フォトウェディングの記録
フォトウェディングするにあたり調べたことや段取り、費用、準備したこと、当日のこと少しみたいな簡易録です。私がフォト婚について調べている時、欲しかった情報へ全然辿り着けなかったので過去の私のために書きます。
「メリットは? デメリットは?」みたいな記事の焼き増しばっかヒットするのウンザリだったよ~~~~~~
相場調べ、予算の決定
なんだかんだトータル20万円~かかることが多いです。
というのも「格安15万円です!」とうたっていても、衣装のランクを上げたり、撮影場所によって費用がかかったり、スタジオが用意しない補正下着や必要な小物を揃えたり等で撮影費+αが必要になります。人気の紅葉・桜シーズンは値上がりしたり。スタジオの場所も、本格的な教会だと場所代だけで20万円くらい。食事会付プランも結局トータル30万円くらいになりがち。
撮影日、撮影場所、衣装、人を呼ぶか、食事をするかなど、優先順位を決めて取り掛かるとよいです。
各社HPや資料の見比べ、スタジオの決定
結論「資料請求で届く紙媒体は役に立たない」でした。
HPを見るだけで十分です。スタジオを決めるまでの流れは
という流れが良さそう。
撮影費用の他には以下を確認したいです。
ロケーション撮影で使わせて頂く場所の使用料
キャンセル料金や雨天の場合について
花束や、私物の撮影小物の持ち込み可か
アルバムを作りたい場合いくらかかるか
家族を呼びたい場合、および家族と写真を撮りたい場合※
※ご家族と写真撮れます! うちのカメラマンが撮ります! 1ショット〇〇円~/追加料金〇〇円でスマホ撮影OK!など複数パターンがある
<以下紙の資料は微妙だったの話>
私が紙の資料に望んでいたことは「雨天時は順延できるのか。その場合費用はどのくらいかかるのか」「親族も一緒に撮影できるか。その際各人スマートフォンで撮影してもよいか。撮影可の場合、費用はいくらか」という情報でした。この辺の情報はHPに載っていたり載っていなかったりで……
こういったことは電話で問い合わせても「打合せの際にお伝えしますので、まずは打合せ予約をお願いします」とやんわり断られたので、ああネットや口頭ではアレな情報かと思い紙の資料を請求したのですが、届いたものの多くがHPに載っているのと大差ない写真に~ふたりの特別な日の記録を~みたいなポエムが添えてある厚紙の束でした。「ネットに弱い親に見せるようのプレゼン資料」感が強いので、そういった身内の気分を上げるグッズとして、または引出し収納の仕切りに厚紙が欲しい方にはおすすめできます。
一応、紙資料のセンスが自分の趣味と合わないスタジオを候補から外すのには使えたので、全く無駄というわけではなかったです。
<以上紙の資料は微妙だったの話>
見学予約~撮影日を決める=契約する
フォト婚はおおよそ「撮影希望日、スタジオ見学希望日を添えて氏名連絡先をスタジオにメールまたは電話」してスタートとなります。
スタジオの予約は3か月先までの受付が多かったです。いくつかのスタジオに見学へ行きたい場合は4,5ヶ月前から動くといいと思います。人気のシーズン狙いなら3ヶ月以上前に撮影日を決めてしまった方がいいです。
この時、仕事との兼ね合いもですが、人によっては生理周期も気にして撮影日を決めると良いと思います。
※衣装実物は契約して前金払ってからじゃないと見せられないから見学日はカタログのみというスタジオもあるので要確認。
見学や契約の際に確認したいことの例
サンプルの写真を見てメイクが気に入るか。もしくは自分でメイクすることは可能か。
髪型や髪飾りについて。スタジオの髪飾りも見せてもらえるなら確認した方がいい(ボロボロのところが多かった)自前の髪飾りを自分で持ち込みできるか。髪飾り用にヘアピンを付けた生花を持ち込みしたいが大丈夫か。
花束を持ち込んでも良いか。
私物の小物を持ち込んでも良いか(ぬいぐるみ、テニスラケットなど)
親族を呼びたい。ロケーション撮影の会場までの道が分かりにくいため集合場所としてまずスタジオに呼んでもいいか。当日の朝一緒に来る親族をスタジオで待たせてもらってもよいか。撮影場所の現地集合のみか。
前日までの支度
花束等の用意
花屋へ相談:撮影の一か月前
持ち物や用意:希望に近い花束の参考画像、入れたい花の希望や大きさについて、予算について、生花で髪飾りを作ってくれるかどうか、撮影日が雨天キャンセルになった場合何日前ならキャンセルできるかなど。
予め「フォトウェディングで花束と髪飾りを用意したいがお願いできるか。相談に伺ってもいいか」電話しておくこと。
撮影小物等の用意
・補正下着や足袋など
メルカリにあるから気にならない人は買おう。新品なら楽天にだいたいある。サイズをミスって返品交換する期間が発生することを踏まえ撮影1ヵ月前には用意すると安心。
・髪飾り
