「ろいやるぶりりあんとろーてーぶる☆ぎょぶつふづくえふみさん」と読みます
ロイヤルぶりりあんとローテーブル☆御物文机ふみさん。
通称「ふみさん」は、人生をあきらめ腐っていたわたしの元に、突然なのか必然なのか、とにもかくにもやって来た。
もう少しくわしく言うと、
ふみさんは木製の組み立て式のローテーブルだ。わたしがとても敬愛しているご夫婦の奥さまの提案で最近譲り受けることになり、わたしの暮らすおうちにやってきてそろそろ1ヶ月になる。
ふみさんは木製の机だ。
わたしは(何製かわからないな)人間だ。
そんな二人がコンビを組んで「劇をつくる」。いつのに間にか、そういうことになった。
ひこのの「ひ」とふみさんの「ふみ」を合わせて、二人のコンビ名は「ひとふみひふみ」になった。
◇
敬愛しているご夫婦が暮らすおうちは、わたしにとって本来の皇居や王室や神殿を想起させる、高貴で優美であたたかく、豊かで風雅な「うつくしい」空間だ。
そんな空間でまいにち憧れのご夫婦の息遣いに触れてきたものが「このわたしのおうち」にやってくる。
(ちなみに、「このわたしのおうち」の現状を順を追って明らかにしていこうとしたら書けなくなってしまった)
「これは御物だ、天からの賜りものだ」
大げさでなくわたしはそう思った。
また、譲り受けると伝えたあとの奥さまからのメッセージがとてもうれしかった。それはこんなものだった。
何度思い直してもやっと顔を上げても、瞬殺で簡単にへにゃ、と「人生あきらめ腐ってるモード」に墜落してしまうわたし。
そんなわたしでも…、
こんなわたしでも。
こんなわたしでも、御物が側にあれば「このわたしのおうち」からまた始めることができる。
自分自身を放棄することをやめて、どんな時もわたしを生きることを楽しんでいける。
だって、御物を通して、神殿と貧民窟のあいだがいま開通したから。
神殿から吹きわたる風がわたしをも通り抜けていく「みちがひらいた!」ことがわかったから。
あとは御物がここまでやってくる「みち」を清らかに美しく、わたしからもひらいて整える。ただそれだけ。
目の前に他にもやることが山盛りでどんなに埋(うもっ…)れそうになっても、わたしは精いっぱい心をこめて、晴れやかな気持ちで御物どのをお迎えする。
わたしはもうすぐ会える相棒(!)と対面することを楽しみに、モノで溢れかえったおうちの片付けに励んだ。
ふみさんのフルネームがきゃりーぱみゅぱみゅの正式名に匹敵する長さになったことには、実際にあいまみえる前からすでにお慕い申しあげてきたふみさんへの、わたしの並々ならぬ想いがあったのだった。
さて。
そんなど暑くるしい重たい想いでふみさんと対面した、それからはと言うと…
わたしはへにゃっていた。
ふみ「どういうことやねん」(間髪入れず)
ふみさんが怒るのも無理はない…。
それにしても、なんでうごけなくなってんのわたし??
「ふみさん」ってなまえを呼んでも
ふみ (シーン)
ちんもく…。
あんなに対面の瞬間を待望していたのに、ふみさんを前にしてもわたしのこころはシーンとしている。
ふみさん、何もしゃべってくれない…
わたしも話しかけることなにも浮かばない…
せっかく一緒にいるのに、沈黙するふみさんとわたし。ていうか、机と人間。
あれ、机と人間ってもしかして沈黙してるのがふつう…?
いやいや、
わたしらコンビじゃけん。
机と人間といえどもコンビじゃけん。
そう思い直すも、沈黙する「シーン」のsceneは変わらない。
うん…。ひやひやしながらぶっこんでみた。
大阪人としてスレスレもしないだろうアウトのやつ、スリル満点で書いてみた。肝が冷えるぅ…!(;゚∀゚)ハァハァ=3
ふみ「変態やな」
ひ「はい!そうです!」(ハキハキ☆イキイキ)
ふみ「………」(無言。のち、コイツをどう料理してやろうか…その途方のなさにやりがいを感じる)
◇
そんなあそびは置いといて。
それにしても…、
「ここからはじまる
始めるんだ…!
よっしゃやるぞー!!」
と意気込んだ途端に、このありさま。
何度繰りかえしてきたかわからないこのていたらくを、ここまでの御物どのを前にしてもやるのかわたしは…。
なんにしても、ちからが出にゃい…
小説書くとか、そもそも文章書くとか遊ぶとか創造力をはたらかせるとか…まったくそんな気にならない…
わたしはこの状態を、御物ふみさんをプレゼントしてくれたご夫婦に相談することにした。
ふみ「で、どない相談したんや」
(あれ、
いつのまにか大阪弁風味に…(°▽°)?)
はい、ふみさん!
書きますかきます書きますよ~!
では
このつづきは次回にて☆
〈つ・づ・く〉