GGD & MixWaveのドラム音源 探索
※追記※
・新製品MixWave: Gojira - Mario Duplantier IIを追加
黒金の季節ですね。ドラム音源が安くなる季節ですね!
ということでYoutubeで調べた限りで、どんな音色なのか印象に残ったことをつらつらと書いて参ります(^^♪
ほとんどのドラム音源を所持しておりませんので、気になったものは実際に調べて吟味してみてください。私もこのnoteを書きながら考えます。
前提としてこの二つのメーカーであればどの音源を選んでも良い結果が得られると思っております。
レビュー説明:
それでは、ドラム音源の深淵へ参りましょう。
GGD & MIXWAVEのドラム音源 探索
MIXWAVE Gojira - Mario Duplantier
・ぶっとい
・意外とタイトな一面もありそう
・ややドライ寄りなので製品デモソングでもドラムがちょっと浮いてる
・ざらざらしてる
・奏法は最小限。バスドラも1つのキーのみ
・プリセット「Fast And Metal」の音すごく好き(↓ 動画時間 5:05)
・スネアの音 ↓
・この人の力強いサウンドが再現されております ↓
MIXWAVE Gojira - Mario Duplantier II
・ぶっとい
・このタイミングで新製品!1と音の傾向は変わってなさそう
・ややWET寄り(?)
・ざらざらしてる
・奏法が増えた!バスドラが2チャンネルになりスネアにリムショット追加
・No Wiresへのこだわりを感じる(公式サイトのドラムソロスナッピーオフ)
MIXWAVE Lorna Shore - Austin Archey
・やや軽め
・新製品で情報が少ない
・WET寄りの音なので曲を選ぶ
・スコーン
・ベロシティの弱から強への移行が滑らか(↓ 15:28)
・オープンリムショットの奏法がある(↓ 8:57)
・原作のAustin Archeyさん人間卒業していらっしゃる ↓
MIXWAVE Avenged Sevenfold - Brooks Wackerman
・ややぶっとい
・どんな曲にも馴染みそう
・WET寄りの音
・正統派
・3タム2フロアが嬉しい
・汎用性バッチリのプリセット群 (↓ 6:41)
・WETな音源なのでベロシティの推移は不自然 (↓ 12:29)
・3タムのタム回し ↓
GetGood Drums P V Matt Halpern Signature Pack
・ややぶっとい
・音が綺麗
・ドライ寄りの音
・属性で言うと水属性
・スネアのピッチが全体的に少し高めでやや曲を選ぶかも
・奏法は少ない
・製品説明に引っ張られてるかもしれないがルームサウンドが綺麗 ↓
・ドラム音源のサウンドまんま再現されています ↓
・レコーディング風景 ↓
サムネかわいい
Nollyってもしかしてお茶目なんですか・・・?
GetGood Drums P IV Matt Halpern Signature Pack
・ぶっとい
・Peripheryの音
・ドライ寄りの音
・張り付いたようなサウンド。P5はサスティンが伸びP4はタイトに収まるようなサウンド
・音色が幅広い
・P4とP5の比較分かりやすい ↓
ドラム単体で聴くとP5のほうが綺麗だと感じるのですが、曲と合わせるとP4のほうがよく馴染んでると思いました。
・Periphery IVには16分の曲がある ↓
GGD良いですね、生っぽさ・ドラムらしさを出したまま太くなっててとても良い音です。
GGDはMODERN & MASSIVEが有名ですが、初めてドラム音源を購入するならP4 or P5から入っても良いと思います。
GetGood Drums One Kit Wonder: Modern Fusion
・ややぶっとい
・ドライ音がある(OKWはミックス後の音しか出ないと思ってました)
・ややドライ寄りの音
・Jpopの元気な曲に合いそう
・スネアは一種類のみ
OKWシリーズは自分の好きな音を雑に一つ持っておくと便利かもしれません。39ドル(日本円で6200円)です。
MIXWAVE Mike Mangini
・ややぶっとい
・ナチュラルサウンドに太さをブレンドしたような音
・ややWET寄りの音
・上品
・スネアの数が尋常じゃない (9個のスネア!しかもすべてPearl社製!) (UltraCastをサンプリングした音源ってコレ以外にあるだろうか…)
・奏法に「Buzz Short」「Buzz Long」なるものがある (どんなニュアンスなんだろう)
・俺はこれを扱いきれるだろうか?と思わず呟いてしまうタムの数
・超有名なドラムソロ (2:40あたりから必見) ↓
MIXWAVE Luke Holland
・ぶっとい
・メタルコアの音
・WET
・クリスピー×ファット
・即戦力◎
・WETな音源はドラムだけでなく曲と合わせて聞くと輝きます ↓
・マジでこういう曲やるなら一択かってくらいのポテンシャルです ↓
・原作のLuke Holland氏のドラムも最高にキマってます ↓
