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【NFT】Baseが始めたBNS(Base Name System)の紹介、および日本居住者が利用する場合の制限について

はじめましてのヒトは、はじめまして。
いつもの皆様、こんにちわ。
大葉さんです。

前回のお話

さて今回は、海外ではそれなりにブームになってましたが、日本ではイマイチな評価のBaseの新機能?についての話題です。Baseは個人的にはかなりお気に入りのL2チェーンですが、良くも悪くもNFTの単価が安いので、リスクとリターンのバランスが取れていないジャンルだなとは思います。

ただ、日本にはpolygon文化があったせいか、盛り上がりませんでしたねぇ。う〜ん、ガラパゴス・ガラパゴス。



なぜこの記事を書いたのか?

Baseが始めた名前解決サービスである、BNS(Base Name System)の紹介をしたかったからです。また、日本在住者がBNSを使うにあたっての制限についても、お伝えします。

■「BNS」が生まれた背景

インターネットには、「DNS」という名前解決システムが存在します。

https://www.cloudflare.com/ja-jp/learning/dns/what-is-dns/

この手法にインスピレーションを受けて、Ethereumの世界においても、「ENS」という仕組みが存在します。

BaseはEthereumのL2なので

「ENS」の仕組みをそのまま移植して、Baseネットワーク内における名前解決システム「BNS(Base Name Service)」を立ち上げようという流れでした。

■公式情報など

<X(旧Twitter)>

<公式サイト>

<Blog>

■「BNS」の取得方法

(1)公式サイトに接続します。

(2)右上の「connect」ボタンをクリックして、ウォレットと接続します。

 (3)すでに登録されている名前の場合、以下のように「registerd」と表示されます。

(4)登録可能な名前の場合、以下のように「AVAILABLE」と表示されます。目的のBNSをクリックして、次のページに進みます。

(5)BNSの有効期限を入力したのち、gas代をお支払いします。

(6)おめでとうございます、BNSの取得に成功しました。

(7)Customize Profileをクリックすることで、3ステップのアカウントの詳細登録(オプション)ができます。

(8)ステップ1:自己紹介を入力します。

(9)ステップ2:SNSのアカウントを登録します。

(10)アカウント保持者の属性を登録します。「I'm done」をクリックすると、少額のgas代を求められるので、承認しましょう。

(11)右上の表示名が「BNS」に変更されました。

■「Profile」の編集と注意点

(1)画面右上の表示名をクリックして、Profileを選びます。

(2)BNSの詳細画面へ移行します。

(3)【重要】残念なお知らせですが、日本ではVerificationsを行うことが出来ません。Baseを運営しているCoinBaseという取引所は、日本から撤退している為です。VerificationはBNSとCoinBaseのアカウントと紐付ける項目なのですが、日本国内からのCoinBaseアカウントの作成は制限されています。

CoinBaseは、自社アカウントとBASEを密に紐付けてETH L2ビジネスの展開を検討しています。実際に2004年のETH L2の主なプレイヤーとしてBASEが第2位にエントリーされているのですが、どうやら日本からは、この競走に参加できないようです。残念です。

https://jp.cointelegraph.com/news/ethereum-l2s-record-51-b-tvl-205-yearly-growth

代わりに日本国内ではSonyが構築するETH L2 Sonneiumが注目されています。国内の名だたる開発者が集まりつつあるようですが、世界的な視点では全く周知されていないチェーンなので、ガラパゴス化は避けられないかなって思います。BASEという王者が本来獲得する予定だった椅子が空いているので、そこを狙いたいという気持ちはわからないでもないんですが…(そのパイってどれくらいの大きさがあるんでしょうね???)

■「Go to Wallet Dashboard」

(1)画面右上の表示名をクリックして、「Go to Wallet Dashboard」を選びます。

(2)接続しているWalletが接続されたWeb Walletが表示されます。

(3)Homeは主にBASE上で取引されているNFTを検索したりmintサイトへジャンプしたりできます。Assetsは接続したWalletの資産を表示します。Appsは頻繁にアクセスされているETH L2サイトのランキングです。必要に応じてご活用ください。

■まとめ

まずは記事の公開が遅くなった件、お詫び申し上げます。9月くらいに生地の雛形は作っていたんですが、あまりにも日本国内でBASEが話題にならなかったもので、そのサブ記事になるBNSって、ニーズないんじゃないかと思って悶々としているうちに年末まで放置してしまいました。

NFTでギャンブルしたかった人達はミームコインに流れ、NFTで高価値の作品を公開したい人達はETHに残り、安価でばらまきを行おうにもブームがさった今では客が少なすぎ、そもそもETHをBASEにスワップしても使い道があまりなく…と、見事にすれ違いだらけの2024年後半だったなと思います。

せめて企業の方々が活用してくれれば、とは思っていましたが、ETH L2の利用は進んでいましたがBASEではなかったですね、少なくとも日本では(トラベルルール等を強制し用として追い出しちゃったもんねぇ

ただ、ETH L2というジャンルはこれからも進歩していくので、次のステップに続くための情報のひとつとして、読み流して貰えればと思います。


NFTブームも一旦去って「必要な情報を、必要な時に、必要な制度で、できるだけ早く」をモットーとした本note(本マガジン)のニーズも少なくなりつつあります。とはいえ、NFTという言葉が一般化して良かったなって安堵していたりします。スピードは落ちますが、何か大きなイベントがあれば執筆していこうと思いますので、これからもよろしくお願いします。

それではみなさま、良いお年を!
また来年!!


次のお話


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