2019/04/16の日記

今日は何だか、夏の夜に露天風呂で星空を仰いでいるような変に壮大な気持ちがして、ソワソワしてしまい、集中できなかった。とりあえず広い空の見える露天風呂に入りたくなったので、一緒に岩盤浴施設に行こうと(訳:車を出せ)同期を誘ったけど、今日は部署の飲み会だと断られてしまった。
なんで今日はこんな気分になるのだろう、としばらく考えて、ふと黄砂のせいかもと思い至る。中国黄土の広大な砂漠の成分が体内に入りこんでいるから、そんな気持ちになるのかもしれない。なんだか目がかゆいし。

最近は毎日、これ今日死ぬんじゃないかってくらいエモーショナルで(要因は様々で多様性に富む)、なんだか不安になる。けどそれが本当に不安という感情なのかどうかもよく分からなくなってくる。心のヒスタミン受容体がぶっ壊れてる可能性がある。

ノートルダム大聖堂、訪れる前に無くなってしまった。目の前にあるものが目の前にあるのは奇跡なんだとつくづく思う。こういう不可逆の悲しいことが起きたときは、平家物語や方丈記の冒頭を必死に思い出す。(残念ながら、それしか古典を知らないのだ。)そして、常無しなどということは、とうの昔から分かりきっているこの世の決まりであり、この悲しみは遥か昔から人が経験してきたことなのだ。と動揺する自分に言い聞かせる。
あゝ無情ではなく、あゝ無常。


2019.04.16

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