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「子育てと仕事を両立させて、「困ったときは岩永さん!」と言われるような存在に。」

◆30歳を目前に一念発起!教習指導員資格を取得して事務員から教習インストラクターへ。

Q:岩永さんは、現在、大町自動車学校の鍋島校に勤務されて17年目ですね。大町自動車学校で教習インストラクターになったきっかけや経歴などを教えていただけますか?

A:わたしは、もともと眼鏡屋さんから仕事のキャリアをスタートしました。その後、別の会社に転職し、23歳で若楠自動車学校に入社しました。当時、事務員として入社したのですが、30歳を目前にして、「今のまま30代に突入するのは嫌だな…」と思うようになって。それで前から少し興味があった教習指導員の資格を取ってやる!と満を持してチャレンジしました。そして30歳のときに指導員資格を取得したんです。それからは、事務職をしながら教習をやっていました。
そして2017年4月に結婚し、2017年10月から1年間育児休暇を取らせて頂きました。育児休暇から復職したときは、以前のように事務職をしながら教習をやっていましたが、大町自動車学校になってからは、マーケティングの仕事を担当させて頂きました。マーケティングなんて全く初めての事だったので、大町校の緒方さんのサポートを受けながら近くで勉強をさせて頂いておりました。そして実は2021年の10月に2人目を出産したので、今年の10月末まで2度目の育児休暇を取らせて頂いておりました。なので、この間復帰したばかりです(2022年12月時点)。結婚前は、夜間の教習も普通にこなしていたんですが、今はまだ子供たちが小さいので、17時20分までの定時勤務になっています。

◆育児休暇明けで新規事業の責任者に。不安もあるけれどやる以上は極めたい。

Q:大町自動車学校では、新規事業としてエックスモバイル事業を始めたそうですね。岩永さんは、こちらの事業にはどのように携わっているのでしょうか。

A: 10月に復帰してからは、教習の仕事もしながら、ライフサポート事業部のリーダーとして、エックスモバイル事業の責任者をしています。事業の内容は、格安スマホの販売代理店です。今はまだ立ち上げの最中で、2023年1月中旬頃から本格的な始動を目指しているところです(インタビューは2022年12月実施)。わたし自身、この事業分野については、講習を受けたり分からないことを質問したりして勉強してながらプロジェクトを進めています。取り扱う以上、しっかりした知識を身に付けていなければなりませんので。

Q:育児休暇から復帰されてすぐに、新規事業の責任者という大役を任されたわけですよね。これまでとはガラリと違う仕事をすることについて、どう感じていますか?

A:今まで取り組んだことがないようなことにも色々チャレンジさせてもらっているので、とても刺激になっています。新規事業を任されたことには不安も多いですが、やると決めた以上は極めたいなという思いもあります。新しい事業の立ち上げに携われて、すごくありがたいです。今はワクワクとドキドキで、少しだけドキドキの方が強いかなという感じですね(笑)。

◆指導員資格を取ったことが責任感と自信につながった。生徒を卒業させたときに一番やりがいを感じる。

生徒さんと接する岩永さん

Q.これまで教習インストラクターとしての仕事をしてきて、ご自身の成長を感じたり自信を持てたりしたのはどのような瞬間だったでしょうか?

A:教習指導員の資格を取得したことは、自信につながったと思います。でも、実際に事務員から教習インストラクターになってから苦悩を抱える時期もありました。指導員資格をとるときも結構ナーバスになりましたが、資格取得後は責任が生じてきますので。お客様からお金をいただいている分の仕事を自分はしっかりできているのかという葛藤に悩んだこともありましたが、周りのサポートにすごく助けられました。初めて教えた教習生が卒業を迎えたときはすごくうれしかったです。やりがいも感じるし楽しくて、もっと早く教習インストラクターになればよかったと思いました(笑)自分が教えたことを生徒ができるようになるのを目の当たりにしたときに、その人の人生の1ページに携われているんだと感じます。自分の卒業生が増えていく、教習性に携わる事が増えれば増えるほど、自分に自信がつきました。その後、第1子を出産して仕事復帰してから1年ほどたったときに、今度は検定員の免許を取ったんです。当時の上司が指導してくださったおかげで合格できました。それがまたひとつ大きな自信につながりました。

Q:卒業した生徒さんで、印象に残っていることなどはありますか?

