見出し画像

カセットテープDJミキサー開発中

※トップ画像のカセット⇒Beats & Beans 01

ご覧いただきありがとうございます。CAMPFIRE Communityのクラウドファンディングに参加いただいているメンバーから、カセットテープDJ装置に音量調整機能などが欲しいというアイデアをいただき、その内容をベースに専用のミキサーの開発を行ってみました。とりあえず一台試作を作ってミックスした様子が下記の動画です。

※レーザーカットはDMM.make AKIBAで実施

大江戸テクニカ beat tape mix05

外観

カセットテープDJミキサー外観

市販のDJミキサーのように2チャンネルのオーディオを入力でき、マスターの出力とは別にモニター出力をつけています。そのため、マスター出力のボリュームをゼロにしつつ、モニター出力から出音を確認できるので、カセットテープDJ装置2台とカセットテープDJミキサーがあればミックスが可能です。また、個人的にスペースをコンパクトにしたくて、クロスフェーダーはつけずに縦フェーダーのみとしてます。その補填としてワンプッシュで出力をミュート出来るボタンをつけています。慣れればカットインなどの繋ぎも可能です。

内部回路

内部回路にはアナログ・デバイセズのADAU1701というDSP(デジタルシグナルプロセッサー)を2個使用しています。DSPは高価で複雑な印象でしたが、WONDOMというメーカーが開発ボードを手頃な価格で販売してくれていました。

また、アナログ・デバイセズではSigmaStudioというGUIベースの開発環境を無償で提供しています。

画像2

エフェクトやフィルターなどのツールを写真のように線でつなぎ、USB接続でプログラムを書き換えることで自分好みの音作りができます。プログラミングを憎んで人を愛す私にとって、こういったGUIベースの開発環境は非常に助かります。この辺はいつかまとめてfabcrossの記事などにしたいと考えております。

今後の展開

今後も「カセットテープDJを作ろう、育てよう、広めよう」のメンバーのご要望を取り入れつつ、カセットテープDJミキサーのブラッシュアップを行いご提供の準備を進めてまいります。緊急事態宣言が明けた頃にはレコード店やセレクトショップの店舗に置いてもらったり、カセットテープDJイベントをやってみたいです。現在カセットテープDJのメンバー絶賛募集中ですのでご興味あればぜひ参加してみてください!

画像3


いいなと思ったら応援しよう!