父の生い立ち
TOPの写真は小さい頃の父と祖母です。
祖母は未婚の母。お金持ちのおうちの妾さんだったと聞いております。
小さい頃は長屋住まいで、ご近所さんとは色々と食材の貸し借りがあったようなところに住んでいたらしい。昔ならでは。
祖母はスナック的な小料理屋さんをやっていたようで、昔の写真を見るとTHE女将兼ママみたいな感じ。ホステスさん。享年62(たぶん)。
当時の事はよく知りませんが、父は大人になってからも異母兄弟たちとは親戚付き合いを続けており、妾さんの子供たちとも仲良く過ごせるんだなあ!と不思議に思っていました。(父には弟もいます)
私の祖父にあたる人は戸籍を見ると60歳で亡くなっており、病気だったと聞いていたけど詳しいことはわかりません。
祖母のお仏壇は今も自宅にあり、お盆にはお寺参りも欠かしていなかった。
祖母は納骨堂があり、祖父のお墓は同じお寺にあるんです。もちろん名字も違う。
私が家系図を調べていたことがあって、戸籍を沢山取り寄せましたが、どちらの家系もなかなかな複雑具合でございました。
まぁ戦前は妾なんてステータスのひとつだったくらいなものでしょうから、親族として仲良くしてましたし、本人も周りもさほど気にしてないようでしたね。
当時は全然知りませんでしたが父には姉(祖母17~18歳の頃に生まれた長女で14歳くらいで養子に出されていた)がいて、おばさんだと思ってましたが、戸籍を見ると実は異父姉弟でした。しかも戸籍上の父の欄は空白でして、父にそのことを尋ねましたが、自分も知らんのよと言ってました。でもおばちゃんだけは父親が誰かを知っているんじゃないかなとも。
祖母は生涯誰とも結婚せず相手も違う3人の子供を産んだという、なかなか波乱万丈な人生だったのねと察します。
祖父は妾がいたほどですから裕福で酒屋をやっていたと聞いています。私は全くそちらの親族と会ったこともないですけどね。
そんな環境で育った父は、一応ちゃんと仕事はして、結婚もして私たちが生まれたわけですが、私が子供の頃にお出かけについて行くと場外馬券場に連れていかれたり、パチンコ屋さんだったり…お金は母が管理していたのでまだよかったんでしょうね。
離婚してからはカードで好きなだけ使いたい放題していたようで、未だにリボ払い地獄に陥っているわけなのですが。
ゴルフや飲食、麻雀、友人たちに奢りまくるってのはしょっちゅうだったようです(カードの利用履歴から)。
手元にお金がなくても、カードを使えばいくらでも支払いができるって思ってたわけですからね。
貧乏だったころの反動なのか…
ギャンブル依存症は家庭環境も誘因になるらしいので、祖父母がそうだったかは全く分かりませんが、複雑な家庭環境だったとは思うのでそういうことは影響あったかもしれませんね。
身内や知り合いが困っていたら放っておいたりはできないし、すぐ会社の人の保証人になったりして、その人が返済できず取り立てが来て、さらに父の借金が増えるってことは実際に聞いてましたので、それは結果いい人と言えるのだろうか~と。
おかげさまで?お金の貸し借りや、他人の保証人には絶対になってはいけないという教訓にはなりましたが😓
私も姉も幸いギャンブルとは縁がない生活を送っております。
パチンコなんかも全く。
年末ジャンボ宝くじ買うくらいです(笑)
まぁ父はこの先も沢山の人とかかわりながら幸せに過ごせる環境が整いましたので、もう寂しいことはないでしょう!