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私財を投じて港をつくった人がいました。
旧四日市港に行きました。四日市のシンボルとも言えるコンビナートから、少し離れた静かな場所となっています。
堤防は「潮吹き堤防」と呼ばれ、国の重要文化財に指定されています。
旧四日市港を作ったのは、幕末から明治初期に回船問屋を営んでいた稲葉 三右衛門(いなば さんえもん)です。四日市港を近代港湾にした功労者として、小学生の頃に教わりました。
三右衛門の有名な言葉として「今この海に十万金を投じるのは、後の日の四日市に百万金をまたらさんがためだ」と、インターネットで紹介されていました。私財を投げ打ち公共事業に力を注いだのは、未来の郷土の姿がはっきりと見えていたのかもしれません。
三右衛門の事業に大勢反対する人たちがいても、確固たる信念でやり遂げる。その強い精神力があればこそ、今の三重県四日市市があるのです。
一人の個人の力が大きな事業の礎となり、現在の経済の発展に寄与しているとは、素晴らしいことであり、今を生きる私たちは感謝しなければいけませんね。
また、事業家、起業家には未来を予測し、見通す目が必要です。経済活動は大きなお金を動かします。欲に駆られて事業をしても何も後には残らず、後世の人たちに良い影響を与えることはできないかもしれません。
さて、事業家ではない私には、公共事業に投じる資金はありませんが、こうしてキーボードを叩き、何かを伝えることはできます。自分が知りえた情報を読んでくれる誰かに伝えることで、その人が未来のために行動してくれることを祈っています。
自分にできること、自分に残された時間は限られているからこそ、今できることを精一杯やり遂げたいものですね。
精神性の色は紫です。志を高く持ち、暮らしていきましょう。
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