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「最後まで書けない」理由。

 「本」を執筆する!という野望を胸に、偉いお二人にお話しをさせていただきまして、「まずは原稿ができたら見せて」ということになりました。鉄は熱いうちに打て!とばかりに「一か月で完成させます」と宣言しました。
 が。実際書いてみると、いやあ難しい。なかなか書き進められない。約束の一か月が来ても全体の半分くらいしか進みません。自分がものすごく情けなくなりましたが、恥を忍んで中途半端なままの原稿を出版社に送りました。

送ってからも、悶々とした日々は続きます。日々の家事や仕事はできるけど原稿は一向に進みません。暑さのせいにしちゃいけないけど、余計はかどりません。

昨日の朝の「半分青い」では、ダメンズと呼ばれるヒロインの夫「涼ちゃん」が、シナリオを書き進めることができない人で、「飽きっぽい」と家族からも呆れられていました。そんな身内からも呆れられてしまう涼ちゃんに自分が重なってしまいます。

 ただし、彼の師匠はシナリオを書き終えられない理由が「物語が終わってしまうのが悲しくて書き進められない」ということをちゃんと聞きだしてくれて、その上でとても支持的な提案をしてくれました。(師匠もダメンズ設定なのですが、この時ばかりはとっても頼りになる存在に思えました)

 私自身の書けない理由が「悲しいから」ではないのは確かですが、書けないのは自信がないからなのかもしれないなぁとTVを見ながら思いました。

さて、中途半端な原稿送ってから1週間。きょう、出版社からのお返事が届きました。「このまま進めてださい。もう少し書き進んだところでまた送ってください。」
 ・・・ヨ、ヨカッタァ。 


ということで、この夏の暑さに負けそうになりながらも、先天性眼瞼下垂の本の原稿を、書き進めようと思います。

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大場美津子(おーば)
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