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『私たちの青春、台湾』、感情備忘録🐰

『私たちの青春、台湾』、みた。1回目鑑賞後にも思ったんだけど、本当にどうしたらいいんだろうって気持ちになる。

巨大な水風船を持ってる人が遠くからどんどん近づいてくるのが見えて、それを目の前で投げつけられて、ずぶ濡れになったところで映画終わるみたいな感じ………もっと適切な例えが山ほどありそうだけど………

ひまわり学生運動とかを主導した若者たちのナンバー2だった男の子がメインで登場していて。めっちゃ笑顔がキュートな青年(これは主観)で、指導力もあってみんなから慕われてる。ドキュメンタリーの途中で、その子が過去に痴漢の常習犯だったことが明らかになる。そのスキャンダルが影響して、道半ばで議員への立候補を取りやめるっていう流れがある。同じ場面で、「痴漢した人間に立候補する資格はない」みたいなコメントが紹介されてて。

それと関連して、彼のスキャンダル判明がひまわり運動にどんな影響を与えるんだろうってちょっと思った。判明する前と判明した後で、一つの終了した事象に対する解釈が揺らぐことがあるんだろうか…彼が痴漢をしていた人間だったら、あのひまわり運動は(誰かの中では)汚らわしいものになるのか…?人は過去を消せないけど、その過去は未来の彼の行動にどんな影響を与えているんだろうか…

みんな、ひまわり運動と彼の不祥事を完全に切り離して考えたのかな。あの大きな出来事がくすんでしまうのは苦しい。テレビとかでもよく人の過去がめちゃくちゃ輝かしいものとして描写されたり、逆にもう立ち上がれないくらいの打撃を与えるものとして世に出されたりしている訳だけど……他人の過去と現在をつなげるのって恐ろしささえある。陳 為廷がスキャンダル判明後も元気に生きていてくれるのは(元気かどうか知らんけど)、よかった。(これは彼の痴漢行為を肯定してる訳ではないです、念の為)

自分でも消したい過去とか、意に反して発してしまった言葉とかたくさんあるけど、なんか日々がめっちゃ順調な時とかにそれ思い出したりするんだよなあ。良い過去も微妙な過去もひっくるめて今の自分ができているのはわかってるんだけど、たまに過去だけが登場する。ポッと。

話が全然関係ない方向に行ってしまったが………………香港の民主主義運動の時に香港に行って捕まった日本の大学生がいて。あの時は「馬鹿なことを…」と思ってたけど、映画を観て、まあ直接現場を見てみないと分からんよねえという気持ちになった。あの大学生を袋叩きにする大衆の方がよっぽど怖いな…………いや危ないけどね……怪我はしないで欲しいけどね…

びっくりするくらい支離滅裂な文章になった。気持ちが整理できてるのに文章がかけていないというより、気持ちも整理できていないし文章も整理できていない状態…これが今の私の限界………バタン…

うまく言語化できないけど、まあ一歩ずつ…見るたびに大きいパワーをもらえる!大好きなドキュメンタリー!

                               

                       Photo by Lisanto 李奕良

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