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あとは任せた
2月からApprenticeの試練を受けていた社内の優秀な4名が、GWを前に、続々とDATA Saberになりました。
そのうち2名の私の弟子も、無事DATA Saberとして巣立ってくれて、ホッとしています。
「今後、ユーザー会等の活動を休止する」と伝えてから約1か月。
こうして、Tableau関連のプライベートの活動で仕掛かり中だったものは、ほぼ全て片付き、いい区切りなので、Tabjoの活動も休止することにしました。
これを受けて、今の私の心境は「あとは任せた」。
7月に向けて、仕事でも、プライベートでも、周りの環境が大きく変化することが見えている中で、今の自分にできることをなんとかやりきることができてよかった!!
ということで、「あとは任せた」と言われた人に向けて、「任せた」と言った側の考えを、今回は書くことにします。
突然、「あとは任せた」と言われたら?
数か月前の私に実際に起きた出来事。
会議が翌朝に迫っている、ある日の午後。
会議資料の中身は、上司とストーリーしか合わせられていない。
上司から、「あとは任せた」と言われた。
さてどうしよう?
その時の私は、ストーリーに合わせて、チーム内で役割分担を決め、中身を作りこんでいったものの、その後上司と連絡が取れず、結局、上司の最終チェックを経ずに本番の会議を迎えることに。会議自体は無事乗り切ることができたのですが、私の対応はこれでよかったのか、不安が残りました。
上司はなぜ私に任せてくれたのか?
そこで、別のマネージャーに相談したら、こんなアドバイスをいただきました。
心配な人には任せない。
だから、上司から「任せた」と言われたら、自分でやりきっていい。
上司は「あなたなら大丈夫」と思ってるから、任されたんだよ。
大丈夫。自信持って!
私はそう言われてホッとしました。と同時に、誰かに大丈夫って言ってもらいたかったんだなと、自分の弱さに気づかされました。
「あとは任せた」と言える相手ができた
そんな私ですが、ちょっと前に、現在大躍進中のnolito.nakamuraさんと話す機会があり、DATA Saberになったお祝いの言葉とともに、「あとは任せた」と思わず本人に言ってしまいました。
言った後、やっぱり、任せて大丈夫な人にしか、「あとは任せた」とは言わない、ということを実感しました。
まとめ
木田 和廣さんは、あるnoteの記事の中で、こんなことを言っていました。
自分にメディア登壇や寄稿など日の当たる舞台が回ってきそうなら、若手に譲りましょう。そしてその若手がその舞台で上手に舞うのを助けましょう、その舞台を上手にこなした若手を祝福しましょう。
日の当たる舞台には自分が立ちたい?やめましょう。あなたがどう思っているか分かりませんが、我々の職務上の将来性はもう、おおよそ定まっています。今から多少日のあたる舞台に出ても大きく変わりません。一方、その、日の当たる舞台は、若手には大きなチャンスになる可能性があります。「舞台」の価値が異なるのです。大きな価値となる人に譲りましょう。
もう若手ではない私にとって、優秀な若手に道を譲り、その活躍を陰ながらサポートするというのは、立ち位置的に、今の自分の責務なんだと思います。
任せることは、後進に道を譲ること。
「この人になら任せられる!」と思えた人に、思い切って道を譲ることで、私も次のステージで別の責務を全うしていこうと思います。