10ヶ月、断乳の決意
寝返り、ずりばい、つかまり立ちがはじまり目が離せなくなり、noteを更新する余裕もない日々が続いていました。
3月8日で生後10ヶ月。生まれてから今まで完全母乳でしたが、一週間ほど前に断乳しました。
現在は母乳の分泌を減らしていく措置をしているところです。
いろんな情報を読んでみると、だいたい一歳二ヶ月〜三ヶ月くらいまでは母乳を与える、みたいなことが書かれている場合が多いのですが
私の場合はちょっと早めの卒業となりました。
理由としては
4月から私が職場復帰、息子は保育園に行くため授乳が難しくなるから。
そして乳頭に歯があたって傷ができるようになってしまったことも少し。
保育園に行って昼間断乳しても、夜中に与えればいいのかなぁ…とも思いましたが、仕事をしながら夜中も起きてその上早起きするというのはなかなか困難だろうと判断。
完全に大人の都合になってしまうのですが、幸い息子も離乳食をバクバク食べてくれていたので思い切って決断できました。
しかし断乳スケジュールにあたっては見通しが甘かった。
産院に連絡して断乳指導を受けたのですが、
てっきり「その日からだんだん授乳回数を減らしていき、数週間かけて断乳」なのかと思ったら
「明日から一切母乳を与えず断乳」と言われて衝撃。
断乳、ってそういうことだったのー!!
心の準備が。大丈夫か?
となりましたが、ここは心を強く持って思い直しました。新しい一歩のためです。
次の日の朝、最後の授乳。
決意したはずが、涙が溢れてきました。
新しい第一歩、大人になるための一つの過程にすぎないことは理解しているのですが、10ヶ月間のいろんな思い出が甦り、なんとも言えない寂しさがこみ上げてきました。
出産直後、乳頭が小さくてうまく飲ませることができず、他のお母さんたちが上手に飲ませているのを見て劣等感に打ちひしがれたこと。
せっかく飲んでくれたと思ったら、数分後ガボガボ吐き出されてしまったこと数え切れず。
胸が石化したかと思うくらい固く張った胸の痛みに耐えきれず泣いたこと。
かつてはドラマやなにかの映像で、お母さんがニコニコ笑顔で赤ちゃんにおっぱいをあげているのを見ると「いいなぁ〜」「あたたかい光景だなぁ〜」と思ったものでしたが、
おっぱいをあげるということが、こんなにも大変なことだとは思いもよりませんでした。ほんとに。
それでもいつの間にか飲むのが上手になり、どんどん体重が増え
「完全母乳なのにこんなにまるまるとしてるの!?すごいね、よく飲んでるんだね」
とまで言われるようになりました。
報われたようで嬉しかったな。
5ヶ月で始まった離乳食もガツガツ食べてくれて。
大変ではあったけど、息子の旦那譲りの威勢のいい飲みっぷり、食べっぷりには感謝しかありません。
彼がこうでなければ断乳には踏み切れませんでした。
本当によくがんばった。でも、寂しい。そんな気持ちで泣いたその日の朝でした。
息子はといえば、母の気持ちをよそに
その日の夜中に2回ほどおっぱいを求めて大泣きの大泣きをしたものの、それ以降はパタリと求めなくなりました
(ただ深夜静かに目覚めてしばらく寝ないことがあるのがちょっとこわい)。
あっさりしたものです。
息子のほうが強かった。そのたくましさに感服。
おっぱいという生命線、「母がいないと生きられない」状態からまずひとつ卒業した息子。
おっぱいがなくても生きられる。それはひとつ彼にとっての「自信」になるのかな。
人より少し早い卒業になってしまったけど、その分ガンガンご飯を食べようね。
4月から保育園。
新しい第一歩を家族で踏み出す準備が、少しずつ整ってきています。