神奈川県こども病院での経過

2001年07月 ~ 2002年09月

 我が家の次男、もと君は 神奈川県立こども医療センターに2ヶ月に一度の視力検査を受けに通院を続けていました。毎回の受診ごとに点眼薬を使って散瞳させ 屈折の度合いを見て遠視や乱視があるといわれ続けていました。家では毎日1時間アイパッチをするように指導され、嫌がるもと君と格闘しながら アイパッチをしていました。 そのアイパッチも 私のサイトに時々投稿してくれる眼科医のアドバイスで 02年7月に『デメリットの方が大きい』と言う話を聞いてからは あまり積極的にはつけずに様子をみていましたっけ。  その生活に転機が訪れたのは、2002年9月の2歳の誕生日を過ぎたころです。なんと 検査日の10日も前から毎日散瞳させる目薬をさし、常に散瞳した状態で視力を測定する検査を受けることになりました。まだ太陽がまだまぶしい季節でしたから 心配でした。散瞳させる目薬は本当は使いたくなかったのですが、「この検査で遠視が強く出るようならば、眼鏡が必要になります、」という説明にドキッとなり 素直に従うことにしました。  実は 私自身も小学校2年の時から近視のため眼鏡を使っていました。 (もっとも私の場合、親に「もう寝なさい」と電気を消された後も 薄暗い部屋に絵本を持ち込んでは毎晩のように読んでいたせい だったのですが) 眼鏡の必要性だって わかってはいるけれど 子供にとって、眼鏡は大変不便であることは 自分の体験として よくわかっているだけに、できることなら 眼鏡の生活はさせたくありませんでした。まして、母親の私が病院の指示を守らぬままに検査を受けさせ その結果が正しく出なかったために わが子が眼鏡をかけることになってしまっては これはもう一大事だ! と思いました。  幸いにも 散瞳の目薬を使っている間も、もと君は普段通り過ごせました。そして検査も問題なく受けさせてあげられ、医者から「今は眼鏡の必要なし」と言われてホッとする一言をいただいて、さて、私は一番聞きたかったあることを思いきって聞いてみました。  「息子には 早く手術を受けさせてあげたいんですが いつごろになれば やってもらえるのでしょうか?」 この日担当してくれたのは 眼科の医長の先生でした。彼は こう言いました。 「この子の場合 視力低下も今のところありませんし 手術を受けるといっても小さい子はリスクも大きいと考えます。早期の手術が必要な状態ではないですね。」 ではいつになれば 手術ができるようになるのか と聞くと 「そうですね、大体小学校高学年から 中学生くらいになったらですね」 ・・・・・・・あ、そうだったんだぁ~。正直、愕然としました。


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