聖地移住した話
こんにちは、おーじです。
今回は私の昔話を気ままに書きます。
まず初めに、『true tears』というアニメはご存知でしょうか? アニメーション制作会社のP.A.WORKSが手がけた作品で、2008年の冬に放送されていました。内容は「涙」をテーマにした少年少女の青春群像劇です。
このアニメと出会ったのは、私が高校3年生になる頃でした。当時のアニメや漫画では珍しく(私が知らないだけかも)、リアル志向の作品でした。まるでドラマを見るような感覚が新鮮で、私はその世界に引き込まれました。
進学を機に移住
月日は流れ、高校卒業が迫っていました。何も考えずに過ごしていたものですから、進路も定まっていませんでした。ですが、周りがそれを許す筈がなく、担任教師や親からは「早く決めろ!」と急かされる日々を送っていました。
そんなある時、とある景色を思い出しました。それは『true tears』のオープニングで映っていた山でした。
なんとなく気になり、ネットで調べてみました。すると富山県が舞台であることや、オープニングで映っている山は立山連峰という実在するものだと知りました。
また、地元から離れたいと思っていたので、これは何かの縁かもしれないと思い、富山県に行くことに決めました。
普通、進路を決めるというのは、まず漠然とやりたい仕事を決めて、そこから逆算して大学を決めるという流れだと思います。ですが、私の場合はやりたい仕事がなかったので、確実に且つ、ローコストで富山県に行けることを重視しました。
結果、介護の専門学校に進学することになりました。
移住してからの生活
富山県から私の実家までは400kmほど離れています。周りに知り合いはいません。ですが、専門学校に行っていたので、自然と友人ができました。
その友人の中には『ture tears』のメイン舞台である城端に住んでいる人もいたので、町を案内してもらったり、主人公たちの通う学校に入れたりしました(その友人が卒業生ということで奇跡的に中を見学できました)。
その他にも多くの巡礼?を数年かけて行いました。
その後は、そのまま富山県内の介護施設へ就職し、現在に至ります。私は18歳から見知らぬ土地で一人で生活し、様々な経験ができました。富山県と私を繋げてくれた『true tears』にはとても感謝しています。
今の若い子たちにも、進学を利用して好きなアニメや漫画などの聖地へ移住しちゃうことをおすすめします。社会人になってからの移住はなかなかハードルが高いですよ(村八分とかね)。
最後に
私は乃絵派です。