空を飛ぶ・・・夢だった!
私はめったに夢を見ない。ところが先日、久しぶりに空を飛ぶ夢を見た。これが初夢というものかもしれない。
高い山の崖の上から離陸するのだが、飛ぶのには心構えが必要だ。それは、自分は絶対に飛べるという信念がなければならない。少しでも「うまく飛べないのではないか?」と疑いを持ったら、たちまちにして浮力が失われる。飛び方は、足先をスクリューのように廻す。その勢いが強いと高く上がる。スーパーマン方式ではなく、ドラえもん方式の立ったままの飛行である。だれも信じないから、夜間の隠密飛行が多い。
先日の夢では、山あいの高圧線の上を苦労して飛び越えようとしているときに、スイスイと飛んでいる人間に出会った。思わぬ同類がいたので、親しくなり飛び方などを話し合った。
ところが後日、その人が飛んでいる時に、軍関係につかまってしまった。たちまち軍事機密となり、軍事に使えるのではないか、宇宙人かもしれない、解剖して構造をしらべよう、なんてことが聞こえる。その人が「空飛ぶ人間はもう一人いる」なんて白状したなら、すぐに俺の方に手が回る。ヤバイことになったな・・・と戦慄したとき目が覚めた。
夢とは、たわいないものだがどうも後味が悪いので、心理学的な意味があるのかどうかネットで検索した。科学的なことは出てなく(当然だろうが)、夢占いの項目しかない。本来、占いなんてものは信じないし、関心もない。
しかし、今回は好奇心の方が強かった。夢占いの解説によると、「成長したい気持ちの表れ」「自由になりたいという気持ち」「良いことの前ぶれ」「性的好奇心」など。
やはり、夢占いは当たらないと確信した。後期終末高齢者にとって、どれもあてはまるはずがない。
夢というのは不思議な現象だ。全く意識のない状態の中に意識が働いて、通常では考えられないようなことが、現実にあるかのような光景となって見える。ひょっとしたら、死後の天国もこのようなものかも・・・・??