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考えずに行動すると意味を問われる、考えすぎると行動できなくなる
思いつきで行動しがちな私は、子どもの頃から、「お前は本当に何も考えてないなぁ。ちゃんと考えてから行動しなさい!」と言われることが多くて、そのたびに、「ちゃんと考えなきゃ!」と反省していました。
(大人になった今でもそう。。。)
その一方で、考えすぎて頭でっかちになると、行動できなくなり、「考えすぎ。もっとシンプルに考えなさい!」と諭されることもしばしばあります。
過ぎたるは及ばざるが如し。
適度に考えるって、難しい。
そもそも、「考えて行動する」の”あるべき姿”って、一体どういう状態なんだろう?
振り返ってみると、「考えて行動する」ということについて、今まで、たくさん指摘を受けてきたにもかかわらず、私自身は、その場限りで反省するだけで、きちんと腹落ちできていなかったということに気づいたので、いい機会だから、一度言語化してみようと思い立ちました。
■行動パターンの違いは脳の使い方
そもそも、「考えて行動する」とはどういうことなのか、ネット検索して調べてみたら、こんな記事を見つけました。
脳と心の動きや行動との関連を探る神経心理学の分野では、何かをするときにどういった行動をとるか、その物事への取り組み方によって、人間の脳を「同時系」と「継次系」という2つのタイプに分けている。
同時系の人は、良いアイデアをひらめき、すぐに行動に移すのが持ち味だが、空回ってしまうと、「思いつきで行動してしまった」ことで失敗することがある。
継次系の人は、現状を正確に把握して、滞りなくことを進めるのが持ち味だが、見通しが立たないと、「考えすぎて行動できず」に周りに先を越されてしまうことがある。
同時系は思いつきで行動してしまう脳、継次系は考えすぎて行動できない脳という側面があるのだ。
自分の弱点を目の当たりにすると、なんでうまくいかないのだろうと、悩んでしまうこともあるが、その「なんで」には、ちゃんとした理屈があり、原因は脳にある。脳の使い方さえ身につければ、自分の取り柄を活かしながら、自分の苦手とする仕事も上手にこなすことができるようになるのだ。
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おぉ、まさに私は「同時系」タイプ。パフォーマンスを高めるには、思考の暴走を止めることが重要とのこと。
(そうだよね、自分でも薄々気づいてました・・・)
そんな私が「考えて行動する」を身につけるには、どうすればいいのでしょう?
■「考えて行動する」を身につけるために大切なこと
色々と調べていたら、偶然こんなツイートを見つけました。
意志がないと、考えすぎ、にいき、
— UDJ+ArtworxS・田中聖一 (@SaybowS) September 30, 2016
意志があると、考え抜く、にいっちゃう。
意志は、智慧や創造力を生む、考える力。
とかねん。
じじーでーか。明日聖天だからか。https://t.co/BTAZ0kLkkm
なるほど。「そこに自分の意志があるかどうか」がポイントなんだ!!
「じゃあ、”考えすぎ”から”考え抜く”に変えていくにはどうしたらいいのだろう?」と思って調べたら、ヒントになるツイートを見つけました。
「こんなことでモヤモヤするのは考えすぎ?」と訊かれたけど、モヤモヤするのは、むしろ考えが足りていないせい。全力で考えれば、どんどん考えが進む。状況を具体的に把握できてスッキリしたり、気持ちの正体を突き止められて取るべき行動が見えてきたりする。モヤモヤで止まるのは考え抜く努力不足。
— 下田美咲@エッセイスト (@shimodamisaki) October 25, 2022
考えすぎはよくない。解決のための答えはあるのに自分の殻にこもると解決しない。だからといって考えないことはNG。そんな時はゴールから逆算して考え抜くことを推奨します。ひとつのことを深掘りし、考え抜く習慣がつくと、高い問題解決能力と目標設定が可能になり失敗を恐れなくなる。#おは戦41013om
— まちゅ@140文字に想いを託す人 (@masa127_s) October 12, 2022
仕事で成果を出してる人と話して最近思うことは、ずっと考え続けるとか考え抜くとかをすごく当たり前にやっているし、動きながら考え続けてる。そういう人と話すと自分の考えてなさにびっくりする。考え抜いているかどうかは、最近、自分の中の1つのテーマ。
— 富田裕一@最高教育責任者/スピードリンクジャパン (@tomitayuuichi) January 14, 2023
十分考え抜くことができているかの判断基準は「モヤモヤが解消できているかどうか」。そして、考え抜く上で大切なポイントは、以下の2点だということに気づくことができました。
ゴールから逆算して、自分の言葉で語れるまで深掘りすること。
考えが足りていないところは、行動しながら考え続けること。
これらに留意して行動すれば、「考え抜く」が習慣化でき、結果として、課題解決力が高まり、成果を出し続ける状態を作り出すことができるようです。
ここまで書いてきて、ふと、若い頃に講演を聞いた、くらたまなぶさんの話がフラッシュバックされてきました。
その時、くらたさんがおっしゃっていたのは、「企画を立てる際には、右脳をフル回転させて発想する。その後は一気に左脳に切り替えて企画を詰めていく。」といった内容でした。誰かまとめていないかな、と思って調べたら、以下のブログを見つけました。
企画を立てることの理想プロセスは
過去の数字(実績データ)⇒マーケティング(きもちからことばへ)⇒マーチャンダイジング(ことばからカタチへ)⇒あしたの数字(予算、目標)
であるということ。
このプロセスのどこか一つでも抜けてしまうとすべてがうまくいかない。ここで市場の分析 と マーケティング を行う過程が存在するが、この2点は、左脳 と 右脳 を活用するという点で、まったくことなる性質を持っているとの事でした。
要するに、「考え抜く」というのは、右脳と左脳という脳全体をフル回転させて考えている状態。どちらかだけでは足りなくて、両方を使いこなして考えて行動することが、「考えて行動する」の”あるべき姿”。そして、考えるにあたっての前提にあるものは、「自分の意志」。
「思いつきで行動しがち」「考えすぎて行動できない」といった状況を打破するために、今後はこの点を意識しながら、「考え抜く」を習慣化し、「考えて行動する」ができるようになるまで、努力していこうと思います。