MIXWAVE Underoath - Aaron Gillespie
・ぶっとい
・アタックにスナッピーサウンドが入った音
・WET
・ざらざら×ファット
・WETなのでスネアの速い連打やゴーストノートは不自然(これはどの音源にも当てはまる) ↓
・WETで即戦力を求める音源なら本製品かLuke Hollandを選ぶといいかもしれません。Aaronは中音域がしっかり出てるスネア・Lukeはクリスピーさが特徴的ですね。
・思いっきりドラムをぶっ叩いてる・・・ ↓
動画時間2:43でスティック折れた後すぐに持ち替えてまたフルスイングしてます。とんでもねぇな・・・
MIXWAVE Tony Royster Jr.
・ややぶっとい
・仮にスネアをノコギリ波系と矩形波系に分けた時、この音源は矩形波系
・ややWET寄りの音
・コンッ!
・ナチュラルサウンドなので自由度が高い (音作りをしなければならない)
・音源になるドラマーはみんな超一流の人たちで、動画を漁っていくうちに感覚がマヒしてきました ↓
MIXWAVE Thomas Pridgen
・ややぶっとい
・Tony Royster Jr.と同じ方向性でこちらはよりタイト
・ややドライ寄りの音
・タッ!
・このドラムに合わせた作曲をするとカッコいい曲になりそう
・恐ろしくストロークが速く、スティックがしなって見えます ↓
Mixwave Jay Weinberg
・やや軽め
・Slipknotの音
・ややWET寄りの音
・手数の多いドラムに最適化されたサウンド
・ジョーイの時代から変わらないタイトで攻撃的なパワーピッコロサウンドはJay Weinbergに継承されSlipknotのサウンドをさらに進化させました ↓
2024年にジェイも脱退してたんですね。ジョーイの時と同じように脱退理由がふわっとしていて、一体どうなっているのか・・・
GetGood Drums INVASION
・やや軽め(ナチュラルサウンド)
・GGDのMODERN MASSIVEと同じくナチュラルサウンドなのでユーザーが音作りをしなければならないが、とても音が良い
・ドライ
・手数がすごい人のドラムの音
・Mixwave Jay Weinbergの音作りをもっとしたい人へ
・PearlのJoey Jordisonモデルが収録されています ↓
・ジョーイのシグネイチャーモデルは、Slipknot在籍時にはスネアのシェルにロゴがついていて、脱退したあとはロゴがない真っ黒なスネアに変更されています。Invasionの画面ではSマークが見えるので在籍時に生産されたスネアです。
MIXWAVE Turnstile - Daniel Fang
・ややぶっとい
・曲に与えるドラムパワー◎
・ややWET寄りの音
・矩形波系FATサウンド
・シンバルチョークが挟まるフレーズ大好きです ↓
・ハードコアバンド好きです ↓
所持している製品
GetGood Drums MODERN & MASSIVE (所持)
・ぶっとい(ナチュラルサウンド)
・ドライ音が太い
・ややドライ・自分で音作りをする音源(ミックスの勉強ができる)
・何となく開いてしまう音源(聞き惚れる)
・太い音(いわゆる海外のロックのスネア)を必要としない人にもオススメ(音が良いため)
GetGood Drums Benny Greb Signature Pack (所持)
・ナチュラルサウンド
・ドラム本来の音を再現・強調するようにサンプリング・処理をした音
・ドライ
・リムショットとハイハットの音が魅力的な音源
・タムがちょっと扱いづらいピッチ
・製品デモではハイピッチのスネアがよく宣伝されているが、ちゃんとミドルピッチのスネアもある(これが最高の音)↓
・NolleのWalkthrough ↓
・奏法が豊富
・ファイルサイズが22.5GBもある
・まさにこの音。Benny Greb氏の演奏です。 ↓
番外編 GGD&MIXWAVE以外のメーカー
ISW TOKYO SCORING DRUM KITS (所持)
・ナチュラルサウンド
・プリセットの音作りはすべて音源上のミキサーで行われている(Aizawa Patchというオンボードミックスのパッチもあるがこれもナチュラル)
・ややドライ
・なのでLuke Hollandのようなぶっとい音はない(MIXWAVEやGGDとは音作りの方向性が違う)
・音の幅は無限大で、音源上のミキサーで音作りされているため微調整が可能
・リムショットの音が良い感じ ↓
・ファイルサイズはなんと驚愕の71GB
・容量の軽いライトパッチあり
ISW Shreddage Drums (所持)
・ややぶっとい
・好きな音源(オススメはしない)
・ややWET寄りの音
・金属的な意味でメタルな音
・昔(2015年)の製品だがこの音源特有の機能がたくさんある
・Shreddage Drumsからしか出せない音がある
BOGREN DIGITAL - TRIVIUM DRUMS
・ぶっとい
・スネア一種類のみ
・WET寄り
・ドンッ!
