カセットテープDJ装置に使えそうなICを調べてみた
カセットテープDJ装置に音量調整やエフェクト機能を実装したいと考え、なるべく手間やお金をかけずに開発出来そうな部品を調べてみました。
電子ボリューム LM1972
SPI通信で音量の制御ができる電子ボリュームです。
78dBまで調整できるので便利です。
ミュートした時のポップノイズもないのでArduinoなどと組み合わせてDJ用のミキサーができる気がします。
デジタルリバーブ FV-1
エコー、フランジャー、ピッチシフトなどのエフェクトをプログラム出来る可能なデジタルリバーブICです。外部ROMを追加することでプリセットを追加できます。
HAGIWO/ハギヲさんのnoteでもわかりやすくまとめられてます。
試してみた感じしっかりとしたリバーブとかエコーが使えそうでした。
このICの面白いところは製造元のSpin Semiconductorが提供しているSpinAsm IDEというプラットフォームを使えば自分オリジナルのエフェクトが開発できるところです。サポートフォーラムなどでも各々が作成したオリジナルエフェクトが公開されているのでハマれば時間が溶けるICです。
まだ試せてないけど使えそうなIC
スペクトラムバンドアナライザー MSGEQ7P
音の大きさを周波数ごとに数値を吐き出してくれるICです。
arduinoなどと組み合わせてレベルメーターを自作できます。
キックの音を抽出してBPMカウンターを作りたい…
BD37534FV
3バンド・イコライザ内蔵サウンドプロセッサ
I2C制御のデジタルサウンドプロセッサです。
低域、中域、高域のトーンコントロールが可能のようです。
たまたま海外のサイトで使ってる人見つけました。
比較的安価だったので思わずdigikeyで注文してしまいましたが情報が少ないので使いこなせるか不安…
2022年2月23日 追記
MSGEQ7PとBD37534FVをブレッドボードで組み立ててみました。
ちなみに間違えてBD37532FVという型番の製品を買ってしまいましたがレベルメーター表示用の端子が有無以外はほとんど同じようです。
BD37534FVは使ってる人あまり見かけませんが価格も手ごろで周辺部品点数も少なくトーンコントロールが組み立てられ、Arduinoで簡単に動かせるので個人でオーディオ機器開発してる人にも使いやすい良い製品かと思われます。もう少し使ってみて使い方などまとめようと思います。