ふろく類の収蔵品整理をしています。
現在、女ま館ではふろく類の収蔵品整理をしています。
ふろくの総点数をまずは調べるためです。
先月中頃のある日、女ま館に蔵書整理スタッフ5人が集まり、和気あいあいと作業が進みました。
雑誌ごとに大分別し、つぎに、それぞれの雑誌内で年月号別に分類。角2封筒に入れて、段ボール保存という流れ。雑誌別大分類が終わり、現在、雑誌内年別・号数別に角2封筒に入れています。
『なかよし』『りぼん』は大量であり、かつ、月号は書いてあるけれど、何年のふろくか不明というものが多く、難儀。
そのため、『花とゆめ』『LaLa』から封筒分別へ。白泉社さんはふろくに年月号が記してあるのです。整理しやすい〜。ありがたい〜。
この作業は、令和6年度文化芸術振興費補助金メディア芸術アーカイブ推進支援事業(文化庁)の採択団体として無事認められて、進めている作業です。
少女まんが雑誌(あるいは少女雑誌)の特徴はふろくの存在です。少年まんが雑誌との大きな違いかも。ですが、国会図書館では近年こそ保存しているそうですが、長年、ふろくは保存していないそうです。なので……貴重な作業かも。
蔵書整理スタッフのYさん、
「ほんと、ふろくも重要な少女まんが文化ですね。
再認識しました~~。
今回のびっくりは、レトロ趣味の復刻ものと思った牧美也子さんのバレー物の手帳が、1960年代当時のものだったこと(保存性が良すぎます ! 何者!?) 当時どんなにか豪華なふろくに思えただろうなぁと夢想しました」。
少女まんが好きのスタッフが揃っているので、楽しみながら(手はちゃっちゃと動かして)やっています。
昨年は、マンガ本など雑誌や書籍の総量調査を上記の補助金をいただいて進めました。
下記ページに、その概要があります。少女まんが館は最後から2番目に登場しますので、ぐいぐいっとスクロールしていただければ……。
令和5年度文化芸術振興費補助金メディア芸術アーカイブ推進支援事業における採択事業概要について
団体名:有限会社さるすべり
事業名:少女まんが館蔵書の整理・メタデータ化プロジェクト
事業概要紹介資料(PDF)
事業詳細紹介資料(PDF)
で、今年度からは、ふろく類の総量調査に挑戦しているわけです。
紙封筒に整理後は、再び、ふろくそのものを取り出してそれぞれに写真撮影、点数を数えていくということになります。博物館的な画像付きリストが出来上がり、みながネットから検索できる、が最終ゴール。
ゴールはいつになるのだろう? (遠い目……)
全国の少女まんがファンからご寄贈いただいた品々、大切に保存していく所存です。
というわけで、日々、進化発展中(と思いたい)の少女まんが館。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。