・ぶっとくてWETな音源が欲しいならこれかLuke Holland
・音源のミキサーにインサートできるエフェクトスロットはない
・トップ画面でPROCESSEDとNATURALを選択できるが、NATURALでも大分WETなサウンド ↓
・シンバルチョークがサンプルとノートオフの2種類ある (↓ 11:48)
・TRIVIUM Alex Bent氏の演奏 ↓
BOGREN DIGITAL - KRIMH DRUMS
・ぶっとい
・曲を選ばずよく馴染んでくれるサウンド
・WET寄りの音
・オールマイティなメタルサウンド
・スネアとキックにサンプルをレイヤーできる (↓ 5:03)
痒い所に手が届く機能性の良さですね。BOGREN DIGITALからドラム音源もっと出してほしいです。
番外編2 KONTAKT音源以外(サンプルパックなど)
GetGood Drums Slammers: Power Vault
Nolly氏が丹精込めて作ったWETでぶっとい処理済のドラムサンプル詰め合わせ。スネアとキックのみで、各サンプルにルームサウンドが収録されています。
MODERN FUSIONと合わせて使っている様子 ↓
GGDはどの製品もNolly氏が隅々までWalkthroughをしてくれるのがいいですよね。
本製品はWavファイルだけの提供なんでしょうか?
動画に出てきますが、サンプルを別の音源と合わせてトリガーとして使ったり、ドラムリプレイサーで差し替えたりして使ってねということらしいです。
一つだけ要望があるとすれば、2種類でいいからラウンドロビン用に同音の類似サンプルを入れてほしかった。でも多分買っちゃいますね。。
BOGREN DIGITAL - JENS BOGREN SIGNATURE DRUM SAMPLES
Slammers: Power Vaultと同じ処理済みのサンプルパックで、JENS BOGREN氏の丹精込めたドラムサンプルを体験できます。こちらは二年前に発売された先駆者ですね。
さらにこの音源はKontakt用のnkiパッチが付属していて、Kontaktの他のドラム音源と簡単にレイヤーすることができます。
ミックスの解説で大変お世話になっているこちらのチャンネルに登場したことがきっかけで欲しくなってしまいました ↓
作戦会議
ここまでドラム音源を見てきましたがいかがでしたでしょうか。ここまでnoteが長くなるとは思ってもみませんでしたが、各音源の制作陣のこだわりと、音源の元となったドラムヒーローを知ることができて私は大変満足しております。
さて、どうしましょうかね~wいやー全製品欲しくなっちゃいました。太いスネアだけでなく、GGDもMIXWAVEも意外とタイトな製品が揃っているのが良い感じでした。とりあえず音の太さと残響音の濃さの記録をまとめてみるとこんな感じ。
「この音源はもっとこうだよ」というのがあれば遠慮なくコメントで教えてくださいね<(_ _)>
ぶっちゃけ全部欲しいけどお財布と相談しながら悩みますね。一週間だけ1ドル100円にならないかな?
それでは、良いDTMライフをお過ごしください!