のろまな亀
前回の投稿に続き、振り返り的な内容になってしまう。
でも今年中に残しておきたかったので記録。
なかなか行動に起こせない私が、
コロナ渦に珍しく大きく動いた。
パンチニードルというラグをつくる道具のことをもっと知りたくて
もっと上手に使えるようになりたくて、
大金を叩いて講習を受けた。
しかも初めてのリモートで。
そもそも飽き性な自分への投資だから、
自分でも不安だった。
それ以上に夫はもっと不安だったろう。
あの時よく許可を出してくれたと思う。
でも、あの時の私には説得できるほどの勢いがあった。
コロナの影響で日本中が停滞ムード。
やる気もなくなるような無気力脱力感が漂っていた。
私は、ネガティブで自己否定感が強く、
何より自信が持てない人間。
積極的に行動が起こせて、テンポの早い人をみると
羨ましいを越えて卑屈な気分になる。
そんな私は、日本中の停滞ムードを感じて、
「 今だ!」と思ってしまったのだ。
うさぎと亀でいう、「 亀 」な私は、
みんなが動かない間に少しでも前に出ようと思った。
LINEグループのテンポの速いやりとりについていけず、
ただただ流れていく返信に、
最後に「了解です」スタンプをポンッと押だけのタイプの人間。
そんな人種にとっては、今しかなかった。
誰と戦っていたのか、今となっては謎だけど
いつも周りの動きからワンテンポ遅い人間からすると、
人生で一度でいいからみんなより先に行きたいという
気持ちを叶えるのは今だと思った。
性格の悪い考え方だなぁって思う。
同じ土俵で戦えないとはなから諦めてる感じ。
ネガティブの極み。
でもこの停滞期に、私と同じような気持ちになった人は
どれだけいるのだろうか。
結構いたんじゃないかと思う。
結果、この行動から得た感覚がたくさんあった。
自分にも行動が起こせた自信
やりきった達成感
もっと先に進みたい向上心
気づいたら他なんてどうでもよくて
ただただ自信満々に好きな事に没頭していた。
のろまな亀は結局、いつかうさぎに追いつかれ
抜かさせるだろう。
けど、自分のペースと自信を掴んだ今は
このペースじゃないと歩み続けられないことがわかった。
だから焦らない。これでいいんだ。
このペースで歩み続けよう。
お先にどうぞ。