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「ニキビには当帰芍薬散」って本当?

みなさんこんにちはオオクボです。

ニキビや肌荒れに使われる漢方薬にはいろいろなものがありますが今回は「当帰芍薬散」という漢方薬を紹介します。

当帰芍薬散はニキビに効くの?

結論から言うと、当帰芍薬散は白ニキビに使われることもある漢方薬であり、体質に合えば効果を望むことができます。

しかし、当帰芍薬散だけではなく、漢方薬は体質やニキビの状態とのマッチングが重要ですので、体質に合わない場合、効果が出ないだけではなく、副作用が出現してしまう可能性もあります。

当帰芍薬散が効果的なニキビとは?

当帰芍薬散は、血の巡りを良くし体を温める作用を持つ漢方薬です。

当帰芍薬散には

  • 芍薬(シャクヤク)

  • 沢瀉(タクシャ)

  • 蒼朮(ソウジュツ)

  • 茯苓(ブクリョウ)

  • 川芎(センキュウ)

  • 当帰(トウキ)

と呼ばれる複数の生薬成分が含有されており、これらが総合的に作用することで、体質改善効果を発揮すると考えられています。

冷えを伴うような、婦人科系の諸症状改善に用いられます。
そのため、ホルモンバランスの乱れが原因で出現する「白ニキビ」への効果が期待できます。

女性の方の場合、生理周期に合わせて小さなニキビが無数に出現するというケースも多く、当帰芍薬散はこのようなタイプのニキビに対して有効性が期待できます。

逆に、生理周期に関係なく出現するような、化膿を伴うような赤ニキビや黄色ニキビには効果が期待できません。

このように、「ニキビに効く漢方」というのは調べるとたくさん出てくるのですが、ニキビのタイプによって使用すべき漢方薬は変わってきますので注意が必要です。

当帰芍薬散が効果的な人は?

当帰芍薬散がおすすめなのは、「虚弱体質で痩せ気味で冷えやすい人」です。

具体的には…

  • 顔面蒼白

  • 貧血気味

  • 白ニキビ

  • 頭痛や頭重

  • めまい

  • 肩こり

  • 足腰の冷え

  • 腹痛

  • 月経不順

  • 月経困難

  • 倦怠感

  • むくみ

などの体質にお悩みの方がメインのターゲットとなります。

「冷えやすくて生理のトラブルに悩んでいる女性」というイメージですね。

だからこそ、この体質にお悩みの方であれば、当帰芍薬散を服用することで、白ニキビ以外にも様々な効果が期待できます。

当帰芍薬散の効能効果

当帰芍薬散の効能効果はこんな感じです。

体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴えるものの次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい・立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ、耳鳴り、月経不順や更年期障害、それに伴うめまいや頭重感、などなど…

「しみ」などへの効果も記載されているのが興味深いですね。

冷え性や貧血、辛い生理痛などに悩む女性の方の悩みに総合的にアプローチできるようなイメージです。

当帰芍薬散で血の巡りを改善することができるため、結果的に白ニキビにも効果が期待できるという感じですね。

当帰芍薬散の注意点

当帰芍薬散は内服後すぐに効果が出現するものではありません。
体質などによって異なりますが、まずは1ヶ月を目安に服用を継続していただくようなイメージが良いかと思います。

しかし、内服後にこちらのようなネガティブな体調変化を感じた際には、服用を中止して、医師や薬剤師など専門家の指示を仰ぐのが得策です。

  • 飲むと胃腸の調子が悪くなったり肌がかゆくなったりする

  • 1か月継続しても改善が見られない

  • 副作用がつらい

また、当帰芍薬散の代表的な副作用として「発疹・発赤、かゆみ、食欲不振、胃部不快感」などが報告されていますので、体調の変化に注意しながら服用していただくのがポイントです。

当帰芍薬散の購入方法

当帰芍薬散などの漢方薬は第2類医薬品に区分されているため、ドラッグストアやAmazonなどのオンラインでも購入することができます。

漢方薬って感じの顆粒タイプのものから、タブレットタイプのものまで、いろいろな剤形があるので、自分にあったものを選択しましょう。

手軽に手に入れることができるとはいえ、副作用もある医薬品ですので、やはり最初は医師や薬剤師、ドラッグストアの登録販売にアドバイスを受けることをおすすめします。

しかし、正直にいってしまうと、医師や薬剤師でも漢方のことを知っている人はすくないので、できれば漢方治療に詳しいクリニックや漢方薬局の薬剤師などに相談するのがベストです。

特に以下のような人は必ず専門家に相談してください。

(1)医師の治療を受けている人
(2)胃腸の弱い人
(3)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人


僕のYoutubeチャンネルでは、このようにニキビについていろんな知識を発信しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。


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