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【日記】魔界の育児エッセイ漫画 連載を(一旦)終えて


「悪の組織の子育て日記」、レタスクラブでの連載終了しました!
(こんな漫画でした↓)

・・と、世界征服のために 人造人間を作った悪の総帥(そうすい)が、ドタバタと育児に突入していく漫画です。

新生児ホムンクルスとの同室にビビったり、
お食い初めをやったり・・・
ダンジョンに潜ったり・・・
離乳食に悩んだり・・・
ライバル組織のボス(左)と対峙したり・・・!
こども園に通いはじめるも、またトラブルが・・!?

などなど、「生後0日〜1年半くらいの間の育児エピソード漫画 in 魔界」って感じす。
Noteのマガジンにまとめてあるので、(2025年1月15日 現在無料)読んでくれ〜!面白かったらシェアなどしてもらえると、私の元気が出て持続可能度が上がります!

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もともとは趣味で描いてた漫画ですが、レタスクラブの編集さんに声をかけていただき練り直し、連載に繋げていただきました。
(もともと漫画を描く心得があまりなかった私を 信じてくださった担当編集さん・・・ありがとうございました!)

そして2024年中はクライアントワークと並行して漫画を描きまして、レタスクラブWEBにて2024年9月末から連載開始、2025年1月3日に一旦の区切りを迎えました。応援してくださった皆様、ありがとうございました!
(※突然の打ち切りとかではなく、もともと連載期間決まっていたのでご安心ください!)

ご感想やシェアをいただけたおかげで制作・発信を続けられました!!!
漫画を描いてる時って、だんだん孤独な錯覚に陥るというか、原稿見つめすぎると「これ、自分では面白いと思って描き始めたけど・・・果たして、面白いのか!?」みたいな不安になるのです。
なので、本当にもう、読んでくれた人の感想やシェアに心身を支えられまくってました。いただいたご感想は心の宝物棚に飾ってます。

それで、今の気持ちや、今後どうしたい、みたいなことを書いてみようかな思います。

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書籍化しないの?

SNSで「書籍化してほしい!」というコメントをいただき、めちゃ嬉しかったです!実は編集さんと「連載後、書籍化できたらいいね!」という話もあったんですが、私の力およばずで、現時点では書籍化が難しく・・・!!!
(※この辺の詳細は省きますが、簡潔にいうと「書籍化できるほどの人気が なかった」という感じです!笑   でも、読んでくれた人には濃度高く伝わっている感じがするので、個人的にはGOOOOD!数字的な面でレタクラさんにあまり貢献できずで恐縮な気持ちはあるのですが・・・!)

とはいえ、最終話の15話目以降の漫画も、実はすでにネームがあって描き始めているものもあったり、他の話も、プロット(漫画の骨組み)状態のものがあったり、物語のかけらのようなものが、私の手帳や脳内に多数存在しているのです。

ホムンクルスを造った科学者・松戸(マツド)の過去の話とか、ライバル組織・黒の女王の幼少期のシリアスなスピンオフとかも描きたいし・・・!
あと、組織の正社員のオオカミ男・カミ山の里帰り話とか・・・!!(誰得?)


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私の中での伝えたいことと、連載を通しての変化


もともと私は漫画では「育児中の、子どものほっこりエピソード」中心ではなく、「育児の日々に心身が翻弄されつつも、在り方を模索していく大人たち」を描きたかったのですが、連載が進むにつれ、自分の中に3つのメインテーマがあるなと気づきました。
(これは連載が終わった今 やっと言語化できたので、もしかしたら過去や未来の別の場所の私は、違う答えかたをしているかもしれません)


1.育児の日々の中での共感
育児の日々は、正直、楽しいことばかりじゃなくてめんどくさいことや怒りを感じることもあります。そんな中、「それでも、子どもと自分を大事にしたい」と日々がんばっている人たちに「あるある、こういうこと!」と共感してもらい笑って心身が緩むような漫画にしたかった。

2.育児の日々が始まるまえの心のワンクッション
出産→育児の日々を初めて体験した時、私は衝撃をうけました。
自分が動物であったことを強制的に思い出させられるような、生々しく、心身ともに痛々しい日々で、怒りや悲しみを感じる瞬間も多くありました。
(これは環境や個人の心身の状態にもよるので、これから育児が始まる人、どうか怖がらないでほしい〜〜!ネガティブキャンペーンになっていたら申し訳ない・・!)

(新生児期の1ページ)

新生児育児の日々は「人類、こんなことやってきたの??正気?」って感じで、そんな日々を、育児が始まるまえから知れる漫画があったら良いかもと思ったのです。
(※余談ですが、私は妊娠できず悩む期間があり、待望の子どもだったのにこの有様です。お恥ずかしいぜ・・!)

私のありのままの育児生活を漫画にすると、あまりにも心身がドロドロしていて重くなってしまうし、せっかくなので小学校くらいから読める雰囲気にしたいな・・・と思い、あんな感じのライトなムードの漫画になってます!


3.育児を通して幼少期の自分を迎えにいく
これは連載が 残り2週間くらいになった時に、やっと「私は ここが描きたいんだな」と気づけた大事なテーマです。育児= 子どもを育てることですが、その日々を通して「自分と向き合う」をやっている、という事実。
子育て中、自分と向き合っていくと、「自分の幼少期」にたどり着きます。母親や父親、祖父祖母、実家、その土地の気候、自分が好きだった遊び、思い出などなどが、育児の日々の中でよみがってくるのです。
思い出して傷ついたり、向き合って癒されたり、そんなふうに、子どもを通して無意識に自分と向き合う「親」たちを、私は主人公にしたかったんだなと、気づきました。

そんな成分を、これから(15話以降)もっと漫画に反映していきたいな〜〜と思ったのです。今の私の力で描けるかな・・?と不安もありますが・・とりあえずやってみます!

悪の総帥と、若い部下との会話。(ホムンクルスは寝てます)

あとは、↑の若い部下(猫股ミミ / 22歳)のような、「自分が子育てをしているわけではない」人や、「将来、子育てしたくない」と思っている人の話とか、あとは「子どもがほしいけど、実現が難しい」人の話も描きたいよね・・・
私は、子育てをしていない人も、間接的に、時には直接的に育児に参加してくれている と勝手に思っているので、その辺のジワ〜〜ッとした暖かいグラデーションを、漫画にも盛り込めたら良いな〜〜と思います。

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などなど、とっても長くなってしまいました!
まとめると、まだどういう形になるかは絶賛検討中なのですが、2025年も、「悪の組織の子育て日記」の続き描きたいな〜〜と思ってます!

クライアントワークとのバランスもあるので、どれくらい描けるかな・・?とも思いつつ、やはりこういう自主制作もやっていくと、気持ちに潤いが出るぜ!
コミティアか何か、創作漫画やZINEのイベントに出る、とか、するかもしれません!いつかどこかでお会いできたら嬉しいです!!!
あとLINEスタンプほしい、というご希望ありなので、作ります!(これは1月中に作りたい)

そしてやはり、何らかの形で、漫画の冊子?書籍?にしたいな〜〜〜〜!!!と思っておりますので、よろしくお願いしますッ!

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オオカミ タホ(イラストレーター・漫画家)
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