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🐱猫のルーツ🐱
猫はどこから来たの?イエネコの歴史とルーツ
その愛らしいルックスと仕草で、私たちを魅了してやまない猫たち。
愛猫家であれば誰でも、猫なしの生活など考えられないほど、大切な存在でしょう。
しかし現代では我が物顔で家庭に君臨している猫殿も、もとは野生の動物だったはず。いったい猫はどこからやってきて、いつから私たちの傍らにちょこんと座るようになったのか?今回は、そんな猫の歴史を紐解いてみましょう。
イエネコは、野生のヤマネコが家畜化したもの
現在、おうちで飼われているイエネコは、野生のヤマネコが家畜化したものです。世界のイエネコ計979匹をサンプルとしたミトコンドリアDNAの解析結果により、イエネコの祖先は約13万1,000年前に中東の砂漠などに生息していたリビアヤマネコであることが判明しています。
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イエネコが人間と暮らすようになったのは約5,000年前の古代エジプトのころから、というのが長い間定説とされてきました。当時のエジプトでは、ナイル川流域の肥沃な農地から収穫した穀物を倉庫に蓄えており、それをネズミから守るために猫を飼っていた、という説です。3,600年ほど前の絵画に、人間と暮らす様子が描かれていることなどがその根拠として挙げられています。
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しかし21世紀に入り、地中海のキプロス島のシロウロカンボス遺跡で、約9,500年前の墓から猫の骨が発掘されたことで、飼い猫のエジプト起源説が覆ります。この骨をDNA解析したところ、リビアヤマネコと同じ系統に属していることが判明しました。初めて人に飼われた猫から現在のイエネコに直接血統が連続しているかは不明確ながら、今のところこれが最古の飼育例となっています。
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