メルカリにいっぱいあるから時間の無い人は買おう。だいたい皆さん使用時間1時間くらいなので美品が多い。メルカリは状態を確認してくださる場合もあるので、撮影1ヶ月以上時間に余裕を持って購入したい。
ラクマみたいなハンドメイド販売のフリマサイトで購入したり、作家さんに制作を依頼するのもあり。
・プロップやその他小物
「結婚しました」みたいな紙の飾りとか。これはメルカリで出てる率が高い。100円ショップで材料を買って自作するのもあり。
道路状況や電車の時刻などの確認
土日か平日か、通勤時間帯に向かうか否かなどで、撮影当日スタジオに到着する時刻を逆算して見積もっておく必要があります。
撮影後も時間帯によってはメイクしたまま食事に行くとか、車で親族を駅まで送るかとか、ある程度の予定を立てておくとよいです。
美容回り
ヘアサロンとか歯を綺麗にしておくとかネイルやっておくとか肌トラブルを解消しておくとか。
髪型とメイクは、希望に近いスタイルの画像を複数枚用意しておくと当日スムーズです。
また、当日までにヘアサロンへ行く場合は「何日後にフォトウェディングでこういう髪型を予定している」と伝えると襟足なり染髪なり、当日までの日数を想定してやってくれます。
撮影当日
当日のためのちょっとした支度
・貴重品のみ入れておける鞄(ロケーション撮影の場合)、撮影小物用の鞄
鞄類を地面に直置きするのが嫌だったので、私は汚れにつよいエコバックに荷物を入れました。撮影小物と貴重品の鞄は分けるとスムーズです。
また親族の鞄置き用に小さなレジャーシートを持っていきました(使わずに済みました)
・飲み物
ストローがあると口紅が落ちなくていいよと教えて頂きました。
でも衣装を着たら2時間くらいはトイレに行けないので注意
・メイク落としシートとか
私は持っていかなかったのですが、ブライダルメイクはと~っても厚化粧になるので普段化粧の薄い人がすると顔が重くてしんどいかも。しかし落とすのにシート5,6枚は使うかも…
・親族にプレゼント
ご足労いただきセンキューのものがあれば
以上
以下は私の経験談です。
私の場合こうだった
【相場調べ、予算の決定】
私はあまりお金をかけたくなかったので「撮影自体に13万円、衣装のランクや小物は+3.5万円以内で収めたい」と決めてスタジオを調べました。
優先順位は撮影費>撮影日(絶対に紅葉を背景にしたい)>衣装ランク
【各社HPや資料の見比べ】
ぐだぐだ2年ほどスタジオ選び(引越しがあったり身内に不幸があったり)
【見学予約~撮影日を決める=契約する】
9月に希望に合ったスタジオを見つけ決定、契約→11月後半に撮影
私の希望:ロケーション撮影、紅葉シーズンの11月後半~12月半ば
衣装は白無垢で洋髪
自分の場合、ロケーション撮影紅葉シーズン狙いでした。
8月中旬の時点では、まだ11月の予約受付を開始していないスタジオもありました。しかし9月初旬に打合せ予約をした際は「すでにご希望の日程は埋まっております」と言われることが多かったです。
ガチで11月の紅葉を狙いたいなら8月中に撮影日を決めた方が安全牌です。
あと安く済ませたいなら平日の方がお得です。
私は結局11月後半の平日に撮影日を決めました。土日に雨天になって順延となると休日料金がかかっちゃうとかなんとか。
「今年は夏が暑かったし暖冬の予報だから、今年の紅葉は遅くなるかも」と言われていましたが、令和ちゃんの気候調整はあてにできないので例年通りのシーズンでいきました。
あと後から知ったけどフォト婚やってるスタジオの比較ができるリンク集みたいないサイトがあって、そこから撮影を申し込むと5千円割引とかやってたりするっぽいです。私は個人情報を一度しか利用しないサイトへ登録したくないな~と思い直接HPから申し込みましたが、そんな気にしなくてもよかったかなと今は思います。
【私の選んだスタジオの良かったところ】
・写真の雰囲気が良かった
いくつかのスタジオがロケーション撮影を行っている公園を知り「公園名+フォトウェディング」で画像検索をして見つけました。カッコよくポージングするよりも、自然に歩いているような様子の写真を撮りたかった私の好みとマッチしました。
・とにかく安かった
他のフォトスタジオのプランより2,3万円ほど低かったです。
その分あまり衣装は多くありませんでしたが、私は「白無垢で外撮影だからそこそこ色飛びしそう」と思っていたので、衣装の優先順位が低くとくに気になりませんでした。
写真データも100枚しっかりありました。多すぎても編集に持て余すので丁度良かったです(私はアルバムを自作で入稿予定です)
・アルバムのセンスがよかった
追加料金を払うと作っていただけるアルバムがあり、そのサンプル作品のセンスが自分に合っていました。
・雨天順延の場合の追加料金がなかった
ただし土日は除く
・家族を呼んでOKかつスマホ撮影自由
決め手でした!
