「好奇心」のむずかしさ

「好奇心を持って探究すること」。
好奇心というものを、全ての人が、原動力足りうる形で有しているかというと、案外そうでもない。生徒の好奇心に火をつけることが、なんとむずかしいことか。
いや、違う、好奇心を知的好奇心に、そして探究心にすることのむずかしさ。
「わくわく」なんてそこら中に転がっている。その中に、深く、広く、様々な角度から見つめたいと思う対象を見つけられるかどうか。見つける、選べる、気付けるようにすることが、なんだかとってもむずかしいのだ。
そもそも、「これって調べる対象にしていいのかな」という生徒の遠慮、いや、遠慮させるような態度を取っている私が、ブレーキをかけている。
一見突飛な、滅茶苦茶な、「変」「不真面目」などに見える着想を、圧し殺させない雰囲気と環境作り。
これが必要なのかもしれないな、まず。

朝日新聞(朝刊)、2022年9月26日(日)の社説「イグ・ノーベル 楽しむ気持ちを育もう」を読み思ったこと。

#探究について
#新聞記事の感想
#ひとりごと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?