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表紙の写真はちょうどクリスマス頃。

住んでる街のとある料理屋さんで、
ふと切ったシャッターの先でともる“灯”。

少し欠けたように撮れたのが、
日食とか月食とか、あまり詳しくないけど
そういうものにも見えてかわいい。

現像するまで分からない。不便だけど不便を楽しむみたいな、そういう楽しみ方を覚えたのは、フィルムカメラを始めたおかげかも。

ちょっと生意気でしたすみません。


【2025年 年始 大阪】 🎞️fuji film 400

元旦の道頓堀

年末年始(12/27〜1/1)を僕は大阪で過ごした。
毎年大阪でライブ納めをするのが定番で、今回もその関係で。

久しぶりの大阪の景色は、住んでた頃よりもずっと観光色が強くて、外国人観光客で溢れていた。

元旦のなんば駅前

昔路上ライブをやってた場所。
あの頃あったはずのロータリーは無くなって、綺麗に整備させてた。ちょっと悲しかった。

今でも路上ライブをやる梅田の歩道橋
大阪駅から地元京都府京丹後市へ

元旦昼過ぎに電車に揺られ、地元である京都府京丹後市へ。
元旦にしか味わえない、なんとも言えないあの街の雰囲気。いつもよりも空気が色褪せてて、だけどなんかキラキラしてる気がする。
もうすでに懐かしいし恋しい。

大都会を背にして、大自然な故郷へ向かった。

地元の浜。夕日ヶ浦

地元に着いた頃にはもう夕方。
乗り物酔いにぶっ倒れそうになりながら、オカンに連れられ地元の浜へ。

そうそうこれが見たかった。

高校を卒業するまで何十年も住んでたはずなのに、毎回その景色に息を呑んでしまう。

元旦の夕陽はとてつもなく綺麗だった。
冬の時期、地元では貴重な晴れの日だった。


【2025年 年始 京都】 🎞️Kodak200 GOLD

地元2日目、束の間の晴れ間

ここからフィルムが切り替わって、少し褪せた色味に。肉眼で見るよりもよりフィルムライクな質感が増す気がして素敵。

地元は山と海に囲まれてる関係で、恐ろしくすぐに天気が変わる。
せっかくの晴れ間を狙ってドライブに出かけても、すぐ土砂降りに遭遇してしまうことがほとんど。

この街では、洗濯物がいったいどうやって乾いてるのか未だに謎である。

唯一の娯楽施設「アピア」
ヤンキーの溜まり場
フレンズにも登場する「途中ヶ丘公園」
そういや広くなった駐車場

特に何も無い日々。
お正月はそれを楽しむべきか。

ダラダラすることに普段なら罪悪感を覚えるけど、お正月はそれが正当化される気がして気持ちがいい。

地元に住む唯一の大親友が、去年の夏スペインに移住したこともあって、特に誰とも合わず終了。

滞在中基本ずっと雨だったけど、
運良く最終日にはまた晴れてくれた。

東京に帰る前にどうしても海が見たかった。

八丁浜
何か採ってた。何だったんだろう


人間の心にとって、“懐かしい”って感情はものすごい栄養なんだと思う。

長い年月をかけて変化した自分の価値観や偏った考えが、“懐かしい”に触れることで少しだけリセットされる気がする。一瞬だとしても、何も知らなかった“あの頃”の自分に戻れる気がする。

きっと誰もに、そういう心の“リセットポイント”みたいな場所や事があって、
僕にとってそれが地元なんだと思う。

正直まだ正月気分は抜けてないけど。

次の帰省まで、しばらく東京で頑張ろう。

毎年飛躍の年。今年はもっと飛躍の年。だけど階段を一段飛ばしせず、ちゃんと一段ずつ登っていく年。

2月から始まる毎月ワンマン企画「AKARI」
まずはその場所をゆっくり丁寧に、誰かの“リセットポイント”になるように作っていこうと思うよ。

いつも木下優真を応援してくれてありがとう!
今年も力を合わせて歩みを進めよう。

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