
梅と桜と桃の花
桃の花は華道を習っていた頃、活けたことがある。
梅の花は天神様へ二月の下旬にお参りに行くと、咲いている。
桜の花は近所の土手で、それはそれは美しく四月になれば咲き誇る。
花それぞれに美しいけれど、関わり方はそれぞれ違い、どちらかと言えば桜の花が身近にある。
どの花が好きかと聞かれれば、暖かな青空を見上げる桜の花が好きだと答えるだろうが、どの実が好きかと聞かれれば桃の実と答えるだろう。
しかし、どの実を一番食べているかと聞かれれば、桜の実は、花よりも高価でたくさんも食べられず、桃の実ときたら大きく美味しく甘くてしあわせだが、これまた値段が張ると来る。
結局、毎日食べているのは梅の実である。
酸っぱい梅干しではなく、はちみつで漬けた梅がお気に入り。
梅の実にもこだわりがあり、大きく果肉が分厚い南高梅が好きである。
(これで全文)
ここから先は
0字
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?