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自分の軸の見つけ方

「あなたはどうしたいの?」

自分が悩んだ時や誰かが悩んでいる時、自然と出てくるようになった言葉。

若い頃、自分の軸がなかった私は、この問いに対し、答えることができなかった。

キャリアにも、プライベートにも、もがいていた30代前半。
29歳で結婚した私は、「高齢出産」の言葉が頭をよぎって焦る中、なかなか妊娠できず、仕事もできずで、自信を無くしていた。

そんな時、ある研修で「止まって、見て、選んで、立場を取る」という、自分と向き合って行動するやり方を学んだ。それ以来、この言葉は、私が行動する上での指針の一つになっている。

私にとって、一番大事なことはなにかを考えるために必要なプロセス。
これさえ押さえておけば、自分の軸はブレない。

とはいえ、日々忙しくしていると、この軸を見失ってしまう時がある。
そんな時はあえて立ち止まり、置かれた状況をよく見てみること。そして、自分はどうしたいのかを考え、選ぶこと。選んだら、その立場を取ること。この繰り返しで、自分の歩みたい人生を歩めるようになるのだと思う。

昨年3月末にDATA Saberになってから、もうすぐ1年が経つ。
DATA Saberになったことをきっかけに、任せてもらえる仕事の幅が広がったり、たくさんのコミュニティ活動の経験ができ、充実した1年だった。

特にコミュニティ活動においては、ユーザー会幹事になる機会も得て、刺激を受ける仲間達と出会うことができた。イベント等の企画を通じて、仕事では味わえないジャンルの達成感を味わうこともできた。
素晴らしい仲間達と一緒に取り組む活動自体が楽しかったからこそ、この1年、走り続けられた。

そんな中、もう少しでやってくる4月。

実は4月に、子どもの転校を伴う引っ越しを予定している。しかも、上の子(新小4)は、周りの友達の影響を受けて、宿題が多くて有名な、中学受験の塾に、4月から通い始めることになった。その上、仕事では、体制がガラッと変わり、新たな仕事が増える見通しになった。

使える時間は限られている。私はどうしたいの?

仕事の忙しさに加え、ユーザー会の活動や弟子の育成などで、最近は子どもと向き合う時間がかなり少なくなってきていた。このことに、私も子ども達もストレスを感じていた。今の生活をこのまま続けていくのは無理だと思いつつ、なるべく見ないようにしていたけれど、ある日、頑張れない自分に気がついた。

私とタイプが似ている上の子に対し、自分がかけた言葉。
私自身がハッとさせられた。

諦めないことは大切だよ。でも、諦めることも時には大切なんだよ。
1日は24時間しかないんだから、全部諦めずにやろうとしたら、時間が足りなくなっちゃうよ。

今の私は欲張りすぎてるから、うまくいかないんだ。
手放せることは手放そう。

子どもとの時間を一番に考えた時、私が手放そうと思ったものは、ユーザー会の活動だった。

3/18開催の以下のTabjoイベントをやり終えて、やり切った感じがあった。

たった1年のユーザー会活動だったけれど、Tabjo幹事になったことで、たくさんの経験ができた。たくさんの方とも出会えた。そのことはとても感謝しているけれど、4月以降、仕事もさらに忙しくなることが見えている中で、今のような積極的な活動を続けていたら、子どもとの時間を新たに作り出し、精神面で子ども達をフォローしていくのが難しいことは明らかだった。

「今仕掛かり中のことを除いて、ユーザー会の活動はいったんお休みすることにしよう!」

まず、tomoさんに相談した。
tomoさんは、私の思いを汲み取り、「自分の大事にしたいものを大切にね」と、私の選択を応援してくれた。

続いて、Tabjo幹事にも、自分の思いを伝えたら、「子どもの成長と自身の仕事の状況は変わっていくものなので、柔軟に対応していきましょう!」とか「子どもの成長はその時しか関われない大事なタイミングがあるから決断を応援したい」といった温かい言葉をいただき、とても嬉しかった。「いつでも戻ってきてね」と言ってくれる方もいて、みんなの優しさに感激した。

ということで、今年前半に予定している、キャリアと育児のイベントの企画をいったん区切りとして、Tabjoの活動はしばらくお休みするつもりです。

いつ再開できるかは未定ですが、Tabjoを通して繋がった仲間との縁を大切にし、今後もできる範囲でTabjoをサポートしていけたらなと思っています。
今後ともTabjoを応援いただきたく、よろしくお願いいたします。

仕掛かり中の他のコミュニティ活動も、徐々にセーブしていきながら、子ども優先の生活に切り替え、tomoさんからアドバイスいただいた、「限られた時間の中で、ライトな活動を細々と続けていく」という、コミュニティ活動との付き合い方を模索していこうと思います。