A:初めて担当した生徒から、「ありがとうございました」という手紙をもらいました。今でもその手紙は大事に持っています。また、発達障害がある生徒を担当した際にも、その生徒が卒業できたときはまた感慨深かったです。今でもLINEでつながっていて連絡が来る生徒もいますよ。生徒から「先生」と呼ばれるのはちょっと恥ずかしいですけど、うれしくもありますね。

◆教習インストラクターの仕事に性別は関係なし。でも、若者の意識が高い現代だからこそ求められている女性指教習インストラクター。

Q:現在大町自動車学校の女性教習インストラクターは、鍋島校では見習い1名を含めて4名、大町校では2名という状況です。事務職の方を含めると、もう少し女性の人数は増えますが、教習インストラクターの男女の比率は5:1くらいの割合です。岩永さんの目から見て、教習インストラクターの仕事に性別は関係あるのでしょうか。

A:性別に関係はないと思います。女性教習インストラクターでも男性と同じように動きますし。ただ、今の時代、セクハラなどへの意識が高い若い人が増えていますね。どうしても車内は密室になるので、教習に来る方の中には女性の教習インストラクターを希望する人も多くなってきました。なので女性教習インストラクターは重宝されるのではないかと思います。自動車業界、特に地方はまだ男性の教習員の方が数としては多いと思いので、女性の教習インストラクターは貴重な存在だと思います。これから女性教習インストラクターはもっと増えて欲しいですね。仕事としては特殊なお仕事ですが、とてもやりがいがある仕事ですよ

◆オールマイティーに動けて、誰からでも頼られる人になりたい。

Q:今は、エックスモバイル事業を軌道に乗せることに注力されていると思いますが、今後岩永さん自身がチャレンジしたいことや、取り組んでいきたいことはありますか?

A:まだ持っていない資格があるので、それにチャレンジしたいですね。現在、鍋島校ではトラックの準中型免許と中型免許の教習をやっていませんが、いずれやることになると思う(大町自動車学校は大町校と鍋島校の2校体制で、トラック準中型免許と中型免許は2023年1月時点大町校のみで対応中)のでそれぞれの教習をできる指導員資格と検定員資格を取っておきたいです。それから、わたしはもともと事務員として入社したのもあって、事務職や接客の仕事も好きなんですよね。ですから、パソコン作業や書類作成など事務の仕事でももっと会社に貢献したいです。教習も検定も事務もできて、オールマイティーに動ける人になりたい。結構欲張りな目標かもしれませんが、みんなから「困ったときは岩永さん!」といわれるようなポジションになれたらいいなと思います。

◆チャレンジ精神が旺盛で、積極的にアイデアを出してくれる人に来て欲しい。女性が働きやすい会社だから、ママさんも大歓迎。

Q:どのような人と一緒に働きたいですか?これから自動車学校で働きたいと思っている人にメッセージをお願いします。

A:弊社は、いろいろなことにチャレンジしていく会社なので、チャレンジ精神が旺盛な人に仲間になって欲しいですね。また自分の意見もいいやすい会社ですから、自分のやりたいことや思いついたことを積極的に提案してくれるような人もいいですね。いろいろなアイデアを出してくれて、将来のことを一緒に考えていけるような人に来てもらえたらうれしいです。明るくて社交的で元気な人も歓迎です!それから、弊社は女性が働きやすい会社も目指しているので、ぜひ女性にもチャレンジして欲しいと思います。すごくアットホームな雰囲気だし、独身でもママさんでも働きやすいように考慮してくれる会社なんです。指導員の資格を取るには頑張らなければなりませんが、そのぶんやりがいがあります。少しでも気になる方がいれば、どんどん来て欲しいです。

◆子育てと仕事の両立は思った以上にできている。家族や仲間のサポートのおかげです。

休日の岩永さん。2人のお子さんと一緒に。

Q:お子さんが5歳と1歳2ヵ月でまだ小さく、子育ても大変だと思います。最後に、育児休暇から復帰した現在の状況や気持ちを教えてください。

A:今は毎朝、子どもたちを保育園に預けて、9時前に出社しています。10月末に復帰したときは、2人の子育てと仕事を上手く両立できるのかものすごく心配でした。でもやってみたら意外にやれるんだなと思って。今はまだリハビリ期間中という感じですが、思ったほどしんどくないです。けどそれは職場の仲間や主人がサポートしてくれているおかげです。子どもが小さいうちは、すぐに熱を出したりするので休まなければならないことも多く、周りの人には本当申し訳ないなと思っています。でも、弊社は男性社員が多いんですが、すごく理解があるのでとても助かっています。育児休暇中も「早く復帰しておいで」と言ってくれたり、子育てと両立できるようにシフトも考えてくれたりで、とてもありがたいです。私生活では、子ども中心で自分の時間はほとんどありません。趣味を楽しむ時間もないですが、今は子供の成長が一番です。早いもので、上の子はもう来年年長さんです。何色のランドセルを選ぶかなぁと楽しみにしています。





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