豆苗のにんにくバター炒め
春分を過ぎ、早新学期が始まる時期がやってまいりました。
関東では桜が一気に開花しているそうで、東北の桜もこれからすこしずつ咲いてくれるのだろうなぁと膨らみゆく蕾を見ております。
こういうご時世ですので大々的なお花見は難しいかと思いますが、桜を愛でながら飲むお酒はまた格別ですね。
当社のお酒も、そんな日のお供に入れていただけましたら幸いです。
さて、今月のレシピは、これから露地ものが出てくる「豆苗」を使った料理をご紹介します。
料理研究家・中村美紀さんの季節のコラムと共にお楽しみください。
『シャキシャキの食感とにんにくバター味が絶妙なバランス』
豆苗のにんにくバター炒め
■材料:(4人分)
・豆苗・・・・・・・・・2束
・にんにく・・・・・・・1片
・バター・・・・・・・・20g
・こんにちは料理酒・・・小さじ2
・醤油・・・・・・・・・小さじ2
・塩、ブラックペッパー・少々
■作り方
1.豆苗の根元を切る
豆苗は根元を包丁で切り、軽く洗う。
にんにくは芽を取って薄切りにする。
2.炒める
フライパンにバターを溶かし、にんにく、豆苗を入れて炒める。
少ししんなりしたら、こんにちは料理酒を入れて蓋をし、13~15秒中火で蒸し焼きにする。
3.仕上げる
ふたをあけたら醤油、塩で味を調え、盛りつける。
残った汁をとろみがつくまで煮詰め、上からかけたら出来上がり。お好みでブラックペッパーを足してどうぞ。
■こんにちは料理酒を使うポイント
酒を入れて軽く蒸し焼きにすることにより、豆苗の青臭さが和らぎます。
<ふくしまごはん歳時記 2022年4月 (卯月)うづき>
■清明(せいめい) 【二十四節気5】 2022/
空気が澄み、若葉の緑、色とりどりの花が咲き乱れる美しい季節。越冬つばめが1羽、また1羽と飛んでいきます。
■穀雨(こくう)【二十四節気6】 2022/
種まきの時期を迎えるこの季節の雨は農作業にとって重要な意味を持ちます。数ある雨の呼び名からも、この時期の雨に対する人々の想いが込められています。
【季節のコラム】
いよいよ4月、新しい年度のスタートです。
我が家は4人の子どもがおりまして、新大学生、新高校生、新中学生3人の入学式と、新2年生の準備でバタバタしています。
今日、入学式用のコサージュを新調しまして、ようやっと自分の準備が完了したところです。
さて、今月の食材は「豆苗」です。豆苗は実はグリーンピースの新芽(スプラウト)で緑黄色野菜に分類される栄養豊富な食材です。
豆類に多く含まれるタンパク質やビタミンB群と、葉物野菜に多く含まれるβカロテンやビタミンCなどの栄養分が豊富なのが特徴。
ビタミンEは小松菜の1.8倍、βカロテンは小松菜の1.5倍、食物繊維はじゃがいもの1.7倍と、見た目よりも栄養豊富で優秀なお野菜なのです。
今回はにんにくとバターを合わせた簡単炒めにしました。
調理のコツとしてはこんにちは料理酒を入れて蓋をし、少し蒸すことでシャキシャキの食感が生まれます。出た水分を煮詰めて後から全体になじませることで炒めすぎを防ぎ、このシャキシャキ食感を上手に残すことができますよ。
とっても簡単でおいしいので、ぜひ作ってみてくださいね!
今月も読んでくださってありがとうございました。それではまた来月お会いしましょう。
※参考資料:にっぽんの七十二候(枻出版社)
春夏秋冬・土用で暮らす。(富田貴史・植松良枝著 主婦と生活社)
暦生活 https://www.543life.com/seasons24/
村上農園HP https://www.murakamifarm.com/
レシピ監修:Cooking Studio I-e(イーエ) 中村美紀
HP: https://www.studioi-e.com/
オフィシャルブログ:https://ameblo.jp/cookingstudioi-e/