し打たれ弱いところがあるかもしれません。怒って伸ばすというのは、今の子たちには合わないと感じます。でも逆に、やんちゃな子たちはしっかりとセーブさせなければいけないこともある。全体的に見ると、褒める方が頑張れる子が多いですね」
また、女性指導員という立場から、特別なケアが必要な生徒さんを担当することも多いといいます。発達障害をお持ちの方、引きこもりだった方、コミュニケーションを取るのが苦手な方など、様々な背景を持つ生徒さんに対して、支援機関や保護者の方々と連携を取りながら、丁寧な指導を心がけています。
「最近は外国人の生徒さんも増えてきています。その場合は翻訳アプリを使いながらコミュニケーションを取るなど、工夫しながら指導しています。一人一人に合わせた指導方法を見つけることが大切ですね」
そんな黒葛原(つづらばら)さんの温かな指導に、生徒たちも心を開いていきます。免許取得後に、感謝の気持ちを込めてケーキやお菓子、時にはお酒を持って訪ねてきてくれる卒業生も少なくありません。
「たくさんの生徒さんから心のこもった贈り物をいただくのですが、中でも忘れられないのが、ある生徒さんからもらった小包です。その中身はもちろん嬉しかったのですが、それ以上に、その方の心遣いや感謝の気持ちが伝わってきて...今でも大切な宝物として残しています」
教習指導員として、生徒一人一人との出会いを大切にしてきた黒葛原(つづらばら)さん。その真摯な姿勢は、確実に生徒たちの心に響いているようです。
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地域とともに — 教習所の枠を超えた活動
教習指導員としての活動だけでなく、保育園の愛育会会長やPTA副会長としても活躍する黒葛原(つづらばら)さん。教習所での経験は、こうした地域活動にも活かされています。
「この仕事を始めてから、人前で話したり、まとめ役を務めたりすることに自信が持てるようになりました。自分の可能性が広がったように感じます」
休日には、大の好物という豚骨ラーメンを求めて、子どもたちとラーメン店巡りを楽しむことも。「こってりした豚骨が大好きなんです(笑)」と、話す表情からは充実した様子が伝わってきます。
未来への展望 — 可能性は無限大
「綺麗事かもしれませんが...
生徒さんが楽しいカーライフを送れるようにサポートしていきたい。そして、後輩の指導員たちの力になれる存在でありたいですね!」
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自身も「頑張りすぎない」を心がけながら、常に新しいことにチャレンジし続ける黒葛原(つづらばら)さん。その姿勢は、周囲のスタッフにも良い影響を与えています。
「学校中に響く笑い声で有名なんです」と照れ笑いを浮かべる黒葛原(つづらばら)さん。その明るさは、確かな技術と経験に裏打ちされた自信から生まれているのでしょう。
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シングルマザーとして、3人の子育てに奮闘しながら、指導員として新たな挑戦を続ける黒葛原(つづらばら)さん。その姿は、大町自動車学校が掲げる「未来創造企業」というスローガンを、確かな形にしているように見えました。