・見学の際に実際の衣装を見せてくれた
ありがてえ
【前日までの支度】でかかった金額
花束と生花髪飾り_1万円
小物の用意自作_300円
保険適用外で歯の茶渋取り_1万2千円(9千円と聞いてたのに説明無しで保険適用のなんかもされててこうなりました)
茶渋対策にストロー_100円
夫婦それぞれヘアサロン_2万円くらい
着物の下に着る肌着(半そでヒートテック)と二人分の足袋_4千円
ネイルはもともとあったポリッシュで
計 4万5~6千円
撮影の金額を抑えた分こちらに回せました。
もしも撮影費がもう数万円高かったら花束代をカットして生花髪飾りだけにする予定でした。和装の場合花束はあっても無くてもいいとネットで見ますが、私は紅葉してないor紅葉終了の場合の彩りとして備えました。
自作の小物は、夫のお気に入りのぬいぐるみへ和小物の飾りつけ、よくある「寿」の紐小物です。
想定外に料金を取られてしまったけど、歯の茶渋取りはやってよかったです。衣装の白さに歯が負けると聞いたことがあったので、余計なストレスが無くなったのは正解でした。私はホワイトニングではなくクリーニングでやりましたが十分でした。
(どうでもいいけど、基本白湯で過ごしたもののストローの耐熱温度が100度あったので我慢できないときは熱いお茶もストローで飲んだり、醤油をやめて白だしにしたりカレーとチョコレートは撮影日まで止めたり(この辺は歯科でしばらく食べるのはやめときなと言われていた)して食べ物の制限が辛かった。オレ カレー チョコレート ダイスキ…)
【撮影当日】
スケジュール:早朝、ホテルで前泊した両親を自家用車で迎えに行く→花屋で花束受け取る→スタジオでメイク着替え(両親はスタジオの駐車場で待機)→撮影場所→スタジオで着替えと支払い→両親と昼食→両親を駅まで送る→夕方帰宅
朝:
花屋さんが「車でその道を使うなら通勤時間帯でとても混むから+1時間見積もって向かうべき」と教えてくださったので、朝うんと早い時間に行動を開始してスタジオへ向かいました。
花束は前日受け取りかと思いきや当日なんですね。開店時刻よりだいぶ早かったのですが「成人式や入学式なんかでも花屋ってそういうものだから」とのこと。全く知りませんでした。
メイク中、スタジオの駐車場で待つ両親のために、あらかじめiPadへ二人が好きであろうドラマを入れておきました。帰路の新幹線のことを考えるとスマホのバッテリーを使わせず済んでよかったです。
飲み物の用意をしていきましたが、メイク着替え移動撮影とで、私は飲む暇はありませんでした。夫も多分無かった。
ヘア:
・生花と参考画像持参
・「額を出したい」「耳掛けスタイルがいいのはわかっていても、耳が小さいのがコンプレックス」と相談した
メイク:
・「このリップの色に合わせてほしい」と自前の口紅を持参
・眉の形だけいつもの自分の形に近い形で描いてもらった(濃さは撮影用)
・カッコいい系よりやわらかい雰囲気にしたいとお願いした
・他はリップカラーに合わせてもらう形で基本お任せ
結婚式なら至近距離で友人と顔を合わせることもあって自然なメイクを希望すると思うのですが、今回は全部画像になっちゃうので写真写りを重視しました。
流行りの綺麗なアーチ眉を描いて頂き本当に素晴らしい仕上がりだったのですが、どうしても自分の顔らしく感じられなかったので普段の並行眉に直して頂きました。私の納得を優先して頂けて有難かったです。
撮影:
一時間で撮影おしまい! スムーズ! もっとみんなで撮影したかったけれど、夏場は一時間が限界だと思うのでこれがちょうどいいのかも。
手の甲側を見せる写真を撮らなかったので(うちは仕事で外すこともあり結婚指輪を購入していません)ネイルサロンに行かなくて正解だったな~と思いました。指輪を撮る方は爪を可愛くしておくといいと思います。
家族もスマホで自由に撮りまくれたのが本当に良かったです。スマホで自撮りしている様子をカメラマンさんが撮った写真が一番自然な笑顔でした。
帰り道、撮った写真を眺められるのがとても幸せな時間でした。
家族写真はたくさん撮りましたが、父、母とのツーショットを撮り損ねました。
撮影後:
移動中はマスクなのと、食事中に他のテーブルの客の顔をじろじろ見る人はいないだろうと思い、化粧は帰宅後落としました。普段コールドクリームで化粧落とししているのですが、オイルを用意しておけばよかったです。コールドクリームを付けてはぬぐってを繰り返し(肌に馴染む前にドロッドロの茶色い絵具みたいになる)「ていうか初手ホホバオイルでも乳液でも何でも使ってざっくりぬぐうみたいな、カレー鍋を洗う前にキッチンペーパーでぬぐうみたいなアレをするべきだったのか…」と気づいた時には手遅れでした 大変でした。これが…ブライダルメイク…!
撮影後解禁したストロー無しコーヒーはさいこ~でした。
以上です。
フォトスタジオさんの名前を出していいのか分からなかったけど、埼玉県の東側でこの予算感ならおおよそ調べが着くと思われます。参考になりましたら幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?