「オートフレーミング」から考えるクロップによるカメラワークについて
昨日、ZV-E1のオートフレーミング機能を試してみました。
結論から言うと使わないかも、ですが、気づきもありましたので書いてみます。
オートフレーミング設定とは、
動画撮影や動画配信時に、認識した被写体を追従しクロップ(画面の切り出し)
によりカメラが自動的に構図を変更することで、カメラが固定されていても
カメラワークのある撮影を行うことができます(オートフレーミング撮影)。
になります。
ちょっと広め(引き)で撮影しておいて、カメラが自動で被写体付近の画面を
切り出し(クロップ)して、なおかつ自動追尾する機能になります。
ポイントは引きでとっておき、画面を切り出し、それを移動させる、です。
当然、編集時点でも同様なことができるわけです。
カメラが自動でやってくれるので、いい感じにやってくれる時は問題ないのですが意図しないカメラワークだと使えないですよね。
なので手間をかけてでも編集でやれば同様のことができるわけです。
つまり、広めにとっておいてクロップを移動させてもカメラワークできるよ、という大事なことを教えてくれているわけですね。
4Kで撮って4Kで書き出ししている人には使えない編集方法ですが、僕のようにHD書き出しが通常の場合であれば積極的に使ってみては、という提案とも言えます。
カメラ(静止画)のクセというか、どうしても画面の構図などを考えて撮影しがちなんですが、それよりも1まわり、いや2まわりくらい広めに撮っておいて編集時に構図を考えながらカメラワークもやっちゃいましょうという考え方。
ワンオペカメラマンにとっては大事な教えではないかと。
本職カメラマンさんからは激怒されそうですが、ワンオペカメラマンで編集もご自身で行う立場であれば必要なスキルだと思いました。
1台は20mmくらいの広角レンズで広めに固定で撮影しておく。
もう一台で寄りの映像や動きのあるカメラワークで撮影する。
この2カメ体制で編集する。
うーん、アウトドアだけでなく、インタビューやイベント撮影にも使えそう。
このスキルは自分のものにしておく必要がありそうです。
ということで、SONY FE 20mm F1.8 Gの価格チェックなどをしております。
(笑)
少し異なりますが、GoProやInsta360などでも広めに撮っておいてクロップ書き出しする機能は普通に実装されているので、今後はAIも進化することからこの機能や考え方が普通になるんでしょうね。
そういえば、PTZオートフレーミングカメラなんて製品もすでに出ていますね。
カメラマンや編集マンがいらなくなる時代が迫ってきてますね。