2段型エフェクターボードを木材で自作!省スペース化とエフェクター数アップを目指したい
普段、エフェクターボードを持ち運ぶとき、僕はキャリーカートに入れて持ち運んでいます。キャリーカートは、可搬性に優れているだけでなく、一般的なエフェクターボードのケースよりも高さに余裕があるのもメリット。「エフェクターボードを2段にしたら、たくさんのエフェクターを乗せられるよね!?」というシンプルな発想から自作することにしました。
木材のカットはホームセンターでお願いするのがおすすめ
ホームセンターで依頼するときは、間違いがないようにカットの詳細を予め表などにまとめておくと安心です。下画像は、事前に用意しておいたイメージ図のようなもの。見比べながらホームセンターの依頼書にサイズを記入します。あとは記入した依頼書と購入した木材を店員さんに渡すだけでOK。
順番待ちがなければ、木材のカットは数分で作業が終わります。圧倒的な時短サービスを安価に提供してくれているホームセンターには、本当に感謝しかありません。
カットしてもらった木材を、別途底板として購入した木材にネジや金具で固定することで2段のエフェクターボードを作ります。
金具は『蝶番』と『ジョイント金具』を購入。ジョイント金具は、ステンレス製の薄くて丈夫なものと安価なプラスチック製(下画像のもの)の2種類を用意しました。
ネジは長さは問題なかったので金具に付属のものを使いました。ネジがサビてきたらステンレスのものに変えようと思います。
エフェクターボード自作に用意した工具
全部ダイソーで購入できます。ダイソー最高!
木工用の紙やすり
ホームセンターは機械で木材をカットします。僕のような素人のノコギリと比べて切断面はキレイです。しかし、機械でのカットといえど、わずかなバリやケバケバはどうしてもできてしまいます。
木のささくれが刺さるなどのケガを防ぐためにも、木工用の紙やすりで切断面を滑らかにしましょう。少しずつやすりの番手を上げながらやすることで、切断面を滑らかに仕上げることができますよ。
のこぎり(カッタータイプ)
下画像にある赤い四角の箇所は、ホームセンターでカットすることはできませんでした。そこで自分でノコギリを購入してカットすることに。
「ちょっとしたカットのためにノコギリを購入するのは・・・」とダイソーを見ていたら、カッタータイプのノコギリを発見!持ち運びしやすくてキャンプでも活躍しそうです。
ノコギリを購入すると、途端に”DIY感”が出てきますね。
きり
ネジ用の下穴を開けるための工具。下穴を開けずにネジを木材にねじ込むと木割れが生じてしまいます。ネジをねじ込む箇所は、必ず下穴を開けましょう。下穴のサイズは使用するネジの7割くらい、深さはネジの1/2が目安です。
2段型エフェクターボードの完成!
材料と工具が揃ったら、あとは組み立てるだけ。下穴を開けてネジをねじ込むという作業を繰り返します。時間にすると15分弱。一気に作業を進めていきます。
そしていよいよ完成です!ジャンクションボックスだけでは寂しいので、エフェクターも乗せてみました。
かなり満足のいくエフェクターボードを作れたと思います。2段にしたことで奥行が抑えられ、「省スペース化しつつ乗せられるエフェクターの個数は増やしたい!」という目的を達成できました。
ただ、作って分かった改良点もあります。
作って分かった今後の改善点
2段目は開く範囲を制限したい
現在、2段目は180度パカッと開く状態です。キッチンの扉のように、できれば90度くらいにできればなと思っています。
固定できるようにした方がいいかも?
持ち運ぶときは、キャリーケース内のベルトでエフェクターボードを固定しているため、2段目が勝手に開くことはありません。しかし、エフェクターは足で切り替えて使うもの。演奏中に足が当たって2段目が不用意に開かないよう、スマートな固定方法を考え中です。
DIYに詳しい方、なにか金具やアイデアがあれば、ぜひ教えてください!
おわりに
2段型エフェクターボードの自作にかかった材料費は2,000円ほど。工具を入れても2,500円でお釣りが来ます。お値段以上の経験ができました。すでに愛着も沸いています。
今回は”そのままでOK(表面加工済み)”と記載された合板を購入したため、塗装はしていません。再びエフェクターボードを作る機会があれば、塗装にチャレンジするのもアリかなと思っています。noteを書いていて早速作りたくなってきました!